Daily Oregraph: 裏庭画報 芽出たい話
昨日の雨で地面にはまだ湿り気が残っている。水やりをしなくていいのはありがたいことである。
これは小松菜。
こちらは水菜。小松菜と水菜は発芽してもう何日かになる。
水菜はほとんど無味無臭、そううまいものではなく、あくまでもシャキシャキとした歯ざわりが命だと思う。
遅れて発芽した白カブ。一昨日は確認できなかったから、昨日あたり芽を出したのだろう。
白カブは葉っぱが実にうまく、ぼくは青菜のひとつとして植えている。ちょいと苦味のあるところがたまらない。オリーブオイルで炒めると、なかなかのごちそうになる。
こうして見ると、芽を出したばかりの頃は、どれも見た目では区別できないけれど、農業の達人ともなれば一目で見抜くのかもしれない。
例のグースベリは順調に成長している。経験によれば五月末には花が咲く。花が咲けば実のなるのは道理だから、おおいに期待している。完熟したグースベリは甘くてうまいものだ。
さて先日から気になっていたのが、グースベリの枝の近くに群れる葉っぱである。毎年別の場所に数本だけ顔を出すギョウジャニンニクによく似ているのだ。
ここは昨年取り壊した古い物置の裏手だから、今年になるまで存在に気づかなかったのである。
根っこのほうを見ると、やはりギョウジャニンニクらしい。これだけまとまって生えていると十分料理に使えそうだが、根絶やしになっては困るから、手をつけずにおこう。
ギョウジャニンニクは6月下旬に開花するので、もしどれかに花が咲けば正体を確認できるだろう。
日陰にみつけたこの花はツルネコノメソウだろう。
五月はまだ雑草も伸びきっていないから、わが裏庭自然公園を楽しむには最高の時期である。近いうちにサクラも咲くだろう。
Comments
なかなか豊かですなあ・・・
収穫の時期が楽しみですね。
シロカブは・・・例の大阪の産のものでなければ大好きですが、炒め物はまだ試したことがありませんね。こんど試してみます。
Posted by: 三友亭主人 | May 13, 2017 06:17
>三友亭さん
カブの葉は案外うまいですよ。お試しあれ。
> 例の大阪の産のもの
ぼくは大阪の町は好きですけど、あの元市長はいけませんねえ。煮ても焼いても食えないという……
Posted by: 薄氷堂 | May 13, 2017 10:32