November 11, 2025

Daily Oregraph: 海光る

 本日の最高気温は 7.6度。晴れのち曇り。

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 こうしてギラギラ光る海を見ると、いよいよ冬だなあと思う。吹く風もだんだん冷たさを増してきた。

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 エゾトリカブトはとうとうこんな姿になってしまった。もうほとんどの果実は殻ごとそっくり落下したらしい。ひょっとしたら気づかぬうちに種を排出していたのかも知れない。

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November 06, 2025

Daily Oregraph: ミヤマニガウリの実

 本日の最高気温は 12.9度。曇り。

 相生坂下のミヤマニガウリがどうなったか気になるので、物好きにも見物に出かけた。

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 おお、なんだかすごいことになっているではないか。葉っぱはすっかり枯れて、実だけが形をとどめている。もう少し接近してみよう。

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 この実はひとりでに裂けて種が落下するしかけになっている。裂けた実はないかと探してみたら、あった、あった。

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 種はすでに落下して姿が見えないけれど、2004年9月23日に春採湖畔で撮影した写真をごらんいただきたい。

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 このとおり、種はかなり大きく、数は1~3個(らしい)。こいつはとにかく風変わりな植物である。

 ミヤマニガウリの実に比較すると、エゾトリカブトの実は見るからに裂けにくそうだけれど、先端が開いて小さな種を数十個飛ばすらしい。せめて開いたところを確認したいのだが、

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ごらんのとおり、本日も依然として固く殻を閉ざしたままであった。

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November 04, 2025

Daily Oregraph: 裏庭画報 本日のエゾトリカブト

 本日の最高気温は 9.5度。晴れ。

 とうとう11月。今年はひときわ懐も心も冷える11月である。

 さてみなさまもさぞお待ちかねであろうと、裏庭のエゾトリカブトの実がどうなったか確認してみると、

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こはいかに(怖い蟹、ではないぞ)、さっぱり殻が破れて種の出る気配がない。むしろ寒さに対抗して金輪際殻を脱ぐまいと決心した結果、カチカチの干物と化してしまったかのように見える。

 もうしばらく観察をつづけたい。

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October 30, 2025

Daily Oregraph: 偶然芸術の秋

 本日の最高気温は 11.4度。晴れ。

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 葉の色ももちろんだけれど、ぼくはむしろその徹底的な乾燥の度合いに季節の変化を感じる。ジメジメからカサカサへ。冬は遠くない。

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 さて本日のメインディッシュはこちら。ひさびさの偶然芸術、モンドリアン風物件である。すばらしい。まちがいなく芸術の域に達していると思う(ぼくの審美眼を信用できればだが(笑))。ひさしぶりに傑作にめぐりあえた。

 あまりにも感心したので真正面から撮影したかったのだが、手前にチェーンが張られて立入禁止になっていたから、それはかなわなかった。まさか撮り鉄の小僧みたいにルール違反をするわけにはいかないし、実に残念。

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October 25, 2025

Daily Oregraph: 紅葉見物

 本日の最高気温は 11.4度。晴れのち曇り。

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 相生坂(東側)の紅葉。最近はクマがあちこちに出没しているから、安全な場所で紅葉見物するのが賢明というものだろう。

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 これは南大通近くの街路樹なのだが、緑から黄へ、黄から赤へと変化しつつある様子がよくわかっておもしろい(この年になって今さら感心するのもなんだが……)。

 街路樹の色づいた葉をながめながらぶらぶら歩いて釧路駅前まで来ると、

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たぶん海外からの観光客だろうが、モコモコのコートを着て完全武装していたのには驚いた。これは真冬の装備である。幣舞橋の温度計は10度を示していたから、寒いといえば寒いけれど、この恰好では汗をかいていたんじゃないかと思う。

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 さて例のエゾトリカブトの果実はどうなったかというと、気温が低下しても一張羅の着物をまとったまま、だんだん黒ずんできてはいるが、種を排出する気配は一向に見られない。まさかこのまま冬を迎えはしまいと思うのだが……

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October 18, 2025

Daily Oregraph: 旧釧路市立図書館解体

 本日の最高気温は 14.7度。曇り。

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 たまたま通りかかったから知ったのだが、旧釧路市立図書館の解体工事が行われていた。工事はかなり進んでいるようである。

 この図書館にはずいぶんお世話になったけれど、道銀ビルに引っ越した新しい図書館にはまだ入ったことがない。

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 いろいろ思うことはあるけれど、とりあえず日付が変わらぬうちに、記録として写真を掲載する次第である(土曜日だからか、休工日だったのでフェンスの隙間から撮影した) 。

【10月19日 追記】 25年前に撮影した旧釧路市立図書館の写真を追加しておこう。

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 これは 2000年10月14日に撮影したもので、いかにもネガフィルムらしい写りもなつかしい。それにしても、あっという間に四半世紀が過ぎ去ってしまった。撮影者にもそろそろ解体の時期が近づいてきたらしい。

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October 14, 2025

Daily Oregraph: ミヤマニガウリの実ふくらむころ

 本日の最高気温は 12.4度。晴れ。

 相生坂下のミヤマニガウリはどうなったか気になるので、ふらりと散歩に出た。気温はやや低いが、太陽が出ているし風も弱く、歩くには最適の天気である。

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 おお、これは! いつの間にかかなりの規模の群落に成長していたのには驚いた。たいしたものである。春採湖畔の群落にほぼ匹敵するといっていいだろう。これで楽しみがひとつ増えた。

 相生坂西側を下り切ったところだからすぐにわかる。諸君も家でゴロゴロしているくらいなら、明日にでも行って、この奇妙な植物を観察すべし。

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 このとおり花も実もあるのだが、もう十月である。実は相当成長しているはずだ。

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 ほらね。実がふくらむにつれて花は委縮し、

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こんな具合になる。

 飄然とぶらさがる実を見ていると、政権の行方などどうとでもなれという気分になるから不思議である。

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 このあと釧路駅前まで足を延ばし、バスで帰宅したのだが、途中三吉さんの前を通りかかったら、せっせと落葉を集めておられた。ああ、おれもやらなくちゃ……

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