March 17, 2025

Daily Oregraph: 嵐のあと

 本日の最高気温は-0.7度。雪のち曇り。

250317_01
 昨夜から早朝にかけての降雪量は少なかったが、08:00を過ぎたあたりから、遠くの景色がまったく見えないほどの猛吹雪になった。写真は10:30ころ撮影したものだが、雪が多すぎて全体に霞んで見える。

 早朝雪かきをはじめたけれど、除けたところが見る間にまた雪で埋まるから、30分ほどでやめにした。実にばかばかしい。

250317_02
 15:00までには雪はやみ、気象台の発表によれば、24時間降雪量は 22センチだったけれど、わが家の前は吹きだまりだから約 50センチ。かたづけるのは決して楽ではない。玄関前と歩道、そして灯油タンク付近の通路を確保して本日の雪かきは終了とした。

250317_03
 17:30ころ撮影したいつもの坂。屋根の上の雪が妙に少ないのは、強い北風に吹き飛ばされたからだ。せっせと雪かきしているおじさんの姿が涙を誘う(笑)。ああ、ぼくにも明日は残りの雪かきが待っている。

| | Comments (2)

March 16, 2025

Daily Oregraph: 嵐の前に

 本日の最高気温は2.9度。曇りのち雪。

250316_01
 散歩中に北大通のあるお店でみかけたのだが、「手持ち無沙汰」を絵に描いたらこうなるだろうか。

 どうです、おねえさん(奥さん?)、体をもてあましているなら、スコップでもにぎりませんか? 予報どおり先ほど雪が降りはじめましたし、明日は一日中暴風雪らしいですよ。

 しかしその恰好ではちとまずい。それにその華奢な白い腕で雪かきはねえ……

 というわけで明日は雪かき必至の情勢である。どれくらい降るやら見当もつかぬが、釧路市民諸君のご健闘を祈る。

| | Comments (0)

March 10, 2025

Daily Oregraph: 雌阿寒の雪

 本日の最高気温は3.2度。晴れ。

250310_01
 住宅街の道路はこんな様子だが、直進して浦見町の崖っぷちまで行ってみよう。

250310_02
 だれも雪かきをしない雌阿寒の山々には、まだ雪がそっくり残っている。たまにはこうして遠くの景色を味わうのも悪くないものだ。

| | Comments (2)

March 08, 2025

Daily Oregraph: 一歩前進二歩後退

 本日の最高気温は0.3度。晴れ。

250308_01
 たぶん……と予想していたとおり、数日前15センチほどの降雪があった。そうすんなり春が来るわけはないよなあ。雪といっても今の時期だからすぐに融けるはずだが、雪かきをさぼるわけには参らない。

 あいつボーッとしてばかりいるんじゃないか、と思われるのもシャクだから、少しは本を読んでいるところを強調しておきたい(したってしょうがないけど)。

 まずはジョージ・オーウェルの『戦時放送集』。彼は第二次大戦中、BBC のインド向け放送を担当していたのである。作家だけあって、主にインドの大学生を対象にした文学関連の番組作りに熱心だった。その様子が手に取るようにわかる。戦時下だから情報省の検閲があって、ずいぶん苦労したことがうかがわれるけれど、さすがに当時の日本よりはかなり自由度が高かったという印象を受ける。

 なお彼の名を高めた『動物農場』や『1984年』などの腹案はこの時期に得たらしい。E. M. フォースターや T. S. エリオットらとの手紙のやりとりが興味深かった。

 次にいま読んでいるのがトマス・ハーディの『ダーバーヴィル家のテス』。これは駄文学部にとっては必読書のひとつなのだが、情けないことに今頃になってやっと取りかかったのである。「1991年4月13日 岡山市丸善にて」購入したという鉛筆書きのメモがあるから、なんと34年間も放っておいたわけだ。積ん読にもほどがあるね。

 本棚にある未読の本は、時間はかかったもののここ数年一冊また一冊と読破して、かなり減らすことが出来たけれど、本棚にはまだたくさん残っている。悲しいことに、本を読むにも体力は必要らしく、若いころのように分厚い本を一日でかたづけるなんて芸当はもはや無理だ。弱るのは足腰ばかりではないんだ。やれやれ。

| | Comments (0)

March 03, 2025

Daily Oregraph: 二十五年

 本日の最高気温は-0.7度。晴れ。

 予定より一日遅れたが、お約束通り前回の予告編に引きつづき、

000503
これが同じ場所を2000年5月3日に撮影したものである。なにしろ200万画素のデジカメだからあまり画質はよくないけれど、あまりのちがいに驚かれたことと思う。

250301_07
  そしてやはり一昨日別方向から撮ったのがこちら。わずか四半世紀にしてこうなのだから、まさしく世の中にある人とすみかと、久しくとどまりたるためしなく、ほとんど方丈記の世界である。

 ここもいずれ取り壊されるにちがいないので、記念として写真を残しておく次第である。

| | Comments (0)

March 01, 2025

Daily Oregraph: 釧路駅まで

 本日の最高気温は10.3度。晴れ。

 早くも弥生三月、驚いたことに気温が10度を越した。そこで今日は駅まで散歩してきた。

250301_01
 この暖かさである。釧路川の水面に浮かんでいた板氷は影も形もなくなっていた。幣舞橋の上に立ち止まっている人影はたぶん観光客だろう。

250301_02
 どうも中国人観光客らしいが、よくごらんいただきたい。誰一人として景色を眺めてはいない。みなさんスマホに見入っている。それなら自宅の茶の間にいるのとあまり変わらぬような気もするのだが……

250301_03
 北大通をまっすぐ北上すればまもなく釧路駅。駅の右手に黒煙がもくもくと立ち上っているし、めずらしくも一眼レフをぶら下げた人を何人か見かけたから、ははあSL冬の湿原号だなと気がついた。

250301_04
 入場券を買わなくとも、駅の東側に隣接する駐輪場から列車を見物することができるので、回ってみた。スマホを構えている人々にまじって、ミーハー丸出しでぼくも一枚パチリ。

 昔々函館から釧路まで通しの鈍行(少なくとも一部区間は二重連だったはず)に乗ったことのある男にとって、やはり蒸気機関車はなつかしい。所用時間はたしか20時間半(!)。いくらSLがなつかしくとも、いくら美しくとも、もちろんこの年になれば体がもたないから長距離はごめんこうむりたい。

 その点冬の湿原号のコースはほどよい距離だから、爺さん婆さんにもおすすめできる。来たれ、釧路に。

 さてめずらしく予告編である。

250301_irifune
 入舟の廃墟群。本日はここを通ってから幣舞橋を渡ったのだが、明日は25年前の姿をごらんいただきたい。家屋も人も年を取る。君もあなたも、いつかは必ずこうなるのだ(SLは植物でも動物でもないし、金と手間をかけて整備しているからピカピカなんだぞ)。

| | Comments (0)

February 23, 2025

Daily Oregraph: ちょっとだけ散歩

 本日の最高気温は0.2度。晴れ。

 せっかくの晴天なので、生存証明写真をとるためにちょっとだけ散歩をしてきた。日本海側は連日大雪らしいから、みなさまとても散歩どころではないだろう。

 空気は冷たかったけれど、風がなくて助かった。

250223_01
 相生坂の西側はずっと日陰なので、いまだにごらんのとおりの有様である。結局比較的状態のよい東側を下りたのだが、それでも手すりに頼らなければ恐ろしくて歩けない。

 しかし南大通に出れば歩道は十分に確保されており、なんの苦もなく散歩を楽しめる。このまま春になれば万々歳なのだが、そうは問屋が卸さないだろうね。

250223_02
 釧路川には上流から流れてきた氷が浮かんでいるけれど、どれもそう厚くはないように見える。スマホで川の写真を撮っていた観光客は、ひょっとしたら先日見かけた中国人のお仲間かもしれない。

 このあと北大通で SUBWAY なるお店を発見したので土産にサンドイッチを買い、坂を上るのはまっぴらだから、バスで帰宅。ようするに根性なしである。もっと歩かんかい!

| | Comments (0)

«Daily Oregraph: 何用あって釧路まで?