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September 01, 2026

Daily Oregraph: 大川町あちこち その5

 本日の最高気温は20.5度。曇り。

 今回は前回の記事では更地になっていた「城山歓楽街」を特集する。地図は前回のものをご参照いただきたい。

 なお写真は撮影年月日順に掲載する。使用したカメラにも時代の変化が感じられてなつかしい。

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写真 1:1998年9月6日撮影

 これがハードディスクに残っているもっとも古いファイルである。画質が悪いのも道理、使用したカメラは EPSON CP-500 という80万画素機(!)である。しかし最初に買ったデジカメが FUJIFILM DS-20(30万画素機)だったから、当時はだいぶマシになったと喜んで使っていた。ウソみたいな本当の話である。

 さて城山歓楽街は二つの区画に分かれ、写真左が東側、右が西側である。看板の文字を見ればわかるが、この当時から東側はさびれていて営業店舗も少なく、メインは平出歯科に隣接する西側の区画であった。

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写真 2:2000年12月2日撮影

 西側の区画が営業中の貴重な(?)写真。

 やがて当時のデジカメの画質には愛想をつかし、2000年から2003年にかけて、主にフィルム一眼レフを使用していた。これもその一枚で、コンデジではこういう絵は撮れない。

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写真 3:2004年1月1日

 元日早々こういう写真を撮るというのは、われながら相当の物好きだと思う。これもフィルム一眼レフ使用。

 なおこの写真では見えないが、「コスモ」の手前には「舟貴」というお店があって、別の写真では確認できる。

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写真 4:2006年12月31日撮影

 大晦日なので「舟貴」の看板の下に正月飾りが見える。東西の区画の間には空き地があるけれど、現在そこには建物が建っている。

 これはデジタル一眼レフ使用。2004年の夏以降はフィルム一眼レフの使用をやめて、デジタルに切り替えたのである。当時のデジタル一眼レフは 600万画素機だが、Web での使用なら十分どころかおつりがくるし、コンデジの性能とは一線を画するから、現在でも実用に耐える。

 城山歓楽街が衰えるにつれてカメラは進歩していったわけだ。

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写真 5:2010年9月5日撮影

 このころになると老朽化が目立ちはじめ、西側の看板の文字はかなり退色している。

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写真 6:2010年9月5日撮影

 ぼくにしてはめずらしく、歓楽街前の歩道を西から東へ向けて撮影したもの。

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写真 7:2013年1月10日撮影

 東側の区画は風前の灯に見えるが、西側にはまだ人の匂いが漂っている。

 これがぼくの最後に撮った城山歓楽街である。知り合いに常連さんがいればぼくもご一緒したと思うが、ついにここで一杯飲む機会には恵まれなかった。

 別に大川町や城山を嫌ったわけではないが(笑)、なぜか十年以上もこの地区を歩くことはなかった。だから更地になった歓楽街跡や消滅した城山1丁目商店街を目にしたときは、まるで別世界に来たような気分になったのである。

 もちろん激変したのはここだけではない。北大通も昔日の面影は急速に失われつつあるし、駅北口の、それこそディケンズ好みの迷路のような飲み屋街も大部分が消滅してしまった。そして新たにぼくたちの目の前に現れるのは、たいてい無趣味で面白味のない景色なのだからやりきれない。

 物理的にも古いものがいつまでもそのまま残るわけがないのだし、ボロ家はいつか取り壊さねばならぬことは百も承知している。しかし混沌とした景色を愛してうろつきまわっていた男が、いつの間にか追い立てをくらって行き場所を失い、味気ない思いをしていることも確かなのである。

 さて大川町の記事もこれで一応完結したわけだが、このたびはいろいろとコメントをお寄せいただいたこともあり、次回は番外編としていくつか写真を追加して無駄話をしてみたい。

【9月2日追記】念のため2000年12月2日に撮影したネガを確認したところ、未スキャンの写真がみつかった。城山歓楽街東側を撮影したものである。これで東西のバランスが取れ、ホッとした(笑)。

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 ひさしぶりにフィルムスキャンしたのだが、面倒だし時間はかかるし、もう二度とやりたくない。

 最近またフィルムカメラが人気らしいけれど、たぶんフィルムから自分で印画紙にプリントする人はごくまれで、ふつうの方はデジタルスキャンしたデータを買うのではないかと思う。結局デジタルデータを利用するのなら、素直に最初からデジタルカメラを使ったほうが、むだな出費も時間もかからないのだから賢明ではないだろうか?

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Comments

拝見しました。
本当に寂しいものですね
こうやって新旧比較されると
嗚呼、ここには人がちゃんといたんだなと
改めて思わされます

高校1年の2010年は
確か船貴だけは営業していたような記憶が
今では全て更地です

ほんと浦島太郎状態ですよね
住んでるからと行って常に定期的に全てを
歩くわけではなく
10年単位で足運ばない場所もあります
変化を知らないまま気づいたときには
そこに何があったのかさえ忘れることもあります

自分にとってのそれが
「旧太平スカイランド」でした
小さい頃は半分くらい廃墟でしたが
体育館、会館、大衆浴場、ホテル、展望台など
見晴らしの良いわくわくする場所が

高校卒業後に久しぶりに見に行ったら
体育館以外更地という始末

きっと「鉄北センター」も当時は
この写真みたいにあたたかい場所だったんですね

コメント遅れてすいません
今回も貴重な資料ありがとうございました。

Posted by: QuantumBerry | September 04, 2026 22:04

>QuantumBerry さん

> 住んでるからと行って常に定期的に全てを
> 歩くわけではなく10年単位で足運ばない場所もあります
> 変化を知らないまま気づいたときには
> そこに何があったのかさえ忘れることもあります

 おっしゃるとおりですね。自分の町内だって毎日パトロールしているわけじゃありませんから。

 目印にしていた建物がなくなった場所に来ると、指定された史跡でもないかぎり「~跡」という表示はありませんから、一瞬とまどってしまいます。場合によっては、道をまちがえたんじゃないかと思って、あたりをキョロキョロすることさえあります。

Posted by: 薄氷堂 | September 05, 2026 10:05

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