Daily Oregraph: ふたたびバスを待つ
本日の最高気温は2.2度。曇り。
いや、まさか来る日も来る日もバスを待つ写真を撮りつづけて、シリーズものにしようなどと考えてはいない。スーパーに到着して買い物を終えたらもう帰りのバスの時間だから、ほかに写真の撮りようがないのである。
しかし見どころがないわけではない。前回(1月27日)の写真と比べればわかるけれど、積もった雪によって景色が一変したところに味わいがある(と思うんだが……)。
ところでこうしてバスを待つ列に並んでいると、一種の連帯感が湧いてくるから不思議だ。往路のバス停では、いつの間にか顔なじみになった年上のおじさんに声をかけられることもある。
-いやあ、滑るねえ。
-ほんとですねえ。
-おれの友だち、こないだ転んで骨折ってさ。
-へえ、そりゃあ大変ですね。
-冬靴も古くなると滑るからなあ。
-そうなんです、危ないですよね。あ、バスが来ましたよ。
とまあ他愛ない話をかわすわけだが、寒空の下たいてい数分は遅れて来るバスを待つ身にとって、気がまぎれることは確かである。
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