Daily Oregraph: 今夜はたらふく
本日の夕食はタラの鍋。
どなたかが「たらふく食ったんだろう」と駄洒落を飛ばしそうだから(笑)、先手を打ってタイトルにしておいた。はい、食べましたとも。
タラはしみじみといい出汁が出るので、最後に飯を投入してスープといっしょに啜れば、これぞ天下の美味である。クリントンもトランプもくそ食らえ、金融資本など馬に蹴られてしまえ……そんな気分になるほどうまい。
それにしても鱈腹とはよくいったもので、タラの腹はぽっこり出ているし、捌くと中から未消化の魚がゴロリと現れたりする。
タラに限った話ではないが、連中は獲物を味わって食うわけではなく、ただ丸呑みにするのである。進化の法則に従えば、胃袋の中に味覚器官が発達しそうなものだけれど、いかがであろうか(確認できればノーベル賞級の発見かと……)。
いけない、いけない、ノーベル賞ごときに色気があるようでは、まだまだ人間ができておらんぞと、どうせ取れもしないくせに深く反省したのであった。
Comments
寒い木枯らしの吹く日は、やっぱり「たら汁」でしょうか!
ぶつ切りにして、醤油とみりんで甘く煮付けるのも、乙なものです。
“ノーベル賞”・・ってか、
やっぱり“イグ・ノーベル賞”が妥当なのでは(笑)
Posted by: Grayman | November 16, 2016 01:43
>Graymanさん
わが家ではタラの鍋にはほとんど身を入れないんです。いわゆるアラさえ入れればオーケー。涙が出そうになるほど(笑)うまい出汁が出ます。
煮崩れしやすい身は、フライにして食べることが多いのですが、これがまたうまい。白身魚のフライの王者ではないでしょうか。
>“イグ・ノーベル賞”が妥当なのでは(笑)
ハハハ、そっちのほうがうれしいかも。
Posted by: 薄氷堂 | November 16, 2016 08:50
最近、近所にできたスーパーが冬になると小ぶりではあるものの結構いいタラを並べてくれているんですよ。
値段は大体1000円前後。杭盛りの息子二人はいる家庭では、このぐらいの出費は必定。
・・・で、お店でさばいてもらうときには必ずあらもつけてもらい、一日目はタラと豆腐のお鍋。二日目はあらを使って豆腐の味噌汁・・・
おや、二日とも豆腐が出てきたぞ・・・
Posted by: 三友亭主人 | November 16, 2016 21:30
>三友亭さん
写真のタラは一尾まるごとで税込み398円也。それでたらふく食べられるんですから、うれしいじゃありませんか。まさに貧乏人にとって鱈は福の神ですね。
> お店でさばいてもらうときには必ずあらもつけてもらい
アラに一番値打ちがあるんですから、捨てるわけにはいきませんよね。
Posted by: 薄氷堂 | November 16, 2016 21:51