Daily Oregraph: 枯れたベニイタドリと昔のレンズ
本日の最高気温は5.4度。晴れ。
今年最後のササ刈りと落ち葉拾いをした。ササも落ち葉もまだ残っているけれど、きりがないからこれでおしまい。
さていつも悪くいっているベニイタドリだが、枯れ果てた姿を見ると案外絵になるようだ。いやなやつでもここまで老いてしまえば、なんとなく同情が湧いてくるものである。
そこでふと思い立って、ずいぶん以前に買ったまま眠らせてあるレンズ(Ai Nikkor 50mm f/1.2)を引っぱり出して撮ってみた。
F1.2という恐ろしい明るさのこのレンズは、写真を見てのとおりザワザワとしたボケが特徴で、ちょっと描写にクセがある。50mm 標準レンズの割にはごつくて重い(調べてみたらまだ需要はあるらしく、現役の商品である)。
今となってはどうしてこいつを買ったのかさっぱり思い出せないが、入手して間もなくカメラがデジタル化し、ぼくのカメラ(Nikon D200)だと画角が素人のふだん使いには難しい 75mm 相当になってしまうため、戸棚にしまいこんでしまった。その代りに35mm F2 (これだと 52.5mm相当)を標準レンズとして使っていたのである。
ぼくの腕前では接近して絞り開放で撮るのは至難のわざなので、ベニイタドリの写真はF2 で撮影した。それでも手持ちでこの距離にピントを合わせてシャッターを切るのは難しい。ピクリとでも動いたら、たちまちピンぼけになってしまう。何枚か撮ったうちから一枚選んだけれど、ピントはまだ甘いかもしれない(ご参考までに、うっかり ISO400 にしたまま撮ったので、シャッター速度は 8,000分の1秒)。
一眼レフは野暮なのでもう何年も外に持ち出していないのだが、せっかく昔のレンズを取りつけたのだから、こいつで町歩きでもしてみようかと思っている。75mm 相当というのはつらいけれど、ブログのネタ探しにもなるし運動にもなる。それに……なにごとも修行である。
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