Daily Oregraph: 網走港絵日記 9月30日
網走港第4埠頭のゲート。どこの国のどこの貿易港でも、外航船の接岸中は関係者以外立入禁止だから、ゲートでは警備員さんが人の出入りをチェックしている。
テロ対策が目的だけれど、テロリストなどめったにうろつくわけがない。釧路港でもそうだが、実際は釣り人対策として役立っているように見える。
荷役中に一般市民が岸壁をウロウロするのは危険ゆえ、安全上は評価できると思う。危ないのは荷役作業だけではなく、荒天時には船の係留ロープが切れることもある。そいつに当たったら、よくて重傷、まずたいていはあの世行きである。
「本日釣りはできません」というのは、これまた釧路港同様、外航船が係留していなければ出入り自由で釣りもできるということだろう。
囲いの中で釣りができないから、釣り人は外に群がる。釣りをしていたお爺さんに声をかけられ、
-その船、いつ出るの?
いかにも邪魔だという口ぶりである。
ちょっと気の毒だけど、どうか我慢していただきたいものだ。
Comments
かつて(とはいても、中学校の頃ですが)、釣りに凝っていた私としては、岸壁釣りってのが妙にあこがれだったんですよね。
私の住んでいたあたりは砂浜で、遠くへ投げて釣るしかなかったですから、すぐ下に糸を垂らしてつりが出きるって易しそうじゃあないですか。
Posted by: 三友亭主人 | October 02, 2018 22:33
>三友亭さん
易しそうに見えても、魚は簡単に食いついてくれないんじゃないかと……(笑)
写真は撮りませんでしたけど、岸壁のすぐ前に小さなボートを浮かべて釣っている猛者もいましたよ。
Posted by: 薄氷堂 | October 02, 2018 22:54