Daily Oregraph: 裏庭画報 ナナカマドの実
「家の前の柿の実が2つばかりになり」という Nori さんのコメントを拝見し、そいつはなかなか風流だと思った。秋空と柿の色はいい取り合わせである。
そこでなにか色気のあるもの(?)はあるまいかと、コンパクトデジカメを持って裏庭へ行ってみたら、ナナカマドの実がまばらに残っていた。柿のならない釧路では、渋くて食えぬナナカマドの実で我慢するしかあるまい。
もうすぐ十二月だというのに『嵐が丘』はまだ10ページほど残っている。それが終わっても最後の見直し作業が控えているから、仕事の実がならぬうちにナナカマドの実はすっかり落ちてしまうにちがいない。
今年は春からアルバイトをはじめたせいもあるが、身辺になにかと落ち着かぬ出来事もあって、読書も去年のようにははかどらなかった。それでもアルコールだけは相変わらずはかどっているのだからおかしい。うまさけ三輪の神様がわがボロ家に降臨されたのだろうか?
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Comments
三輪の神様は大和一の宮。日本諸国それぞれにある一宮の中でも特に力の強い神様。それに、色ごとにかけては非常に熱心な神様でもあります。どこぞに美貌のご婦人がおらぬかと・・・きっと釧路あたりにも・・・
先日テレビを見ていたら、我が郷里の蔵王の紅葉・・・その見事な赤はナナカマドのものでした。大和ではあまり見かけないものなので、ちょいと懐かしくなりました。
Posted by: 三友亭主人 | December 01, 2013 08:19
>三友亭さん
色好みで酒好きの神様というのはきらいじゃありません(笑)。日本の神様は人間くさいところが魅力です(というより、昔々はどこからが神様でどこからが人なのか区別しにくいですよね)。
ナナカマドの木ももうじき丸裸になります。
Posted by: 薄氷堂 | December 01, 2013 20:21