Daily Oregraph: 11月26日駅裏散歩
本日の最高気温は6.5度。晴れ。
薄い雲が広がっているけれど、まずまずの天気である。今となっては旧式なデジタル一眼レフ(Nikon D200)と、もっと旧式なレンズ(Ai Nikkor 50mm F1.2)の組合せをバッグに入れてバスに乗った。
またしても駅裏を散歩したのだが、まずは鉄北ショッピングセンター内を撮った次の一枚をとくとご覧いただきたい。
「なんだつまらん写真だな」とおっしゃるのはごもっともだが、実はこの写真には深い意味(笑)があるのだ。
上の場所を反対側から撮ったのがこちら。逆光と順光とではここまで写り具合がちがうものか、というのも驚きだが、肝心なのはそこではない。
テレホンクラブの看板は撤去されていなかったのである。つまりぼくは10月31日の記事でウソを書いてしまったことになる。とはいっても、店の前にガラクタが積まれていなければ当然気づいたはずだし、門番の黒猫さえいなければ前進して看板を目にしただろうから、罪一等を減じていただけるのではないかと思う。
聖鉄北ショッピング教会のステンドグラスの下で深く反省したことは申し上げるまでもない。
ああ、例のシュールな一升壜看板は真正面にあったんだなとはじめて気がついた。慣れたつもりでも見落としていることは多いものだ。
そこで素直に太田商店さんへ行ってみることにした。ずいぶん以前にお店を見たことがあるけれど、少なくともここ数年はごぶさたしているからだ。
店舗はこのすぐ左にある(一升壜の向きを見よ)。ぼくは最近あまりアルコールを摂取していないのでこのたびは店内に入らなかったが、日本酒の種類は豊富らしいので、あなたもぜひ。
このあともしばらくフラフラと歩き回り、意味もなくシャッターを切りつづけた。
たとえばこういうのに出会うと、ぼくは無性に撮りたくなる。一種のクセである。ものはいいようで、偶然芸術(accidental art)とでもラベルを貼っておけば一応は恰好がつく。自分にだってなんだかさっぱりわからないくせに、「わからんやつには到底わからんさ」とか、「ナンセンスに意味を求めるバカがいるか」とでもいって澄ました顔をしていればいいのである。
めずらしく大勢の旅行客でにぎわう駅舎内を一回りしてから、駅前のバス停へ。
駅裏はしばらくパスするとして、お次はどちらへ行こうかと思案中である。
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