May 31, 2025
May 30, 2025
Daily Oregraph: 5月18日 秋田市
仙台を発って秋田に到着した日についてはすでに記事にしたけれど、もう少しだけ詳しく記録しておきたい。
5月18日
仙台市から秋田までは新幹線こまちを利用した。ぼくは車窓からの景色をゆったりと楽しめるローカル線びいきなのだが、現在では多くの場合、時間的に新幹線に頼らざるをえない。(写真には目元だけボカシをかけてある)
本来なら列車内で牛タン弁当でも楽しむべきところ、フェリー内でけがをした指の出血が止まらないため、苦虫をかみつぶしたような顔をしながら、ボーッと外を眺めているうちに秋田に到着した。
人口約30万の秋田市はさすが県庁所在地の貫禄十分、駅前を一見するだけで、わが釧路とは格のちがう堂々たる都会だとわかった。この通りを前進すると、わずか数分にして今日のホテルに到着した。
実はこのたび秋田まで来たのは大事な用件があったからだ。翌日に向かう目的地までの道を頭に叩き込むために、ホテルに近い旭川沿いの道を南下してみた。
この川の西岸には奇妙な建物がいくつか残っており、どことなく浮世離れした空間のような印象を受けた。
川に沿った南北の通りは川反(かわばた)とよばれる地区で、いわゆる飲み屋街らしい。元気さえあれば路地のあちこちを歩き回ってたくさん写真を撮ったのだが、そんな意欲が湧いてこなかったのは残念の至りである。
ここでは通りがかりに撮ったほんの2枚だけをお目にかけたい。
へえ、こんな店もあるのか。木村伊兵衛の撮った秋田美人とはまるで別物だが、このおねえさん、Occupied Japan という感じがしておもしろい。
これなどはちょいとシャレていて感心した。カクテル専門店だろうか。
有名な通りらしいので、元気とクレジットカードをお持ちの諸君はぜひ(この写真のみ5月19日撮影)
次回は千秋公園を歩く。
May 28, 2025
May 26, 2025
May 21, 2025
Daily Oregraph: 盛岡-雨の開運橋
本日の最高気温は15.0度。雨。(盛岡市)
昨日までの分は追ってまとめるとして、本日は矢巾町からJRで盛岡市まで。
あいにくの雨。しかも土砂降りである。雷鳴しきりに轟き、地面から跳ね返る雨が容赦なくズボンの裾を濡らすのだからたまらない。とても町を歩き回る天気じゃないので、市内循環バス「でんでんむし」のお世話になることにした。
このバスは特に観光客向けというわけではなく、運賃が130円均一と安いこともあって、主に市民が利用しているらしく、医大メディカルセンター前では六、七人ほどの乗客が下車していた。
残念ながら、水滴のたまった窓ガラスは曇っており、景色がよく見えない。途中下車して歩きたい場所がいくつかあったけれど、この雨ではどうしようもない。でんでんむしは便数も多いし、天気がよければ一日フリーパス(350円)を買って活用したいところだ。
そのまま盛岡駅に戻るつもりだったが、待てよ、せっかく盛岡に来て開運橋を徒歩で渡らぬという法はあるまいと考え直して(笑)、終点のひとつ手前で下車した。
雨はすさまじい勢いで降り続いていたから、ばかなことをしたとたちまち後悔した。ズボンの裾は びしょ濡れである。
しかし開運橋から北上川の上流を望むことができたのはなによりであった。
この大雨は本日を休養日とせよという天の声と解釈し、午前中にホテルに戻ってからは出歩かず、のんびり過ごした。
明日はふたたび移動である。
May 18, 2025
Daily Oregraph: 秋田まで
5月17日、A君の自動車に便乗して苫小牧へ。
フェリーに乗るのは何年ぶりだろうか。国鉄の青函連絡船にはずいぶんお世話になった。そして現在は休止中の近海郵船フェリー(釧路~東京間)にも何度か乗船したけれど、今回の太平洋フェリーはそれ以来はじめてである。
ぼくは船の揺れには弱くはないと思うが、けっして強くもない。いやだなあ、揺れたらいやだなあ……と悩んで、調べてみたらアネロンという薬がよく効くらしい。
そのアネロンが効いた。驚くべき効果である。このたびは大時化ではなかったが、かなり揺れた(白波は立っていないけれどウネリがある)。船体に波の当たる音がドーン、ガガーンと響くのである。廊下を歩くと、ときどきふらつくのだ。しかしまったく酔わなかった。この薬、船に弱い方にはおすすめである。
酔わなかったのはいいけれど、早朝揺れた拍子にトイレのドアのヒンジ部分に親指を思い切りはさんでしまった。爪の付け根からの出血が止まらない。夜になって少しはましになったものの、指は炎症を起こし、まだ血がにじんでくる。
そんな次第で、本日は絶不調である。
仙台駅に着いたら、なにか催しがあったらしく、えらく人出が多かった。しかしこちとら牛タンなんぞを食う気分ではない。救急用絆創膏が足りなくなりそうだから、駅周辺のコンビニを覗いてみると、どこも店舗が狭苦しくて絆創膏なんぞを置いていない。これほどの大都市なのに不便なことである。
さんざん歩き回ってみつけたのがマツモトキヨシ。やれやれ助かった。
その後新幹線で無事秋田到着。この街を歩くのははじめてである。しかし今日は気分が乗らなかったため、ろくに写真を撮らなかった。明日からは調子を取り戻せるといいのだが……
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