Daily Oregraph: 毒を食らわば
本日の最高気温は 0.4度。晴れ。
さてやめるつもりだったパソコンいじりだが、結局昨日までかかってしまった。無関係なみなさまにはおもしろくもなんともないだろうけれど、メモとして。ご興味のない方はどうかお読みにならぬように。
メイン機として使用していた DELL の中古デスクトップ(Windows 7 Pro → 購入時 Windows 10 Pro 更新済み [SSD])が、たぶん電源回りのトラブルで故障したため、サブ機だった最古参のマウスコンピューター製デスクトップ(新品購入時 Windows 7 Home → Windows 10 Home に更新 [HDD])を使用していた。こいつは HDD なので動作がはひどく遅いけれど、我慢しながら使っていた。
ところがこいつのハードディスクに不良セクタが生じたので、先日 HP の中古デスクトップ(Windows 11 インストール済み [SSD + HDD])を購入したというわけである。
故障時に備えてパソコン2台体制を維持したいので、マウスPC をなんとか救いたい。ノートパソコンがあるから間に合うといえばいえるのだが、いろいろな作業をするならやはりデスクトップにかぎる。
故障した DELL の SSD を外してマウスPC のバックアップからクローンを作ろうかとも考えたけれど、ちょっと勉強が必要みたいだし面倒くさい。そこでひらめいたのが、クローンを作らずに DELL の SSD をそのままマウスPCに接続したらどうだろうかというアイディアである。直感的にうまくいきそうな気がしたのだ(理屈でないところが怖い(笑))。
ダメもとで試してみたら……うまくいったぞ。やってみるものだなあ。
起動直後はデバイスがどうとやら次々と表示されて画面が目まぐるしく変わったけれど、やがて落着いてデスクトップが元通りに復活した。しかしこの状態では Windows 10 Pro のままだから、もうひと手間かけて Windows 11 に更新する作業を行った。
その結果なんの問題もなく Windows 11 Pro に更新されたけれど、ここからが問題であった。「ライセンス認証」という関門が控えていたのである。プロダクトキーはマウスPC のと Dell のと二つある。どっちだろうか?
まずマウスPCのプロダクトキーを入力すると、にべもなく門前払いをくわされた(なぜ?)。次に DELL のプロダクトキーを入力すると、書類審査は通って面接まで進んだが、あと一歩というところで認証されなかった(なぜ?)。
そこでトラブルシューティングを実行すると、おまえの機械(マウスPC)はもともと Windows Home なのに Pro に更新したのがけしからんというのが、はねられた理由らしかった。DELL の SSD から更新したせいだ。
だがこういうケースは意外に多いらしく、トラブルシューティングの結果表示画面には「このデバイス上のハードウェアを最近変更しました」という項目が現れる。それをクリックすると、デバイス(PC)が二つ表示された。
そのうち現在使用中のデバイス(マウスPC)のアクティブ化を選択したところ、やっとライセンスが認証され、めでたしめでたし。結局 Windows Home から Pro へ移行できたのだから、最初から認証すればいいものを、余計な手間をかけさせるものだ。どっと疲れが出たことは申し上げるまでもない。ライセンス認証されなくても一応使用は可能だが、いろいろと制約があるのは困る。
やはり SSD の速さは圧倒的である。起動・シャットダウンとも高速だし、SSD が自家用車なら HDD がおさるのかごやのように思えてくる。ふつうの作業をする分には、CPU など世代が古くても一向にかまわないから、できれば SSD を使用するようおすすめしたい。
なおクローン作成については専用ソフトは不要で、先日申し上げた Windows 標準の「バックアップと復元」が役に立つと思う。あらかじめ C ドライブのバックアップをとっておき、容量が同等以上の新しい SSD または HDD を装着する。次に回復ドライブから起動して復元すればいいわけだ。YouTube には初心者向けの説明動画がいくつもある。
ああ、おれはなにをやっているのだ。今度こそ真人間に戻らなくては……
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