Daily Oregraph: 雪の重さ
またも雪。深夜から降りはじめた雪は早朝になって雨に変り、たっぷりと水を含んだ。わずか十センチにも満たぬ積雪なのに、重いのなんの、朝から一汗かいてしまった。
まとまった雪はこれが三度目。いずれも量的には少ないけれど、塵も積もればなんとやら、その都度雪かきしないわけにはいかない。手間は手間なのである。
雪の少ない釧路にしてこうなのだから、多雪地帯の住人の苦労は察するに余りある。まだ雪かきできるうちはいいけれど、体がいうことをきかなくなったらどうしようかと思うとゾッとする。
いつも散歩する坂道にはいつの間にか轍ができていた。こいつが凍りつくと車のすれちがいがむずかしいから厄介なのだ。
いや、轍にはまれば身動きならぬのは車ばかりではなく、人間いったん出来上がった生活パターンを変えるのは容易ではない。いくらあがいてもズルズルと引き戻されてしまうのである。
-ちぇっ、われながら進歩がないなあ。憂さ晴らしに一杯やるとしようか。
-あのね、だからそれがよくないんだよ(笑)。
Comments
連日の雪かき、お疲れ様です。
こうも続くと、そのたびにご褒美の一杯っていうのはやりづらくなりますなあ・・・
Posted by: 三友亭主人 | December 11, 2017 22:39
おはようございます。この写真は弥生中への通学路でした。降りていくと嵯城商店。懐かしいです。雪景色を見て中学生の頃、釧路新聞の朝刊配達のバイトしていたのを思い出しました^^ 月1日休みで皆勤賞込で13,000円…今考えるとホント安い(笑) 当時はマイナス28度とか普通にあったのですが、若かったせいかあまり寒いとは思いませんでした。今は偶に札幌に帰っただけで寒くて堪りません。 お身体気おつけてください。ブログ更新楽しみにしております。
Posted by: Nellgwynn | December 12, 2017 08:46
>三友亭さん
沖縄行の記事を拝見いたしました。旅行代理店(?)のお仕事も大変ですね。
ごほうびは毎度しっかりいただきます。動物だって餌をくれなければ芸をしませんよ(笑)。
Posted by: 薄氷堂 | December 12, 2017 10:33
>Nellgwynn さん
コメント、どうもありがとうございます。
マイナス28度の頃をご存じとは、なんとなくお年の見当がつきますね(笑)。
ぼくも高校生のころは真冬の早朝に平気で散歩していたのですから、今思うと夢のような話です。
Posted by: 薄氷堂 | December 12, 2017 10:39