March 29, 2025
March 28, 2025
March 23, 2025
March 17, 2025
Daily Oregraph: 嵐のあと
本日の最高気温は-0.7度。雪のち曇り。
昨夜から早朝にかけての降雪量は少なかったが、08:00を過ぎたあたりから、遠くの景色がまったく見えないほどの猛吹雪になった。写真は10:30ころ撮影したものだが、雪が多すぎて全体に霞んで見える。
早朝雪かきをはじめたけれど、除けたところが見る間にまた雪で埋まるから、30分ほどでやめにした。実にばかばかしい。
15:00までには雪はやみ、気象台の発表によれば、24時間降雪量は 22センチだったけれど、わが家の前は吹きだまりだから約 50センチ。かたづけるのは決して楽ではない。玄関前と歩道、そして灯油タンク付近の通路を確保して本日の雪かきは終了とした。
17:30ころ撮影したいつもの坂。屋根の上の雪が妙に少ないのは、強い北風に吹き飛ばされたからだ。せっせと雪かきしているおじさんの姿が涙を誘う(笑)。ああ、ぼくにも明日は残りの雪かきが待っている。
March 16, 2025
March 10, 2025
March 08, 2025
Daily Oregraph: 一歩前進二歩後退
本日の最高気温は0.3度。晴れ。
たぶん……と予想していたとおり、数日前15センチほどの降雪があった。そうすんなり春が来るわけはないよなあ。雪といっても今の時期だからすぐに融けるはずだが、雪かきをさぼるわけには参らない。
あいつボーッとしてばかりいるんじゃないか、と思われるのもシャクだから、少しは本を読んでいるところを強調しておきたい(したってしょうがないけど)。
まずはジョージ・オーウェルの『戦時放送集』。彼は第二次大戦中、BBC のインド向け放送を担当していたのである。作家だけあって、主にインドの大学生を対象にした文学関連の番組作りに熱心だった。その様子が手に取るようにわかる。戦時下だから情報省の検閲があって、ずいぶん苦労したことがうかがわれるけれど、さすがに当時の日本よりはかなり自由度が高かったという印象を受ける。
なお彼の名を高めた『動物農場』や『1984年』などの腹案はこの時期に得たらしい。E. M. フォースターや T. S. エリオットらとの手紙のやりとりが興味深かった。
次にいま読んでいるのがトマス・ハーディの『ダーバーヴィル家のテス』。これは駄文学部にとっては必読書のひとつなのだが、情けないことに今頃になってやっと取りかかったのである。「1991年4月13日 岡山市丸善にて」購入したという鉛筆書きのメモがあるから、なんと34年間も放っておいたわけだ。積ん読にもほどがあるね。
本棚にある未読の本は、時間はかかったもののここ数年一冊また一冊と読破して、かなり減らすことが出来たけれど、本棚にはまだたくさん残っている。悲しいことに、本を読むにも体力は必要らしく、若いころのように分厚い本を一日でかたづけるなんて芸当はもはや無理だ。弱るのは足腰ばかりではないんだ。やれやれ。
March 03, 2025
March 01, 2025
Daily Oregraph: 釧路駅まで
本日の最高気温は10.3度。晴れ。
早くも弥生三月、驚いたことに気温が10度を越した。そこで今日は駅まで散歩してきた。
この暖かさである。釧路川の水面に浮かんでいた板氷は影も形もなくなっていた。幣舞橋の上に立ち止まっている人影はたぶん観光客だろう。
どうも中国人観光客らしいが、よくごらんいただきたい。誰一人として景色を眺めてはいない。みなさんスマホに見入っている。それなら自宅の茶の間にいるのとあまり変わらぬような気もするのだが……
北大通をまっすぐ北上すればまもなく釧路駅。駅の右手に黒煙がもくもくと立ち上っているし、めずらしくも一眼レフをぶら下げた人を何人か見かけたから、ははあSL冬の湿原号だなと気がついた。
入場券を買わなくとも、駅の東側に隣接する駐輪場から列車を見物することができるので、回ってみた。スマホを構えている人々にまじって、ミーハー丸出しでぼくも一枚パチリ。
昔々函館から釧路まで通しの鈍行(少なくとも一部区間は二重連だったはず)に乗ったことのある男にとって、やはり蒸気機関車はなつかしい。所用時間はたしか20時間半(!)。いくらSLがなつかしくとも、いくら美しくとも、もちろんこの年になれば体がもたないから長距離はごめんこうむりたい。
その点冬の湿原号のコースはほどよい距離だから、爺さん婆さんにもおすすめできる。来たれ、釧路に。
さてめずらしく予告編である。
入舟の廃墟群。本日はここを通ってから幣舞橋を渡ったのだが、明日は25年前の姿をごらんいただきたい。家屋も人も年を取る。君もあなたも、いつかは必ずこうなるのだ(SLは植物でも動物でもないし、金と手間をかけて整備しているからピカピカなんだぞ)。
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