« Daily Oregraph: ネコヨラズ | Main | Daily Oregraph: 【特集】 臨港鉄道と石炭列車 (2) »

November 19, 2011

Daily Oregraph: 【特集】 臨港鉄道と石炭列車 (1)

111119harutorieki
111119harutorieki2

 釧路臨港鉄道春採駅の全景である。今日はあいにくの天気だったが、わざわざ撮影したのは、これまで石炭列車にばかり気を取られて、駅舎をまともに撮ったことがなかったからである。

 長い歴史を誇るこの鉄道は、現在釧路コールマイン株式会社の採炭した石炭を春採から知人の貯炭場まで貨車輸送している。

 かつては旅客輸送をしていた時期もあって、釧路市民には大変なじみの深い鉄道である。また石炭の黄金時代が過去の話となった今日、石炭を貨車輸送する国内唯一の路線として全国の鉄道ファンにも知られている。

 ぼくがこの春採駅を訪れて機関車を撮影したのは2005年1月14日のこと。太平洋炭礦 OB であるスコップさんにお口添えいただき、構内に立ち入って運転席の内部まで撮影し、そのあと釧路コールマインの構内を見学するという貴重な体験をすることができたのである。

 そのとき撮影した写真のほんの一部はすでに掲載ずみであるが、臨港鉄道(略称臨鉄)訪問記としてまとめるのをサボっているうちに、すでに6年以上の歳月が経過してしまった。

 そこでスコップさんのご厚意に報いるためにも、何回かに分けて特集記事を掲載する予定だが、せっかくだから郷土史の勉強も兼ねて、わが釧路の誇る臨港鉄道の歩みについても簡単に触れたいと思う。幸いなことに、これ以上は望めないという最高の参考書がぼくの手元にある。

Rintetsu60nen_2 

 もちろん本書の内容のすべてをご紹介するわけにはいかないけれど、臨鉄の歴史をざっと把握できる程度にはまとめてみたいと思っている。

 乞うご期待。

|

« Daily Oregraph: ネコヨラズ | Main | Daily Oregraph: 【特集】 臨港鉄道と石炭列車 (2) »

Comments

The comments to this entry are closed.