January 12, 2025

Daily Oregraph: 枯れる

 本日の最高気温は-0.1度。晴れ。

 天気はよし、風も弱く、散歩したいのは山々なれど、道路が滑るのには閉口する。そこで無理やり今日の一枚を取るため、ひさびさに裏庭へ行ってみると、

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「年を取ったら自分の顔に責任を持て」と、エゾノコンギクがいう。どうやらこれが責任ある顔の見本らしい。

 -じゃあ、おまえの顔はどうなんだ?

 そんなもん見せられますかいな。

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December 04, 2024

Daily Oregraph: ジブリ坂を下って-植物編

 本日の最高気温は2.7度。曇りのち雪のち晴れ。

 まずは昨日ジブリ坂付近で撮影した植物編から。

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 これは坂を下る前に近所の空き地で撮ったもの。恐ろしく存在感のある大型雑草で、高さは約1.9m もある(名前は?)。栗のイガを小型にしたようなトゲのある果実らしきものはいわゆる「ひっつき虫」、実際靴下にたくさん付着した。

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 坂の途中。何年か前に白い花が咲いているのをみたことがあり、たぶん野バラだと思う。人の手でこんなふうに曲げるのは無理だから、なんとなく偶然芸術めいて見える。

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 坂を下り切ったところ。冬だなあ。

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 枯れた景色の中ひときわ目立ったのがこの赤。今の時期には貴重な彩りである。

 さて一夜明けて、今朝雪の中で撮ったのがこちら。

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 これは一枚目の雑草の全体像である。堂々たる貫禄なのにどうして夏に気づかなかったのかというと、一面に生い茂る雑草中に紛れていたからだろうと思う。

 やっと 75mm 相当の画角に慣れてきたけれど、明日からはちょっと忙しくて写真どころではないため、ブログはしばらく休業となりそうだ。

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November 24, 2024

Daily Oregraph: 枯れたベニイタドリと昔のレンズ

 本日の最高気温は5.4度。晴れ。

 今年最後のササ刈りと落ち葉拾いをした。ササも落ち葉もまだ残っているけれど、きりがないからこれでおしまい。

 さていつも悪くいっているベニイタドリだが、枯れ果てた姿を見ると案外絵になるようだ。いやなやつでもここまで老いてしまえば、なんとなく同情が湧いてくるものである。

 そこでふと思い立って、ずいぶん以前に買ったまま眠らせてあるレンズ(Ai Nikkor 50mm f/1.2)を引っぱり出して撮ってみた。

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 F1.2という恐ろしい明るさのこのレンズは、写真を見てのとおりザワザワとしたボケが特徴で、ちょっと描写にクセがある。50mm 標準レンズの割にはごつくて重い(調べてみたらまだ需要はあるらしく、現役の商品である)。
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 今となってはどうしてこいつを買ったのかさっぱり思い出せないが、入手して間もなくカメラがデジタル化し、ぼくのカメラ(Nikon D200)だと画角が素人のふだん使いには難しい 75mm 相当になってしまうため、戸棚にしまいこんでしまった。その代りに35mm F2 (これだと 52.5mm相当)を標準レンズとして使っていたのである。

 ぼくの腕前では接近して絞り開放で撮るのは至難のわざなので、ベニイタドリの写真はF2 で撮影した。それでも手持ちでこの距離にピントを合わせてシャッターを切るのは難しい。ピクリとでも動いたら、たちまちピンぼけになってしまう。何枚か撮ったうちから一枚選んだけれど、ピントはまだ甘いかもしれない(ご参考までに、うっかり ISO400 にしたまま撮ったので、シャッター速度は 8,000分の1秒)。

 一眼レフは野暮なのでもう何年も外に持ち出していないのだが、せっかく昔のレンズを取りつけたのだから、こいつで町歩きでもしてみようかと思っている。75mm 相当というのはつらいけれど、ブログのネタ探しにもなるし運動にもなる。それに……なにごとも修行である。

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November 10, 2024

Daily Oregraph: 裏庭画報 ササとの戦い

 本日の最高気温は12.9度。晴れ。

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 裏庭にはびこるササの葉とベニイタドリの枯枝をかたづけようとはりきって作業をはじめたのだが、わずかこれだけで 45リットルのゴミ袋が一杯になってしまった。ササだけならまだしも、枯枝をポキポキ折りながら押しこむと、無理をすれば袋が穴だらけになるので、どうしてもギューギュー詰めにできないからである。結局一袋で音を上げてしまった。

 ベニイタドリもしぶといけれど、ササの頑固さには閉口する。地中に根を張り巡らしているから根絶はむずかしいのだろう。せめて葉をできるだけ刈り取って、光合成による栄養補給を妨害しようという、つまりは糧道を断つ作戦なのだが、ほとんど効果はないようだ。

 去年の秋もずいぶんササをたくさん刈り取ったつもりだが、夏になるとやはりあちこちからニョキニョキ葉を伸ばして結局元の木阿弥、まことににっくきやつである。こいつを相手のいくさには勝ち目がないからやめたほうがいいのかも知れないけれど、放っておけばふたたび原野と化してしまうので、あきらめるわけにはいかない。

 夏の間は虫が多いし、冬は雪に埋もれるから、作業をするなら今しかない。達成感のないバカバカしい仕事だけれど、明日もまた……

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November 05, 2024

Daily Oregraph: 裏庭画報 最後のコスモス

 本日の最高気温は12.1度。晴れ。

 もう花はすべて散ったと思いこんでいたのだが……

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 コスモスの花ふたつ、しっかり生き残っているのを見落としていた。わが裏庭今年最後の花である。

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November 03, 2024

Daily Oregraph: 十一月の青空

 本日の最高気温は13.0度。晴れ。

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 エゾノコンギクの花散りにけり。花はなくなっても、これはこれでおもしろい。婆さんたちが日だまりに大勢集まって、にぎやかに世間話をしているように見えるのである。

 花の命は短くて、あっという間に白髪頭になった婆さんたちのことだから、どうせたわいのない話なのだが、革命派の集会じゃあるまいし、それはしかたがない。

 -ついこの間までは時間をかけて化粧していたのに……

 -それもおっくうになっちまったねえ。

 -まったくどうしてこうなるのかしら。

 -しかたがないさ、みんな年を取るんだから。ほらごらんよ、あの桜の木だってとうとう丸裸だよ。

 一同ここで溜息をつき、首を振りながらエゾヤマザクラを見るのであった。

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 そうとは知らず、桜の木の下では管理人の爺さんがブツブツ文句をいいながら落ち葉を竹ぼうきで掃き集め、せっせとゴミ袋に詰めこんでいる。

 空はあくまでも青い。いつの間にか十一月になっていた。

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October 19, 2024

Daily Oregraph: 裏庭画報 嵐のあと

 本日の最高気温は 20.7度。雨のち曇り。

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 夜來風雨聲……といえば落ちるのは花のはずだけれど、今は秋だから葉っぱである。

 未明から恐ろしい強風が吹きまくり、時折家がグラグラ揺れるほどであった。そこでエゾヤマザクラの枝に残る葉がどれほど落ちただろうかと期待して裏庭に来てみると、まだ結構残っているではないか。しぶといものだ。

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October 05, 2024

Daily Oregraph: 裏庭画報 落葉とスミレ

 本日の最高気温は 19.8度。曇りのち晴れ。

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 蚊の羽音が消えたので落葉拾いを再開した。しかしエゾヤマザクラの枝にはまだたくさんの葉が残っているから、本日はほどほどのところでやめておいた。

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 赤いコスモスのすぐ近くに、いつの間にかピンクの花が一輪弱々しく咲いていた。

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 驚いたのはスミレである。こいつの花期はどうなっているのだろうか? このほかに二ヶ所ほど咲いていたが、すっかり野生化したように見える。ところかまわず勝手に咲くから、気の毒だけれどわが家では雑草扱いである。

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 エゾノコンギクは盛りを過ぎ、もうじきどれも白髪頭の婆さんになってしまうだろう。しかしこいつは一大勢力で、数はたいしたものだ。コスモスよりもはるかに生命力があり、この場所にすっかり定着したようである。

 猛威をふるったベニイタドリも、ほかの各種の背の高い雑草もみなしおれて枯れはじめている。ぼんやりしていると冬が来るぞ。諸君、備えはできているか?

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September 23, 2024

Daily Oregraph: コスモス一輪

 本日の最高気温は 18.2度。曇りのち晴れ。

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 越境組のコスモスが突然いっせいに咲いたのは、たしか一昨年の秋だった。ところが去年は数が激減したので、今年はたぶん咲くまいと予想していたのだが、たった一輪だけ赤い花が咲いた。よく生き残っていたものである。

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 こちらは数が減るどころか、ますます猛威をふるうベニイタドリ(メイゲツソウ)。

 地中に根を伸ばしてどこからも顔を出す。根絶するのは到底不可能と思われる勢いである。だれがメイゲツソウなどと名づけたのかは知らないけれど、見てのとおり品がなく、とてもそんな風流な花ではない。

 気に入らないから容赦なく切ってしまおうとしたのだが、首筋に蚊のドローン攻撃を受けたのでたちまち撤退。当然落葉拾いも断念せざるをえなかった。来月へ持ち越しである。

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September 05, 2024

Daily Oregraph: 裏庭画報 水菜を採る

 本日の最高気温は 24.2度。曇りのち晴れ。

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 今日は水菜を収穫。ごらんのとおり虫食いもあるが、小松菜に比べれば被害は桁ちがいに少ない。虫の分際で好き嫌いがあるのか、それとも葉っぱの面積が関係しているのかはわからない。不思議である。

 計ってみたら全部で約1.3キロ。なんだそれっぽっちか、とおっしゃるかも知れないが、少人数で消費するんだから、これからしばらくは水菜攻めである。

 ついでに今年最後の種まきをした。写真を見ればわかるように、エゾヤマザクラの葉が落ちはじめた。いよいよ秋である。

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