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May 03, 2026

Daily Oregraph: プリマ・バレリーナとプライム・ミニスター

 本日の最高気温は13.2度。曇りときどき晴れ。

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 さんざん悪くいった例のプリマ・バレリーナだが、花を開いた姿を見れば、やはり貫禄があることは否定できない。この株の花はほかよりも一回り大きいのである。

 さて prima ballerina といえば、prime minister を連想しないわけにはまいりませぬ。正確を期して OED の定義を確認いたしますと、

 The first or principal minister or servant of any sovereign, ruler, or state.

 いいですか、首相とは「国で一番偉い人」ではなく、「国で一番偉い人の一の家来、しもべ」なんですよ、高市さん。もちろん現憲法下では天皇はあくまでも象徴で、主権は国民にあるんですから、あなたは国民のしもべ。ちゃんと立場をわきまえてね。

 調子に乗って天皇皇后両陛下のすぐとなりで妙な踊りなんぞを踊っていると、世が世であれば、

 -その方場所柄をわきまえず無礼の段到底赦しがたし。

てなわけで、首と胴が分かれぬまでも、遠島はまぬがれぬところでありましょう。昔の無茶な法律が適用されないから無事でいられるのだ、ということを忘れないでくださいね。

 さて下品、無教養、日本の恥……と非難囂々なのも無理からぬところではございますが、ちょっとお待ちいただきたい。弁護人にも言い分はありましょうから。

 -さよう、あれは常人にはとても真似のできない芸当であります。ホワイトハウスでもカッポレを踊っていましたが、ああいう大胆なふるまいが、あなたにできますかな? できもしない小心者のくせに悪くいってはいけない。トランプへの卑屈なゴマのすりようだって、やわな神経ではないことを物語っております。実にたいしたものだ。

 -しかしそれが弁護になりますかね?

 -まあお聞きなさい。あの恥を恥とも思わぬ図太さがなければ、とても属国の代官は勤まりますまい。あえて嫌われ役を演ずる腹芸を買ってやるべきです。

 -でもいくら属国扱いとはいえ、日本国民のしもべ代表がそれではちとまずいのでは? それにあの方、日ごろから日本国憲法に難癖をつけて改正、改正と口走っていますよね。天皇がきちんと守っておられる憲法第99条の憲法尊重擁護義務に照らせば、そもそも首相たる資格も根拠もないのではありませんか? 諸外国からも冷笑されるような珍無類の人物を放置すれば国益を損なうのだから、さっさとクビにすべきですよ。

 -無法者の大統領と対等につきあうためには、法律などにとらわれていてはいけないのだから、それくらい大目に見てあげなくてはいけません。ふつうの神経ではないということは、偉人かバカということですが、まさかあなたは彼女がバカだとでもおっしゃりたいのですか? 失敬な。だからパヨクはダメなのだ。第一、彼女には人気、つまり国民の支持があるじゃないですか。

 というわけで、まったく弁護になっていないとは思うのですが、ものもいいようですし、ファンも多くいらっしゃるようですから(う~む、どうしても信じられない)、われらがプライム・ミニスターを悪くいうのはよしましょうね。

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