Daily Oregraph: 裏庭画報 ウラホロイチゲの花
今日も雲が多かったけれど、気温が高かったのでウラホロイチゲの花が完全に開いていた。そこでぼくにしてはめずらしく、花をアップで撮ってみた。
この花は一時ヤチ(谷地)イチゲと呼ばれていたらしい。
キクザキイチゲに似るが、がく片は5~8枚、短く幅が広い(『新版 北海道の花』)
さて連日目の疲れる作業をしているので、さっぱり『アイヴァンホー』を読む気力が湧いてこない。気分転換に肩のこらないブラウン神父(Father Brown)ものでも読もうかと思っている。
作者のチェスタトン( G. K. Chesterton, 1874-1936)は批評家としても大変有名な人物である。ものすごい巨漢だったらしく、あまりにも腹が突き出ていたせいで、自分では靴ひもを結べなかったと読んだことがある。
-そうか、えらい批評家になるためには、おれももっと腹を出さなくちゃ!
あなた、そりゃカンチガイというものですぞ(笑)。
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Comments
腹の出具合が評論家の物差しとなるのならば・・・靴ひもが結べないほどにしろ、私もいっぱしのの評論家として世に出てしかるべき・・・そちらの方で飯が食っていけるようになれば、腹の出具合も更に更にまして、評論家としての力量もますます深まって行くという好循環になって行くのですが・・・
どうやら、現実はそうではないようです。
Posted by: 三友亭主人 | April 29, 2013 18:54
あ・・・私も!「批評家デビューも間近か??」と、一瞬ゾッとしてしまいました。
いやしかし、ネットの普及で今や世の中批評家ではない人を探す方が難しかったり・・・
ウラホロイチゲの可憐さ、ホッとっするようですねぇ。
Posted by: りら | April 30, 2013 00:16
>三友亭さん
ひものない靴を選べばよかったのに(笑)……というのは現代の感覚なんでしょうね。
お腹だけではなく、チェスタトンの写真を見ると、髪は獅子のごとく、眼光の鋭いことは虎のごとく、すぐにただ者ではないとわかります。
せめて髪だけでもたっぷりといきたいものですが、さて?
Posted by: 薄氷堂 | April 30, 2013 08:02
>りらさん
たしかに批評家が多いですね。でもそのほとんどが聞きかじりか知ったかぶり。
「○○について」書かれた本は読んでいるけど、「○○」そのものは読んでいなかったり……これは自分でも反省しなくちゃと思っています。いまさら要領よく点数を稼ぐ受験生みたいなことはしたくないですし。
ウラホロイチゲはどこにでも咲いているという花じゃありませんから、わが裏庭の自慢です。
Posted by: 薄氷堂 | April 30, 2013 08:16