January 12, 2025

Daily Oregraph: 枯れる

 本日の最高気温は-0.1度。晴れ。

 天気はよし、風も弱く、散歩したいのは山々なれど、道路が滑るのには閉口する。そこで無理やり今日の一枚を取るため、ひさびさに裏庭へ行ってみると、

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「年を取ったら自分の顔に責任を持て」と、エゾノコンギクがいう。どうやらこれが責任ある顔の見本らしい。

 -じゃあ、おまえの顔はどうなんだ?

 そんなもん見せられますかいな。

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January 09, 2025

Daily Oregraph: 足元注意

 本日の最高気温は0.9度。晴れ。

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 野暮用あって北大通にやって来たが、日陰の道路はごらんのとおり。雪が少ないのは助かるけれど、路面は恐ろしくすべるのでヨチヨチ歩きしなければならない。

 まずわが身が危ないから、とても「奥さん、足元にお気をつけて!」などと声をかける余裕はないのである。

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January 06, 2025

Daily Oregraph: 降ったり照ったり曇ったり

 本日の最高気温は6.2度。雪・雨・曇り。

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 朝はそれなりに寒かったから、まさかと思って見直したけれど、やはり最高気温6.2度。

 パラパラいう音に窓の外を見ると細かい霰、それがすぐにやんでちらちらと雪や雨、時々日が射して晴れるかと思えば、また雲が広がる。夜になるとふたたび雨。

 そして予報によれば、深夜から明日の朝にかけては雪。わけのわからない天気である。

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January 01, 2025

Daily Oregraph: 元旦の雪かき

 本日の最高気温は0.1度。晴れ。

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 新年の朝は雪かきで始まったけれど、風もなく天気は穏やかで、積雪は10センチにも届かないから作業は楽であった。豪雪地帯に比べれば天国である。

 一年の初めに世界平和を祈って、今夜はひさしぶりに一杯やることにしたい。ひさしぶりというのはウソじゃない(笑)。このところ月に一回~三回程度しか飲んでいないのである。たまに飲むからこそ祈りが天に達するのだ。ゆめ疑うべからず。

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December 03, 2024

Daily Oregraph: ジブリ坂を下って-景色編

 本日の最高気温は10.7度。晴れ。

 ポカポカと暖かかったので「ジブリ坂」を下って散歩してきた。

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 下から坂を見上げるとこんな景色。すごい急坂ではないけれど、一気に上がれば少し息が切れる。写真を拡大して気づいたのだが、坂の中ほどに写っている女性はこれから上ろうとして決心を固めている最中なのかもしれない。

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 坂を下り切って米町側から海を見たところ。矢印がジブリ坂である。

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 浜へ降りる小道は昔とさほど景色が変わっていないけれど、かつてこの一帯が広い砂浜であったことを記憶している方はもはや少ないだろうと思う。

 向かい側に見えるのは紫雲台。白煙を吐き出しているのは2020年12月に運転開始した火力発電所である。

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 さて小道を下って右手に進むと、しばらく護岸が続く。崖の上に見える建物は看護学校で、旧弥生中学校のグラウンドに建てられたものである。かつてそびえていた中学校の校舎はすでに取り壊されて姿を消した。

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 護岸を知人方向(西)へ進むと斜面の中腹に柵が見える。これが知人(しりと)や南埠頭に至る臨港鉄道の線路跡で、かつてぼくの散歩道であった。

 護岸は少し先で行きどまりになっているから、現在では海岸伝いに知人へ行くことはできない。ぼくが子どもの頃は引き潮になると砂浜や岩を渡り歩いて知人の浜まで行けたのだが、今となっては夢のような話である。

 このあたりから線路跡へ上がるのは簡単だが、通行禁止である以上無理はできない。本日はここから引き返したのであった。

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 帰り道に米町踏切跡付近で海を撮っている女性をみかけた。観光客か地元の方かはわからないが、散歩写真のお仲間であることはまちがいない。彼女の奇特な行為に敬意を表して、お顔が見えぬように注意しながらパチリ。

 毎日出歩くのはおっくうだから(笑)、明日は本日撮った植物の写真を数枚掲載してお茶を濁すことにしたい。

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December 02, 2024

Daily Oregraph: 十二月!

 本日の最高気温は7.7度。晴れ。

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 日射しが強烈だったのでブラインドを閉めたら、スピーカーのサランネット上に偶然芸術が出現した。冬は太陽の高度が低いからだろう。

 こんなバカな遊びをしているうちに、まもなく一年が終わりを迎えようとしている。まあ、なにもしないよりはましか……

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November 21, 2024

Daily Oregraph: 人面樹と遊ぶ

 本日の最高気温は12.8度。曇りのち晴れ。

 点が三つあれば人の顔に見えることはよくある。こうした錯覚は、いち早く敵を発見しようという古い時代の警戒心の名残りなのかもしれない。

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 腕の細さからみて栄養不良と思われる衛兵が叫んでいる。

 -おい、止まれ。止まらんか!

 点が三つどころではない。目も鼻も口も備わっているれっきとした人の顔である。先日東栄小学校校舎跡でみかけたのだが、一瞬だれかが彫刻刀で木に彫り付けたのかと疑ったほどだ。しかしそんなことがあるはずもなく、もちろんすぐに錯覚だと気がついた。

 第一位置が低すぎる。無理な姿勢を取って彫らなくてはこうはいくまい。だから自然のいたずらだとわかってはいても、なんだか気になる。

 そこで本日ふたたび通りかかった際に、近寄って観察してみた。

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 ちょっと角度を変えて見ると、なるほど人の手は加わっていない。まったく偶然の産物にすぎないのだが、左目などはいやにリアルで、全体に昔大映の特撮映画で見た「大魔神」によく似ている。

 映画で得た知識によれば、大魔神は(特に乙女の)涙に弱い。そこで(ぼくはあいにく乙女ではないが)ポロリと涙をこぼし、

 -けっして怪しい者ではございませぬ。どうかお通しくださいませ。

 かくして無事帰宅した次第である。

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November 15, 2024

Daily Oregraph: 11月の町歩き

 本日の最高気温は12.3度。晴れたり曇ったり。

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 十一月もはや半ばである。所用あって外出したついでに、末広町界隈をぶらぶら散歩してきた。

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 こんな自称ゲージツ写真(?)を撮ったり、

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 いつの間にか通り抜けできなくなっていた路地に入りこんだり、

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 解体された丸ト北村の跡地を眺めたり、ひさしぶりにノンビリした気分になれた。

 先日新しいスピーカーを購入してしばらく音楽にひたっていたのは、実はヘンリー・ジェイムズの恐ろしく読みにくい文章に取り組んで、頭がスパゲティになったせいだ。おのれの脳味噌の出来の悪さにすっかり嫌気がさして深刻なダメージを食らい(笑)、気分転換の必要に迫られたわけである。スピーカー代は治療費だな。

 しかしいつまでも遊んでいるわけにはいかないから、そろそろ平常どおり営業を再開するつもりだけど……できるかな? 

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November 03, 2024

Daily Oregraph: 十一月の青空

 本日の最高気温は13.0度。晴れ。

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 エゾノコンギクの花散りにけり。花はなくなっても、これはこれでおもしろい。婆さんたちが日だまりに大勢集まって、にぎやかに世間話をしているように見えるのである。

 花の命は短くて、あっという間に白髪頭になった婆さんたちのことだから、どうせたわいのない話なのだが、革命派の集会じゃあるまいし、それはしかたがない。

 -ついこの間までは時間をかけて化粧していたのに……

 -それもおっくうになっちまったねえ。

 -まったくどうしてこうなるのかしら。

 -しかたがないさ、みんな年を取るんだから。ほらごらんよ、あの桜の木だってとうとう丸裸だよ。

 一同ここで溜息をつき、首を振りながらエゾヤマザクラを見るのであった。

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 そうとは知らず、桜の木の下では管理人の爺さんがブツブツ文句をいいながら落ち葉を竹ぼうきで掃き集め、せっせとゴミ袋に詰めこんでいる。

 空はあくまでも青い。いつの間にか十一月になっていた。

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October 31, 2024

Daily Oregraph: 2024年10月駅裏再訪 (2)

 今日はお約束したとおり、駅裏の現在をお目にかけたい。といっても、たいして時間をかけずに一回りしただけだから、見落としもたくさんあるにちがいない。大学の地理学研究会あたりの諸君なら組織的に調査してくれると思うけれど、こちとら脚力の衰えたおじさんなんだから、いいかげんなところはどうかご容赦願いたい。

 まだ元気のあったころ、2015年11月16日にかなり詳細な記事を掲載しているので、それをお読みいただければ幸いである。

 当時掲載した地図に大きく変化したところを下図に書き加えてみた。

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 さてまずは古道具屋跡から大通り(53号線)へ向かおう。

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 ホルモン焼きの百万里は健在。

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 ビジネスホテルグリーンは店じまいして釧路グリーンビルに変身していた。「樹氷」は姿を消している。

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 驚いたのはユー&ミーのあった一角で、そっくり空地になっていた。左側のビルはラスティングホテルである。

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 53号線の北側は廃屋と化した飲み屋がゴチャゴチャと並んでいたのだが、そのほとんどはすでに姿を消してしまい、これなどは貴重な遺跡といえるだろう。景色がすっきりしたのは町としては喜ばしいことだけれど、物好きにとって歩く楽しみが減ってしまったことは否定できない。

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 さて53号線の南側に戻って、まずは鉄北ショッピングセンターである。現在は看板に文字がないから、釧路のプロでなければわかるまいと思う。

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 豊満なる美女の看板が目を引いたテレホンクラブは店をたたんでいた。今どきとても商売にはなるまいから当然である(注:追記参照)。黒猫が門番をしていたから、この先へ行くのは遠慮しておいた。

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 こちらは立派な看板を掲げた鉄北センターである。

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 「まゆみ」のあたりから大通り方向を見る。いちいち確かめてはいないけれど、少し店の数が減ったような気もする。

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 どんつまりが東荘入口。ここから先は昭和である。

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 昭和といえば、こちらのスーパーもそうだ。実はこの日こちらで少し買い物をしたのだが、店内は一見の価値がある。なつかしさがジーンとこみあげてくるのだ。あのいまいましいセルフレジなどは当然ないところがうれしい。

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 ふたたび地下道をくぐって日本中の旅人あこがれの釧路駅へ。

 実はこの冬の更新時期を機に免許を返納する決心をして先日車を売却したから、今後はバスに乗って釧路駅に来る機会が増える。ときどき駅裏を散歩して写真を撮るつもりだ。そうだ、歩かなくちゃいけない。

【11月26日追記】店をたたんでいたのは事実だが、看板は残っている。ガラクタに視界を遮られて見落としていたのである。こちらの記事をご参照いただきたい。

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