August 14, 2026

Daily Oregraph: 旧丸井今井周辺 2000年夏

 本日の最高気温は25.0度。曇りのち晴れ。

 2000年の夏にフィルム一眼レフで撮った北大通・旧丸井今井付近の写真を掲載するにあたり、現在の景色と比較するとおもしろいのではないかと思って、午前中にマチへ出かけてきた。(午後からは晴れたのだが)あいにく曇り空だったため色は冴えないけれど、まずはお目にかけたい。

 できるだけ撮影範囲は同じになるよう心がけたが、やはりぴったりとはいかなかった。その点はどうかご容赦いただきたい(撮影地点・方向については略図ご参照)。なおいずれも当時の写真の下に本日撮影したものを掲載している。

① 山下書店・くしろデパート(2000年7月15日撮影)

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 どちらも姿を消して今はマンションが建っているけれど、さとう洋品店さんの建物は健在である(本日はシャッターが閉まっていた)。旧丸井今井(丸三鶴屋)もさることながら、山下書店あるがゆえにマチに通ったという方も少なくなかったはずである。

② マルカツからいなり小路へ(2000年7月26日撮影)

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 正面奥がいなり小路の入口で、すぐ右にはまんじゅう屋があった。いなり小路にはラーメン屋など食堂がいくつかあって、思い出深い場所だったが今や跡形もなく、出口にある商店のみ当時のまま営業をつづけている。

 まんじゅう屋は現在空き店舗だが、ぼくは高校生時代マチへ行くとよくここでアンマンを食べた。蒸したてのまんじゅうには熱々のほうじ茶のサービスがあり、どちらもべらぼうにうまかった。

③ 丸井今井本館前(2000年8月5日撮影)

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 本来なら今年も港まつり踊りパレードの当日(8月8日)に撮影して比較すべきだったが、すでに昔日の元気を失って(笑)人ごみを敬遠し、さびしい写真になってしまった。

④ 十字街から見た丸井今井(2000年7月26日撮影)

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 北大通と国道44号線が直交するので十字街というのだろう。貸金業者が中心街から撤退したことは景観上喜ぶべきことだと思うが、(この写真には見えないけれど)北洋銀行の向い側の千秋庵跡地が現在コンビニというのはさびしい。ここは一等地のはずなのだが……

⑤ 丸井今井本館裏手から新館方向(2000年8月12日撮影)

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 喫茶フィレンツェも今はなく、丸井今井新館横にずらりと並んでいた客待ちのタクシーは、魔法をかけたかのように消えてしまった。人の流れが完全に変わってしまったのだ。当時はここに来れば確実にタクシーに乗れたのだが、今や街中でタクシーを拾うのは至難のわざである。

⑥ 丸井今井新館前から北大通東家方向(2000年8月12日撮影)

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 ここも大きく変わった。人のにおいが希薄になり、まるで別の街に来たような気分になる。画面左手に PACHINKO の看板が見えるけれど、今はない。もちろん映画館などとっくの昔に消え去っている。

 マチがマチでなくなったのは釧路にかぎらず地方都市共通の現象かとは思うが、これで本当にいいのだろうか。もし郊外型の大型スーパーが撤退すれば、あとにはなにが残るのだろうか? フーフーいって熱いお茶をすすりながらアンマンを食う店もなくなってしまったしなあ(笑)。

 最後に写真を撮影した場所とレンズを向けた方向を略図で示しておくので、ご参考までに。

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August 11, 2026

Daily Oregraph: エモい写真 その2

 本日の最高気温は22.9度。曇りのち雨。

 前回の記事へ QuantumBerry さんがお寄せくださったコメントに、旧丸井今井新館が言及されていたので、古い写真ファイルから探した写真をお目にかけたい(以前掲載したことがあるかもしれないことをお断りしておく)。

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 これは前回の写真よりも前進した位置から、2000年7月15日にフィルム一眼レフで撮影したもの。左側の建物が旧丸井今井の本館、右側奥に「丸井今井」と見える建物が問題の新館である(当時はどちらも営業中)。前回の写真では「Kute (?)」という文字に変わっている。所有権が移転したのだろうと思うけれど、詳しい事情はぼくにはわからない。気づかぬうちに変わっていたのである。

 この新館は2027年から28年にかけて解体される予定だそうだ。建物の傷みがひどくて危険個所もあるため、解体は歓迎すべきことだと思う。新館跡地の利用については未定らしいので、本館の行く末がどうなるかも含めて今後注目である。

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 さて本日のエモい写真はこちら。バス停の向い側のビルこそ、丸井今井が引き継ぐまで長らく「マルサン」として市民に親しまれたデパート丸三鶴屋である(当時はまだ新館はなかった)。マチに出れば必ず丸三に行ったという方も少なくないと思う。

 この写真は日付不明ではあるが、亡父が1950年代末か1960年代初めに撮影したものである。十字街という地名は今も使われているが、「東邦交通」は現在「くしろバス」。

 この写真がエモくないというのであればなにがエモいのか(笑)、ぼくにはわからない。

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August 09, 2026

Daily Oregraph: マチに人が……

 本日の最高気温は26.0度。曇りのち晴れ。

 くしろ港まつり最終日。気温26度ともなれば夏らしい気分になる。住宅街ではめずらしくセミの鳴き声が聞こえた。

 昨日は市民踊りパレードがあったけれど、ぼくは祭りにはもともと縁がないし(昔々浴衣を着て踊りパレートに参加したことがあるというのは内緒である)、人出が多すぎるのは苦手なので敬遠しておいた。しかしたまには街中を人々が行きかう光景を見たい気持ちもないではない。

 そこで本日は午後から音楽パレードがあるから、午前中ならさほど混雑してはいまいと予想して、ちょっとだけ見物に出かけることにした。

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 国際交流センター前の広場には露店が並び、家族連れでにぎわっていた。予想的中して大混雑というほどではなかったが、衰えたりといえども道東の拠点都市だけあって、やはりイベントさえあれば人々は集まってくるのである。たまにはこういう光景もいいものだ。

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 ああ、北大通が「マチ」と呼ばれていた頃は、ふだんでもこのくらいの人出はあったのだ。いくらぼくが混雑ぎらいとはいえ、マチがさびしすぎるのは悲しいことだ。いっそ港まつりを毎月開催してはどうだろうか(笑)。 

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August 07, 2026

Daily Oregraph: 立秋

 本日の最高気温は22.3度。曇り。

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 立秋。曇りだが午前中は青空の広がる時間もあった。ひさしぶりに出世坂を下って、ちょっとだけ街を歩いてきた。

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 写真を見れば暑そうだけれど、歩いているうちにうっすら汗ばむ程度なので、まずは快適であった。明日の予想は25度だから、多くの釧路人が暑さを感じるはずだ。万一35度にでもなろうものなら、街行く人々はバタバタと倒れるにちがいない。

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 近所の空き地では、またしても十頭ほどのエゾシカの群れがムシャムシャ草を食っていた。もちろんクマやイノシシとはちがってごくおとなしいのだが、エゾシカは図体がでかいから、このくらいの距離で相対するとちょっとひるまざるをえない。日本中で野生動物が市街地に出没しているという事態は、この国の弱体化を象徴しているような気がする。

 ところでこのシカたちは、どこで水分を補給しているのだろうか? いくら植物中に水分が含まれているといっても到底足りるわけはないから、どこかで水を飲んでいるはずだけれど、この近くでは場所が思い浮かばないのである。

 え、連中を追跡して水場を確認しろとおっしゃるのですか?

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August 03, 2026

Daily Oregraph: 37.5度の思い出

 本日の最高気温は21.6度。晴れ。

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 予報どおりの上天気であった。気温は昨日よりほんの少し上がっただけなのに、歩いているうちにうっすら汗ばんできたから、ほんの1~2度のちがいでもバカにはできないものだ。

 最近ではあたりまえの35度以上の暑さなど、25度以上になると暑さを感じる釧路市民の想像をはるかに超えている。半世紀以上も昔に京都で経験した37.5度というのがぼくの最高記録だけれど、エアコンはもちろん扇風機もない室内は40度を軽く突破し、気息奄々、窓を開けても熱風が入ってくるのだからやりきれない。最後の手段として近所の喫茶店に避難したことを記憶している。

 当時の自販機にはミネラルウォーターや麦茶などという人畜無害な飲料を売ってはいなかったから、水分補給はもっぱらコカ・コーラであった。体にいいも悪いもない。冷蔵庫がない以上、熱中症で死にたくなければ、冷たいコーラを買っては飲み買っては飲みするしかなかったのである。

 それを思えば釧路は別天地、まことにありがたいことだ。

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 散歩のついでに相生坂(西側)下のミヤマニガウリに挨拶してきた。最近草刈りが行われたらしく、無残にも群落は姿を消して、わずかにいくつか残るのみであった。この植物の値打ちを知る人が少ないのは残念である。

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 草刈りといえば、わが裏庭にある猫の額ほどの畑はこのように原野と化していた。地面がまったく見えないのだから驚く。気乗りせぬまま二週間以上放置していたらこうなったのである。どうせ刈ったところでひと月ももたないのだから、今年は方針を変えて、秋の終わりまでこのままにしておこうと思う。

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August 02, 2026

Daily Oregraph: 夏の街歩き

 本日の最高気温は20.0度。晴れ。

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 釧路川右岸。散歩にも好適な気持のよい場所なのだが、イベントでもなければ人は集まらない。今日は天気もよく、どこかに腰かけてボーッとしているのも悪くはないと思うけれど、それができないのはわが国民性なのだろうか。

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 北大通はふだんより人出が多かった(これでも多いほうなのである)。日曜日だからというわけではない。勤め先はもちろん市役所や銀行も休みだし、買い物客のほとんどは車で大型スーパーに出かけるから、日曜日は閑散としているのがふつうなのである。

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 観光シーズンだからだろうか、釧路駅駅舎内は思いのほかにぎやかであった。有名な釧路の涼しさを求めて訪れる旅行客も少なくないのだろう。駅前で日傘をさしている女性をみかけたが、写真を見れば暑そうだけれど、なにしろ最高気温20度(このときはたぶん19度)なのだから、だれも汗ひとつかいてはいない。

 明日も予報は晴れ。予想最高気温約22度だから、また散歩に出ようと思う。暑さに苦しむみなさまには申し訳ないが、短い夏を楽しむのは釧路市民の数少ない特権なのである。

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July 30, 2026

Daily Oregraph: 熊本大地震に思う

 本日の最高気温は21.2度。曇り。

 熊本の大地震には驚いた。被災者のみなさまは猛暑の中さぞご苦労されていることと思う。釧路もまた地震多発地帯に属するから、とても他人事とは思われないのである。

 2003年9月26日の十勝沖地震はマグニチュード8.0・震度6弱であったが、熊本の地震は直下型のため震度6強~7というから、ちょっと想像できないほどの規模である。日本製紙八代工場の煙突が無残にも折れた光景には絶句した。

 十勝沖地震の際は、わがあばら家がギシギシと音を立ててきしみ、倒壊こそまぬがれたものの壁に亀裂が入ったり、サッシ窓の取り付け部分などあちこちに歪みが生じたりした。もちろん応急処置は施したけれど、ふたたび大地震が起こったらもう持たないだろうと思う。そうなれば家を新築する資金などあろうはずもなく、難民化は免れない。

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 これは2003年の地震後釧路西港で岸壁を撮影したもの。岸壁が広範囲に渡って陥没し、深い亀裂が走っている。これを見ても「地球にやさしく」などという標語がいかに空しいものかわかるだろう。地球自体はタフそのものでやさしくはなく、人間の運命などこれっぽっちも心配してはいない。たとえ地上の全生物が死滅したとしても、地球は平気な顔をして太陽の周りを回りつづけるにちがいない。

 喉元過ぎればなんとやらというけれど、地震の恐怖はそう簡単に忘れられるものではない。日本中どこにも絶対安全な場所などないそうだし、南海トラフはもちろん首都直下型地震も怖い。大災害の恐れが差し迫ったこの国の首相が睡眠時間 0~3時間というのは(もちろんウソにきまっているが)もっと怖い。

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