October 13, 2026
October 06, 2026
Daily Oregraph: 消えた看板-いなり小路
本日の最高気温は21.0度。晴れたり曇ったり。
出世坂には落ち葉が目立ち、秋の深まりを感じるけれど、ここのところ気温は高めである。
さて本日の超ローカルニュースはこれ。おわかりになるかな? 写真を見てすぐにわかった方には、釧路検定第一級認定証をさしあげたい。
さよう、「いなり小路」の看板が、いつの間にか取り外されていたのである。小路自体はかなり以前から事実上消滅していたけれど、看板だけはつい最近まで残っていたのだ。こうして町の景色は変わっていくので、ひんぱんにパトロールする必要がある(笑)。
看板を失った以上、あと数年もたてば、いなり小路の存在は完全に忘却されてしまうにちがいない。千年後にはこの小路の位置をめぐって考古学会で大論争が展開され、東大派と京大派が対立して火花を散らすかもしれない。
魏志倭人伝をいくら読んだって答えはみつからないけれど、当ブログの関連記事が残っていれば議論に決着はつくのだが(笑)、残念ながらそれらもすでに歴史の闇に埋もれているだろう。むなしいね、まったく。
October 05, 2026
Daily Oregraph: アオサギふたたび
本日の最高気温は18.8度。晴れ。
先日ご紹介した春採湖のアオサギを、望遠で撮ってみることにした。
CASIO のコンデジ(EXILIM EX-ZR3000)は300ミリまでの望遠付きだから、こういうときには役立つのだが……晴れた日の野外では背面液晶がほとんど見えないのが難点である。ぼんやり輪郭が識別できる程度なので、ほとんど勘に頼ってエイヤッとシャッターを切るしかない。やはりファインダーは必要なのだ。
撮影場所はあまりよくないけれど、残念ながら短いバスの待ち時間にバス停付近から撮っているので動けない。それでもこのくらいズームするとアオサギがアオサギであることはよくわかる。
もっとズームするとアオサギ君たちの表情らしきものが見えてきた。この連中、前回はジッと動かなかったが、今回はわりと活動的で、見ている途中で二羽ほどバタバタと飛び立った。ぼくには飛ぶ鳥をカッコよく撮るほどの腕前はないし、そもそも液晶モニターがほとんど見えないカメラでは撮りようがない。
それなら一眼用の望遠レンズを買えよ、という話になるけれど、ムダづかいになるから買いません(笑)。鳥は鳥屋さんにお任せします。どなたか春採湖畔に出かけ、どうか会心の一枚を撮ってお見せください。
October 02, 2026
Daily Oregraph: 主役は旭橋
本日の最高気温は18.0度。晴れ。
とうとう十月になってしまった。街路樹のナナカマドは葉が枯れはじめ、歩道には枝から落ちた赤い実もちらほら見える。
さて今日は秋晴れの空に誘われて散歩に出たわけではなく、ちゃんと目的があったのである。
先日旭橋からの景色をご紹介したとき、肝腎の旭橋全景を撮り忘れたのは、いかにも失礼であった(笑)と反省し、どうも気になっていた。そこでまなぼっと(生涯学習センター)の展望室から望遠で撮影しようという趣向である。
カメラは300ミリまでの望遠ズーム付きの CASIO のコンデジを使用したが、実際には焦点距離200ミリ程度で間に合った。
手前から上流に向かって、久寿里橋、旭橋、JR鉄橋、少し離れてちらりと一部が見えるのは貝塚大橋である。しかしこれでは主役の旭橋が目立たないから、もっとズームしてみよう。
屋根に MARINA と書かれた建物のあたりは撮り鉄諸君のお気に入りスポットである。だから市外の方でも鉄道ファンなら案外旭橋をご存じなのかもしれない。
やれやれ、これで胸がスッとした(笑)。
September 26, 2026
Daily Oregraph: 本日の収穫?
本日の最高気温は19.5度。晴れ。
先日大川町の記事を書いて以来、ずっと気になることがひとつあった。現在のセンチュリーキャッスルホテルあたりに、かつて各種宴会場を営む「なんとか会館」があったはずと記憶しているけれど、どうしてもその名前を思い出せなかったのである。
よほど読者に教えていただこうかとも思ったのだが、ぼくの記憶ちがいだったら申し訳ないし、そのうち思い出すだろうから放っておいたのである。ところがいつまでたっても記憶がよみがえらない。のどに刺さった魚の骨がいつまでも残ったような気分がして、どうも落ち着かない。
本日ついにそれがわかったのである。
重い腰を上げて、まだ整理し残していた両親の部屋を片づけていたら、意外にも箪笥の中から答えがみつかり、「ああ、これだ、これ!」と、思わず声を上げそうになった。超ローカルな話題だから、他地方のみなさまにとってはどうでもいいかもしれないが……
若い方は別にしても、釧路商工会館をご記憶の市民はまだ大勢いらっしゃると思う。大川町2の5といえば、まさにセンチュリーキャッスルホテルの住所である。この写真は1978年の請求書の一部分だけれど、わずか48年前のことを思い出すのにこれほど手間がかかるのだから、いくら掘っても請求書や領収書が出てこない古代の歴史が謎だらけなのは当然である。
念のためググってみたが、ヒットしたのはほんの数件のみで、建物の写真はみつからなかった。1955(昭和30)年当時の地図に同会館は載っていないから、それ以降キャッスルホテル(現センチュリーキャッスルホテルの前身)が開業した1987(昭和62)年までの間に存在したことはまちがいなく、ぼく自身同会館を何度も利用したこともたしかである。
なんにせよ疑問が解決したのはまことにありがたかった。さらに箪笥の中からは思いがけぬものが出てきたので、ついでにお目にかけよう。
なにかの記念品としてもらったものだろうか、SONY のトランジスタラジオである。元箱こそなかったが、ビニール袋に入ったままで、未使用の新品だと思う。電池を入れてみたらちゃんと受信するし、音質も良好である。
調べてみたら1984年製らしく、ちょうど商工会館の末期か解体後にあたる。たいして立派なものでもないのにわざわざ写真を撮ったのは、デザインが今どきのものではなく(笑)、なかなかおもしろいからだ。当時の SONY 製品としてもやや異色ではないかと思う。
ラジオはめったに聞かないけれど、ワイドFMにも対応しているし、緊急時用として利用することにした。
そんなわけで本日の収穫は、疑問の答えひとつとトランジスタラジオ。
September 23, 2026
Daily Oregraph: 旭橋から
本日の最高気温は20.8度。晴れ。
実用一点張りの旭橋は、地理的に中心街から離れているせいもあって、観光客が目指すべき橋ではない。面白味がないせいか、今日はうっかり外観全体を撮影し忘れてしまった。
たまたま車の少ない時間帯だったから誤解されるかもしれないけれど、ここは比較的交通量も多く、たいへん重要な橋である。
しかし車はともかく、歩行者はきわめて少ない。歩いて楽しい橋ではないのである。
そんな旭橋にやって来たのは9月2日の記事でご紹介した、2000年代はじめ頃にこの橋から撮った景色が現在どうなっているのかを確認するためである。
以下の三枚は同記事中の写真7, 8および9に対応しているので、比較してごらんいただければ幸いである。
旭橋から久寿里橋(釧路川下流方向)を見る。みごとに整備され、ケチのつけようがない。
こちらは上流側。左手に見えるのは JR の鉄橋である。やはり完璧に整備されて、もはや昔の面影はない。
気持よく散歩できるのだから文句をいうつもりはないけれど、人の匂いというか生活臭が希薄になったことは否定できないと思う。突拍子もないことをいうようだが、この変りようは映画館の変化にも似ているような気がする。
現在の若い観客には想像もつかないだろうが、かつて映画館は異世界であった。トイレに入ればアンモニア臭で頭がクラクラするし、「禁煙」の表示はあってもタバコの煙があちこちから立ち上り、それが映写機の放つ光を受けてゆらめくという、まあ一種の無法地帯みたいなものであり、それが魅力でもあったのだ。
けしからん! とおっしゃるのはごもっともである。ごもっともではあるのだが、その外界とは隔絶された異質の空間に身を置きたくて、ぼくは高校の授業をサボってよく映画館に逃げこんでいた。
すると映画を見ているうちに不思議な心理が働いて、おれはこんなとんでもない場所にいていいのだろうか、もっとマジメにならなくてはいけない、やっぱり勉強したほうがいいんじゃないか……そう思うのだが、映画が終わって外のまぶしい光を浴びたとたんにその決心は鈍り、ひと月もたつとまた映画館へ行きたくなるのであった(笑)。
さて最近の映画館はどうだろうか。トイレは清潔だし、上映中に喫煙する不心得者などもちろんいやしない。もちろんそれはいいことであるにはちがいないけれど、もう異世界ではなくなってしまった。だからぼくはここ十年ほど一度も映画館には足を運んでいない。画面の大きさを別にすれば、部屋のパソコンで動画を見るのとたいしてちがわないと思うからだ。
最後は旭橋から見た釧路川右岸。もうどこがどうだったのかわからないほどの変わりようだ。田舎者の19世紀小説愛好家としては、この景色はちょっとさびしすぎるのである。
September 20, 2026
Daily Oregraph: 例によって……
本日の最高気温は20.3度。雨。
このところすっかりサボりぐせがついて生存証明写真を撮っていないから、例によって古い写真でお茶を濁すことにした。
2001年9月1日、旧丸井今井新館前で撮影。画面右奥には本館裏が見える。リヤカーに並べられているのはカレイの干物で、釧路人ならだれでも知っているとおり味は淡白かつ上品、実にうまいものである。
残念ながら最近ではこのおばさまを見かけない。人通りが激減して商売にならないせいもあるのだろう。散歩する楽しみがひとつまたひとつと失われていくのはさびしいことだ。
これだけでは愛想がないので(笑)、もう一枚、同時期(2001年9月20日)に撮影した夜のいなり小路。いまとなってはウソみたいな景色である。
昔をなつかしむばかりではいかにも芸がないけれど、人間年を取るとどうしてもこうなるんだよなあ。もっと魅力のある新しいものが登場してくれれば話は別なのだが……
愚痴をこぼしてもしかたがないから、気を取り直して歩かなくちゃいけないね。



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