Daily Oregraph: 1975年3月釧路東港
本日の最高気温は23.1度。晴れ。
先日大川町の記事を書いて以来昔の写真を見直しているのだが、
この一枚がなかなかエモいんじゃないか(?)と思い、(いつかは忘れたが)一度掲載したような気もするけれど、ふたたび取り上げてみた。
これは1975年3月(日付は不明)に、釧路港東区北埠頭直線部から撮ったものである。画面左手に倉庫の見える岸壁は北埠頭西側岸壁。
現在では貨物船の荷役は一部をのぞいてほぼすべて西港で行われているけれど、西港の供用開始はこの20年後だから、当時の東港はおおいににぎわっていた。いまのガランとした東港を見なれた人にはとても信じられないだろうと思う。
デッキクレーンを備えた船も一隻見えるが、まあ針山に刺した針みたいなデリックの目立つ船をごらんなさい! これぞ船なのであって、昔の子どもに船の絵を描かせると、まず例外なくデリックを描いたものである。
しかしこの写真、右端の船のロープがいかにも邪魔で見苦しいので、以前お目にかけた時にも手作業でロープを消したものを掲載した(はずである)。
せっかくだから今回は気合を入れて(笑)、できるだけ丁寧に一から作業をやり直してみた。
修正の出来はともかく、半世紀前の港と船がなつかしい。ジジイの感情に訴えるんだから、エモいといっていいんじゃないか。
ついでといってはなんだが、ひさびさに Gemini にこの写真のカラー化を依頼してみた。
たしかにうまく処理するものだが、AI 処理独特のウソくささはぬぐえないと思う。写真というよりも絵だね、これは。色がついていればいいというものではないようだ。
しかも最初の処理では、画面左から二つ目の船のファンネルは黒煙を吐いているし、曇り空なのに水面がやけに青い。そこで「余計なものを一切付け加えず、色をもっと自然に」と指示しなおした結果が上の画像である。
さてお遊びはここまでとして、そろそろ散歩を再開したいところだが、どうなることやら。
【9月14日追記】写真のカラー化だが、今回はノイズの除去と同時に、具体的に曇り空に合わせて色を調整するよう Gemini に追加指示してみた。

こちらのほうがより自然ではないかと思う。指示のしようでかなり印象が変わるから、画像の AI 処理も奥が深そうだ。問題はこれほど古い写真だと、オリジナルの色がどんなだったか、撮った本人にも思い出せないことだろう(笑)。


Comments
もちろん生まれてませんが
当時の色を見てみたかったですね
AIだと地域の海の色を生成できなく
世界共通の色使いで
1920年代の絵葉書みたいになりますね
めちゃくちゃエモいですが笑
また散歩楽しみにしてます!
Posted by: QuantumBerry | September 13, 2026 20:54
>QuantumBerry さん
> 1920年代の絵葉書みたいになりますね
なるほどたしかにそうですね。絵葉書として見ればなかなかの出来かもしれません。
まだ多少不満は残るけれど、AI 恐るべしだと思います。デリックの色づかいなど、どこで学習したのか(笑)、本物そっくりなのには感心しました。
Posted by: 薄氷堂 | September 13, 2026 23:20
追記
自分もよくAIを使いますが
英語で全てプロント(指示出し)すると
驚くほど精度が上がる場合がありますよ!
Posted by: QuantumBerry | September 14, 2026 11:13
> QuantumBerry さん
アドバイスに従って、いいかげんな英語で指示してみた結果を追加しました。
ノイズは巧みに処理されていると思います。色調はちょっとクセがあるけれど、船はかなり本物らしく見えるようになりましたね。
まあ他愛のないお遊びにはちがいありませんけど、おもしろいからいろいろ試してみたくなりましたよ。
Posted by: 薄氷堂 | September 14, 2026 19:56