Daily Oregraph: 音につられて
本日の最高気温は 19.8度。曇り。
さかんに草刈り機の音がするので見物に出かけた。わざわざそんなものを見に行くとは物好きなとお思いになるかも知れないが、ほかにたいした事件もないのだから仕方がない(みなさんお顔に塵除けをつけているので、写真をそのまま掲載しても不都合はないと思う)。
草刈りのほかにネタがまったくないわけではないけれど、読んでいるのが19世紀の小説ばかりなので、少々浮世離れしていることは否定できない。しかしクリスマス・キャロルの主人公スクルージが、あまりにもわれらが〇中平蔵氏によく似ているなど、現代に通ずるおもしろい発見もないわけではない。
拝金主義者のスクルージ氏は実はもともとが善人だから、クリスマスの精霊三人の力で本性に立ち返ったけれど、「みなさんには貧しくなる自由がある」などと途方もないことを平気でおっしゃる〇中先生は、精霊が束になっても説得できるような相手ではないとぼくは思う。
新しい時代のディケンズによる『新クリスマス・キャロル』の誕生を待ちたい。どうです、あなたお書きになりませんか?
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