Daily Oregraph: 終りよければ……
本日の最高気温は 1.7度。晴れ。気温はプラスだったけれど、風がひどく冷たかった。恐るべきは風である。
今日の港町岸壁の主役はカモメではなくカモ。港の水はさぞ冷たかろうに、平気な顔をしてプカプカ浮かんでいるとは、一体どんな神経をしているのだろうか?
ワクチンの副反応は肩が少々痛んだ程度ですみ、まずはなによりであった。ウォーの『無条件降伏』も無事読了したし、一年の終りとしてはまずまずの出来だろうと思う。
積ん読組はまだ多数残っているが、愚痴をこぼしながらも一冊また一冊と読みつづけているうちに、あらためて本棚を見るとずいぶん減ってきたようだ。この分でいけば、生きているうちに全部とはいえぬまでも、ほとんど片づけられそうな気がしてきた。
最後の本の最終ページを読み終えた瞬間にご臨終……となれば、三文芝居の結末みたいでめでたいのだが、そうは問屋が卸すまい。その次に望ましく、しかも実行可能性が高いのは、戸棚にあるうまい酒を一滴も飲み残さずにあの世へ行くことだろう。
そう考えてハッと思い出したのが、今年の春大学のある先輩から頂戴して以来大事にしまいこんでいたワインである。そうだ、無常迅速、せっかくの美酒を残して死んでなるものか。
そこで昨日は個人的な記念日だったから、コルクを抜いてじっくりと味わい、いい加減に酔ってぐっすり眠ることが出来た。これまた一年の締めくくりにふさわしい、実にうまいお酒であった。
面倒くさいから年内はもうブログはお休み。みなさまもどうかよいお年を。
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