September 14, 2024

Daily Oregraph: 裏庭画報 エゾトリカブト

 本日の最高気温は 20.0度。晴れ。

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 エゾトリカブト。

 去年は姿が見えなかったけれど、めでたく復活した。猛毒をもって知られるが、美しい花である。あたりかまわずのさばるベニタデの田舎くささとは大ちがいだ。

 またしてもエゾヤマザクラの落葉が目立つ季節となった。日当たりの悪い湿った地面に貼りついているせいで、拾っても拾っても取りつくせないんだから閉口する。しかも枝を見上げるとまだたっぷり半分ほど葉っぱが残っている。

 ブツブツ文句をいいながら落葉を拾い集めているうちに秋が深まり、いつの間にかまた冬が近づいてくる……毎年毎年同じことを繰り返すのはつくづく嫌気がさすけれど、それこそが "C'est la vie." というやつなのだろう(スナックの名前ではないぞ)。

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September 05, 2024

Daily Oregraph: 裏庭画報 水菜を採る

 本日の最高気温は 24.2度。曇りのち晴れ。

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 今日は水菜を収穫。ごらんのとおり虫食いもあるが、小松菜に比べれば被害は桁ちがいに少ない。虫の分際で好き嫌いがあるのか、それとも葉っぱの面積が関係しているのかはわからない。不思議である。

 計ってみたら全部で約1.3キロ。なんだそれっぽっちか、とおっしゃるかも知れないが、少人数で消費するんだから、これからしばらくは水菜攻めである。

 ついでに今年最後の種まきをした。写真を見ればわかるように、エゾヤマザクラの葉が落ちはじめた。いよいよ秋である。

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September 02, 2024

Daily Oregraph: 裏庭画報 イヌタデ

 本日の最高気温は 23.6度。曇ったり晴れたり雨が降ったり。

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 イヌタデ(アカノマンマ)。見た目はたしかに米粒のようだし、けっしてうまくはないが、食えないことはないらしい。

 またしても一週間放置していたら、思わずウワッと声が出るほどこいつがたくさん生えていた。ほかにもいろんな雑草がのさばっていることはいうまでもなく、毎年この時期になると敗北感にうちひしがれる。

 八月に種を撒いた水菜と小松菜も成長していた。しかし小松菜は特に虫食いがひどく、ボロボロである。明日にでも収穫して、茎の部分だけでも食うつもりだ。虫どもは歯が弱いのか贅沢なのか、軟らかい葉っぱばかり食うのである。

 食通はね、小松菜の茎を愛好するのですよ。

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August 19, 2024

Daily Oregraph: 裏庭画報 キツリフネ

 本日の最高気温は 24.1度。晴れのち曇り。

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 キツリフネ。この奇妙な花が風に吹かれてフラフラ揺れる姿は、なんとなく幽霊がおいでおいでをしているようにも見える。

 毎年のことだが、こいつが咲くと秋へ一歩近づいたような気がする。

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August 10, 2024

Daily Oregraph: エゾノコンギク

 本日の最高気温は 29.1度。晴れたり曇ったり。

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 今年もエゾノコンギクが咲いた。

 咲いたのはいいが、一週間放っておいた畑の周辺は、雑草がボウボウと生い茂って見るだに恐ろしきありさまに絶句した。植物の分際でふらち千万、おのれそのままには捨て置かぬ……と思ったのもほんの一瞬のことで、だめだこれは手に負えん。

 それでもめげずに草を抜きはじめたのだが、折しも雲間からは真夏の太陽が顔を出してカンカン照りつけ、暑くてたまらない。なんだ29度くらいで、というのは釧路を知らぬ素人丸出し、ふだんの気温が低いから、十分に本州の30数度に匹敵するのである。ウソだとお思いなら明日にでも草むしりしていただきたい。弱音を吐くこと疑いなし(ぼくも鬼ではないから、冷たいビールの一缶くらいは進呈しよう)。

 おまけにそろそろ蚊が活動しはじめ、プーンといやな音を立てて首筋にまとわりつくのには閉口する。おのれ虫けらの分際で……と文句をいっても、やはり人間に勝ち目はない。八月は実にいやな月である。

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August 09, 2024

Daily Oregraph: 昼間の末広町散歩

 本日の最高気温は 26.7度。曇り時々晴れ。

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 用事があって街に来たついでに、末広町のあたりを少し散歩した。歓楽街を昼間歩いたってつまらないのだが、コロナ禍によって行動パターンが変化したせいもあって、今となっては日が暮れてからわざわざ飲みに出かけようという気にはとてもなれないんだからしかたがない。

 天下の末広町もすっかりさびれてしまったかと思いのほか、あちこちに見覚えのない新しい店が看板を出していた。たいへん結構な話だけれど、実際には夜に来てみないとどの店も営業しているのかどうかは確認できない(調査資金の都合上、スポンサーの登場を待ちたい)。

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 少数ながら派手な構えの店が目を引いた。ちょっと大阪風の感じである。釧路は万事地味な街だから、こういうのも悪くはないと思う。

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 これには少々驚いた。大阪風ともちょっとちがう、異色の昭和風デザインである。感心して(笑)、しばらく見とれてしまった。

 すっかり引きこもりになってしまったが、やはりたまには街歩きをしなくちゃいけないね。そろそろ駅裏にも行ってみたいし。

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August 03, 2024

Daily Oregraph: キレハイヌガラシ

 本日の最高気温は 25.1度。曇り時々晴れ。

 一週間ほど放置していた裏庭へ行ったら、雑草が伸び放題になっていた。やむをえず一時間ほど草むしりをしたが、さほど効果はなかった。敵は多勢こっちは一人だから、最初から勝負にはならないのである。

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 日当たりの悪い地面にのさばっていたのがこいつだ。見るからにアブラナ科でございという顔をしているから、「黄色い花」「アブラナ科」で検索したら、キレハイヌガラシであると判明した。たぶんまちがいないと思う。

 外国語の単語の場合は、「私はこういうものでございます」という看板をぶら下げているようなものだから、看板に書かれた文字どおりに辞書を調べれば、とりあえず意味の見当はつく(実際には単語の意味は文脈で決まるから、おおよその見当がつくに過ぎないにしても……)。

 しかし植物の名称を調べるのは案外手間取るのである。だから「なになに科」という手がかりがあるだけでも大いに助かるのだ。その点アブラナ科はえらい(?)。十字型の花もそうだが、なんといってもウソをついたときのピノッキオの鼻みたいな突起が目立つのである。

 『日本帰化植物写真図鑑』によると、キレハイヌガラシは欧州原産の帰化植物で「農耕地に入ると除去の困難な雑草」という厄介ものである。幸いまだ畑には侵入していないが、気をつけなくてはいけないな。

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July 25, 2024

Daily Oregraph: ムシトリナデシコ

 本日の最高気温は 25.4度。晴れのち曇り。

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 わが家の玄関前に毎年咲くムシトリナデシコ。

 この花の茎のネバネバに虫がくっついているところはずいぶん以前に一度だけ見たことがある。粘着力がさほど強力ではないから、ほとんど「虫取り」の役には立たぬようだ。

 まるでどこぞの県の公益通報制度みたいなもので、くっついて命を落とすのはかよわい虫ばかり、肝心の害虫は平気な顔をしてブンブン飛び回っている。ああ!

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July 13, 2024

Daily Oregraph: 丸ト北村ビル解体

 本日の最高気温は 26.6度。晴れのち曇り。

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 丸ト北村のビル解体工事がはじまっていた(写真は右が釧路駅方向、左が幣舞橋方向)。

 ああ、とうとう……ある年代以上の釧路市民なら、この光景を見てきっとそうお思いになるはずである。ながらく市民に親しまれた衣料品のデパート「マルトキタムラ」が閉店したのは(いま調べてみたら)2000年2月29日であった。

 その後建物はまったく補修されておらず、数年前から外壁の一部が崩れて落下し、危険な状態にあったから、解体されるのは時間の問題だった。

 2000年の8月5日に撮った写真に丸ト北村ビルが見えるから下に掲載する(港まつりの見物人が多数アップで写っている下半分をカットし、念のため何人かのお顔にはボカシをかけておいた)。

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 わずか24年前というべきか、24年も昔というべきかは判断に迷うけれど、滄桑の変というのはおおげさにしても、現在では景色が一変しているから驚くのも無理はない。ある日鏡に映る自分がいつの間にか白髪頭のジジイになっているのを発見して愕然とするに近いと思う。そんなバカな! と文句をいったって、現実は冷酷非情である。

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 こちらは2006年8月に閉店した丸井今井釧路店(前身は丸三鶴屋)前である。上の港まつりの写真はこのあたりから撮影したものだ。とても北大通に面しているとは考えにくいが、これまた現実なのであって、親切に置かれた椅子がかえって哀れを誘う(腰掛けようという気分にはなれなかった)。

 自らの運命と重ね合わせ(笑)、大きく溜息をついたというのは内緒である。

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July 03, 2024

Daily Oregraph: 裏庭画報 ハタザオキキョウ

 本日の最高気温は 25.6度。晴れのち曇り。

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 つい二日前にはまったく見えなかったのに、ハタザオキキョウがいっせいに花を咲かせていたのには驚いた。あまりにも唐突だったから目を疑ったほどである。

 どうもこの花は園芸植物らしいのだが、植えた覚えはないので越境組である。見栄えはなかなかよろしいけれど、繁殖力がすさまじく、そのずうずうしさについ雑草扱いしたくなる。

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 これはアサツキだと思う。そういえばなんとなく食用になりそうな雰囲気(?)があるし、毎年勝手に生えてくるので、一度試食してみようかと思いながらまだ実行していない。

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 ダイコンソウの仲間なのはまちがいない。たぶんオオダイコンソウだろう。花が黄色いわりには地味な存在である。

 雑草が恐るべき勢いで成長している。今日も草取りはしたけれど、before も after もたいして変わらない。この怒りをどこにぶつければいいのだろうか(笑)。

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