January 09, 2025

Daily Oregraph: 足元注意

 本日の最高気温は0.9度。晴れ。

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 野暮用あって北大通にやって来たが、日陰の道路はごらんのとおり。雪が少ないのは助かるけれど、路面は恐ろしくすべるのでヨチヨチ歩きしなければならない。

 まずわが身が危ないから、とても「奥さん、足元にお気をつけて!」などと声をかける余裕はないのである。

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January 06, 2025

Daily Oregraph: 降ったり照ったり曇ったり

 本日の最高気温は6.2度。雪・雨・曇り。

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 朝はそれなりに寒かったから、まさかと思って見直したけれど、やはり最高気温6.2度。

 パラパラいう音に窓の外を見ると細かい霰、それがすぐにやんでちらちらと雪や雨、時々日が射して晴れるかと思えば、また雲が広がる。夜になるとふたたび雨。

 そして予報によれば、深夜から明日の朝にかけては雪。わけのわからない天気である。

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December 17, 2024

Daily Oregraph: 六百万画素の駅前散歩

 本日の最高気温は-0.6度。晴れ。

 取込み事はまだすっかりかたづいていないけれど、やっと一段落したので、日曜日あたりからぼちぼち散歩を再開した。 Nikon_d70
 二十年を経過した Nikon D70 がたまにヘソを曲げるようになったので、いまのうちに使っておきたく、TAMRON のズームレンズ(17-50mm, F2.8)を装着して駅前にやって来た。古いマニュアルのレンズでもいいのだが、やや高級機である D200 とはちがって、D70 では露出計が動作しない(ただし合焦表示は利用できる)。

 露出計が使えないと大変に不便である。それでも二十年前には不便を忍んでマニュアルレンズを使っていたのだが、おかげで絞り・シャッタースピードと露出の基本的関係だけはなんとか理解することができたと思う(思うだけかも(笑))。

 二千万画素などあたりまえで六千万画素がどうのという時代に、六百万画素のカメラをぶら下げて散歩するのもオツなものだ。しかもちゃんと写るから痛快である。ブログに掲載するには十分すぎるクオリティだろう。

 もちろん画質が十分だからといって、写真の質も十分だという話にはならない。写真のセンスと才能は天性のものなので、カメラやレンズの性能では補えないのである。悲しいかな、六百万画素でダメな写真は、六千万画素でもダメ(勘違いしている人が少なくないから、あえていわせていただく)。どうせダメなら、いさぎよく六百万画素だ。

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 前口上はそこまでとして……まずは和商市場近くでバスを降りて通りを渡り、いつできたのかパチスロのベガスベガス(派手な紅白の建物)へ向かおう。

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 まず目についたのが青い壁面。こういう色の建物はちょっとめずらしいと思う。北海道伝統のカッコいい煙突にもご注目いただきたい。

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 青い建物の向かい側には荒廃の気が漂っている。駅前がさびれてきたのは釧路だけではないと思うけれど、まことに気の滅入る光景である。

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 ふたたび通りを渡って……ほう、郵便局も味なことを。十二月に撮ったことがわかるのは実にありがたい(笑)。

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 駅前の一等地に売り物件。買うべし。そういえば昔東宝映画に駅前シリーズというのがあった。森繁、伴淳、フランキー堺……今こそシリーズを復活して喜劇「駅前物件」てのはどうだろうか? このままではさびしすぎるではないか。

 それにしても……天下の大道で一眼レフを構えるのはヤボである。われながらバカじゃないかと思うのだが、もうしばらく D70 をぶら下げて歩いてみたい。

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December 04, 2024

Daily Oregraph: ジブリ坂を下って-植物編

 本日の最高気温は2.7度。曇りのち雪のち晴れ。

 まずは昨日ジブリ坂付近で撮影した植物編から。

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 これは坂を下る前に近所の空き地で撮ったもの。恐ろしく存在感のある大型雑草で、高さは約1.9m もある(名前は?)。栗のイガを小型にしたようなトゲのある果実らしきものはいわゆる「ひっつき虫」、実際靴下にたくさん付着した。

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 坂の途中。何年か前に白い花が咲いているのをみたことがあり、たぶん野バラだと思う。人の手でこんなふうに曲げるのは無理だから、なんとなく偶然芸術めいて見える。

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 坂を下り切ったところ。冬だなあ。

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 枯れた景色の中ひときわ目立ったのがこの赤。今の時期には貴重な彩りである。

 さて一夜明けて、今朝雪の中で撮ったのがこちら。

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 これは一枚目の雑草の全体像である。堂々たる貫禄なのにどうして夏に気づかなかったのかというと、一面に生い茂る雑草中に紛れていたからだろうと思う。

 やっと 75mm 相当の画角に慣れてきたけれど、明日からはちょっと忙しくて写真どころではないため、ブログはしばらく休業となりそうだ。

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December 03, 2024

Daily Oregraph: ジブリ坂を下って-景色編

 本日の最高気温は10.7度。晴れ。

 ポカポカと暖かかったので「ジブリ坂」を下って散歩してきた。

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 下から坂を見上げるとこんな景色。すごい急坂ではないけれど、一気に上がれば少し息が切れる。写真を拡大して気づいたのだが、坂の中ほどに写っている女性はこれから上ろうとして決心を固めている最中なのかもしれない。

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 坂を下り切って米町側から海を見たところ。矢印がジブリ坂である。

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 浜へ降りる小道は昔とさほど景色が変わっていないけれど、かつてこの一帯が広い砂浜であったことを記憶している方はもはや少ないだろうと思う。

 向かい側に見えるのは紫雲台。白煙を吐き出しているのは2020年12月に運転開始した火力発電所である。

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 さて小道を下って右手に進むと、しばらく護岸が続く。崖の上に見える建物は看護学校で、旧弥生中学校のグラウンドに建てられたものである。かつてそびえていた中学校の校舎はすでに取り壊されて姿を消した。

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 護岸を知人方向(西)へ進むと斜面の中腹に柵が見える。これが知人(しりと)や南埠頭に至る臨港鉄道の線路跡で、かつてぼくの散歩道であった。

 護岸は少し先で行きどまりになっているから、現在では海岸伝いに知人へ行くことはできない。ぼくが子どもの頃は引き潮になると砂浜や岩を渡り歩いて知人の浜まで行けたのだが、今となっては夢のような話である。

 このあたりから線路跡へ上がるのは簡単だが、通行禁止である以上無理はできない。本日はここから引き返したのであった。

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 帰り道に米町踏切跡付近で海を撮っている女性をみかけた。観光客か地元の方かはわからないが、散歩写真のお仲間であることはまちがいない。彼女の奇特な行為に敬意を表して、お顔が見えぬように注意しながらパチリ。

 毎日出歩くのはおっくうだから(笑)、明日は本日撮った植物の写真を数枚掲載してお茶を濁すことにしたい。

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November 30, 2024

Daily Oregraph: 古い写真から-臨港鉄道沿いの道

 本日の最高気温は5.3度。曇りのち晴れ。

 先日の「ジブリ坂?」という記事に、今は通行禁止となった知人(しりと)までの臨港鉄道線路沿いの道について書いたけれど、当時撮った中で適当な写真はないものかと古いファイルを探してみた。

 当時はこの道をあきるほど撮ったけれど、これといった写真はなかなかみつからない。あ、これならいいんじゃないかと思って選んだのが次の一枚である(2004年8月14日撮影。ひょっとしたら過去に掲載したことがあるかもしれない)。

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 これを選んだ理由は、なんといってもジーンとなつかしさがこみ上げてきたこと。そしてめずらしく人の姿が写っていること(めったに人は通らなかった)。

 なお NIKON D70というデジタル一眼レフ(使用レンズは失念)で撮影したものだが、このカメラはわずか 600万画素である。なーんだ、とおっしゃるかも知れないが、ぼくにはなんの不満もない。ぼくの持っている1,200万画素以上のコンパクトデジカメとは段違いのいい写りである。しかもこのカメラは二十年たってもまだちゃんと動作するから、また使ってみたい。

 釧路の景色もずいぶん変わったことだから、これを機会に古い写真を見直し、ネタ切れ対策(笑)として利用しようかと思っている。

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November 26, 2024

Daily Oregraph: 11月26日駅裏散歩

 本日の最高気温は6.5度。晴れ。

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 薄い雲が広がっているけれど、まずまずの天気である。今となっては旧式なデジタル一眼レフ(Nikon D200)と、もっと旧式なレンズ(Ai Nikkor 50mm F1.2)の組合せをバッグに入れてバスに乗った。

 またしても駅裏を散歩したのだが、まずは鉄北ショッピングセンター内を撮った次の一枚をとくとご覧いただきたい。

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 「なんだつまらん写真だな」とおっしゃるのはごもっともだが、実はこの写真には深い意味(笑)があるのだ。

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 上の場所を反対側から撮ったのがこちら。逆光と順光とではここまで写り具合がちがうものか、というのも驚きだが、肝心なのはそこではない。

 テレホンクラブの看板は撤去されていなかったのである。つまりぼくは10月31日の記事でウソを書いてしまったことになる。とはいっても、店の前にガラクタが積まれていなければ当然気づいたはずだし、門番の黒猫さえいなければ前進して看板を目にしただろうから、罪一等を減じていただけるのではないかと思う。

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 聖鉄北ショッピング教会のステンドグラスの下で深く反省したことは申し上げるまでもない。

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 ああ、例のシュールな一升壜看板は真正面にあったんだなとはじめて気がついた。慣れたつもりでも見落としていることは多いものだ。

 そこで素直に太田商店さんへ行ってみることにした。ずいぶん以前にお店を見たことがあるけれど、少なくともここ数年はごぶさたしているからだ。

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 店舗はこのすぐ左にある(一升壜の向きを見よ)。ぼくは最近あまりアルコールを摂取していないのでこのたびは店内に入らなかったが、日本酒の種類は豊富らしいので、あなたもぜひ。

 このあともしばらくフラフラと歩き回り、意味もなくシャッターを切りつづけた。

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 たとえばこういうのに出会うと、ぼくは無性に撮りたくなる。一種のクセである。ものはいいようで、偶然芸術(accidental art)とでもラベルを貼っておけば一応は恰好がつく。自分にだってなんだかさっぱりわからないくせに、「わからんやつには到底わからんさ」とか、「ナンセンスに意味を求めるバカがいるか」とでもいって澄ました顔をしていればいいのである。

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 めずらしく大勢の旅行客でにぎわう駅舎内を一回りしてから、駅前のバス停へ。

 駅裏はしばらくパスするとして、お次はどちらへ行こうかと思案中である。

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November 25, 2024

Daily Oregraph: ジブリ坂?

 本日の最高気温は6.8度。晴れ。

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 ここは近所の名もない坂……だったはずなんだが、だれが名づけたのかは知らないけれど、最近ではジブリ坂というらしい。「らしい」というのは、たぶん正式名称ではないからだ。

 どうして「ジブリ」?、とぼくに聞かれても困る。もちろんジブリの名は承知しているが、ぼくは特にアニメファンではないから、ジブリ風とはなにか、またこの坂のどこがジブリ風なのかはさっぱり見当もつかない。

 しかしあえて異を唱える必要はないので、ジブリ坂としておこう。全国の坂ファンのみなさま必見の坂なんだから、ぜひ記憶にとどめておいていただきたい。

 かつてはこの坂を下って直進すると臨港鉄道の線路にぶつかり、右手に折れて線路沿いに、太平洋の海風に吹かれながら知人(しりと)まで歩くことができた。格好の散歩道としてぼくは気に入っていたのだが、臨港鉄道の廃線後レールが撤去されてからは、残念ながら通行禁止になってしまったのである。

 あの散歩道さえ復活すれば、ジブリ坂の価値は大いに上がるのだが!

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November 05, 2024

Daily Oregraph: 裏庭画報 最後のコスモス

 本日の最高気温は12.1度。晴れ。

 もう花はすべて散ったと思いこんでいたのだが……

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 コスモスの花ふたつ、しっかり生き残っているのを見落としていた。わが裏庭今年最後の花である。

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November 03, 2024

Daily Oregraph: 十一月の青空

 本日の最高気温は13.0度。晴れ。

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 エゾノコンギクの花散りにけり。花はなくなっても、これはこれでおもしろい。婆さんたちが日だまりに大勢集まって、にぎやかに世間話をしているように見えるのである。

 花の命は短くて、あっという間に白髪頭になった婆さんたちのことだから、どうせたわいのない話なのだが、革命派の集会じゃあるまいし、それはしかたがない。

 -ついこの間までは時間をかけて化粧していたのに……

 -それもおっくうになっちまったねえ。

 -まったくどうしてこうなるのかしら。

 -しかたがないさ、みんな年を取るんだから。ほらごらんよ、あの桜の木だってとうとう丸裸だよ。

 一同ここで溜息をつき、首を振りながらエゾヤマザクラを見るのであった。

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 そうとは知らず、桜の木の下では管理人の爺さんがブツブツ文句をいいながら落ち葉を竹ぼうきで掃き集め、せっせとゴミ袋に詰めこんでいる。

 空はあくまでも青い。いつの間にか十一月になっていた。

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