Daily Oregraph: 京都通信員だより-終い弘法・終い天神
京都通信員より、一年のしめくくりにふさわしく、21日の東寺「終い(しまい)弘法」と25日の北野天満宮「終い天神」の写真が送られてきたので、家にこもっているみなさまにご覧いただきたい。どちらもコロナ禍さえなければ、はるばる出かけて見物するだけの価値はあると思う。
通信員によると、どちらも出店数はかなり減り、観光客は例年の十分の一程度であったという。
まずは弘法さんの市である。なるほど人出が少ない。ぼくは一度しか見物していないけれど、この市には恐ろしいほど人が集まる。
これは2002年9月21日に撮影したものだが、門前からすでにこの人出で、暑い日だったせいもあり、境内は人いきれで具合が悪くなるほどであった。
こちらは25日の天神さん。出店数はほぼ半減したらしい。弘法さん同様、妙な骨董品なども売りに出されており、右側に見えるのは火焔太鼓じゃないかと通信員君はいうのだが、それなら腰を抜かして坐りションベンするほどの高値がつくかもしれないんだから、買えばよかったのに。
これは2014年9月25日に撮影したもの。東寺ほどごった返してはいないという印象を受けたけれど、もちろん人出は多いし、驚くほど多数の露店が並んでいた。一通り見て回るだけでも結構な時間がかかる。
神仏をも閉口させるほどの勢いがあるのだから、コロナ恐るべし。通信員君もあまりフラフラ歩き回らないほうがいいのではないだろうか。
Comments