Daily Oregraph: 裏庭画報 ギョウジャニンニクの種
本日の最高気温は 21.5度。曇り。
ギョウジャニンニクの蒴果は、どことなくピーマンに似ている。まだ完熟していないらしく、強く圧迫してみてもビクともしなかった。
カッターの刃を入れるとまだかなり水気があり、独特のニンニク臭が鼻を突いた。三つあるコブをすべて上手に切開するのはむずかしく(百年修行してもぼくは外科医にはなれそうにない)、やっと一つだけ皮をむいて種を取り出すことができた。しかし拳骨一つにつき種が 3個できていることは確かである。
長さ約 3 mm の堂々たる種である。花は毎年見ているのだが、種を目にするのは初めてだ。小松菜なんかの種に比べれば巨大といってもいいのではないか。
こいつは毎年パラパラ落下しているはずだから、どれもが順調に発芽して成長すればギョウジャニンニクだらけになりそうなものだが、そうは問屋が卸さない。要りもしない雑草はむやみに増えるというのに、世の中うまくいかないものである。
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