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July 02, 2026

Daily Oregraph: 動画時代の写真機 (2)

 本日の最高気温は17.1度。曇り。

260701_01
 くしろ、くしろ、くしろ、くしろ……おお、暖かいご声援まことにありがとうございます。(7月1日撮影)

 さて LUMIX の G100D だが、まだ十分使いこなせてはいないけれど、気のついたことをいくつか。

 サイズ・重量については、無理なく片手で持ち歩けるから特に不満はない。もちろんもう一回り小型のコンデジにファインダーがついていればいいのだが、それが望めない以上、散歩用カメラとしてはこれが最善の選択のひとつではないだろうか。

 特筆すべきはファインダー(EVF)だろう。とても見やすいし撮りやすい。これあるがゆえに、多少欠点があろうともまあいいか、と思えてしまうくらいのすばらしい出来である。一通り初期設定をすませ、背面の可動液晶モニターを閉じてしまえば、まるで昔のシンプルなカメラのような気分で使うことができる。つまりファインダーをのぞいてシャッターを切るだけだから気持ちがいい。

 問題なのはその初期設定に手間がかかることだ。最近のカメラはやたら多機能で設定項目がたくさんあるからなおさらである。目的とする設定の場所にたどりつくのが一苦労なのだ。

 一番とまどったのは、固定したはずの AF ピント位置が、ファインダーに顔の一部が触れると、なぜかズレてしまうことだった。なんとか AF というしゃれた機能を使わない(使えない?)ぼくは、ピント位置に中央一点を指定したのだが、いつの間にか右下などに動いているのだ。故障かしらと思って調べたら、そうではなくて仕様らしい。これは タッチパッド AF の設定を変更することによって改善されたが、どうも納得できない。

 そのほか苦労したいくつかの細かい設定は省くとして、みなさまご興味をお持ちであろう点について。

 まず電池の持ちだが、悪いとはいえぬまでもあまりよろしくはないから、予備電池はひとつあったほうがいいと思う。少しでも長持ちさせるためには、エコモードを設定しておいたほうがよさそうだ。

 付属のおまけレンズは、焦点距離が 35 mm 換算 24~64 mm(F 3.5~5.6)の沈胴型で、もちろんさほど高級なものではない。しかし写りはぼくの用途では必要十分だし、重さがわずか 67 g というのは助かる。ボケ味がどうのというお方はもっと明るいレンズをお求めになるといい。しかしこのカメラにごついレンズは似合わないから、余計なお世話だが、コンパクトなもののほうが扱いやすくていいんじゃないだろうか。

 そして多くの方が関心をお持ちのノイズ。このカメラの ISO感度は 100(拡張時。ふつうは 200)から 25600 まで。ひと昔前だと 25600 とはありえない数字であった。最高感度ではノイズが出まくるから、ノイズに寛容な人であってもさすがに選ばないだろう。お詳しい方の意見に従えば、最高感度の四分の一、つまりこのカメラだと 6400 までなら実用になるらしい。

 そこで試してみた結果をお目にかけたい。

260701_iso6400
 これは ISO 6400 で撮影したものだが、サイズを縮小しているから、いいんだか悪いんだかよくわからないと思う(実はそこがポイント)。

 では上の画像の赤枠内を等倍で確認してみよう。

260701_iso3200_6400
 どちらもうまくノイズを処理しているけれど、さすがに ISO 3200 になるとノイズがはっきりわかるし、6400 では一層ザワザワしている。

 「う~む、やっぱりノイズが多くてダメだね」とおっしゃるかもしれないが、ちょっとお待ちいただきたい。このカメラで撮った写真は一枚当たり 5,184 × 3,888 画素もあるから、たいていのパソコンの液晶モニターでは、画像全体を等倍で見ることはまずないと思う。たとえ大きなモニターで見るとしても、一度に全体を見るには相当の距離を取る必要がある。

 つまりこの程度のノイズならさほど気にはなるまいというのがぼくの考えである。それにあら探しが趣味というならともかく、写真を見る分にはなんの支障もないのではないだろうか。

 もちろん ISO 感度が高くなればなるほど、いわゆる塗り絵的に細部の描写が甘くなったり、色乗りが悪くなったりするはずだが、人間の眼は精密な測定器じゃないし、ぼくたちは商品撮影をするようなプロじゃない。散歩のついでにパチリとシャッターを切る分には、ISOオートの最高感度を 6400 に設定してもOKですよ。

 というわけで、あとは設定のことは忘れてシャッターを切るだけ。しかし写真機+おまけ動画機能だったのが逆転しつつある現在、ぼく自身がこれまでどんな動画を撮ったのかについて、次回の記事で振り返ってみたい。

【追記】大事な点を書き忘れていたので、忘れぬうちに。

 このカメラの本体内には手振れ補正機能がない。昔のカメラにはそんなシャレた機能はなかったし、現在ではISO 感度を高く設定できるから、個人的にはそれほど困らないけれど、今やたいていの普及品コンデジにもこの機能は付属しているのだし、あればあったでありがたいことはまちがいない。たぶん次期製品には追加されるのではないかと思う。なおおまけけレンズには手振れ補正機能がある。

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