September 12, 2018

Daily Oregraph: 西港好天

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 本日の船上セキュリティ・チェックポイント。ちょっとわかりにくいけれど、真ん中の黄ヘルのお兄さんのいる場所である。

 なに、わからん? そういう鈍いあなたのために……

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 黄ヘルにだって伊達男はいるものだ(今どきの若者には絶対に通じないであろうギャグである(笑))。ちなみにぼくの仕事用ヘルメットは白ヘル。

 左側に見える青い棚がデスク代り。ハンドレールに取りつけた、ごく簡素なものである。

 上天気であったが、夕方から少し肌寒くなってきた。冬はそう遠くはない……

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September 08, 2018

Daily Oregraph: 買い出し風景

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 所用あって北大通にやって来た。停電も復旧し、建物に地震の被害はないから、町は平静を保っている。

 写真のお二人のスタイルを拝見するに、たぶん食料品の買い出しだろうと思う。

 すぐ近くのコンビニに入ってみると、昨日同様食料品の棚は空っぽでガランとしている。しかし急いで用意したらしいオニギリが相当数並んでいた。飲み物のケースは見た目で3分の2以上は空いていた。

 用事をすませてスーパーをのぞいてみたら、買物客は多いが、やたら空の棚が目立つ。野菜は予想外に多く並んでいたけれど、卵・納豆・豆腐はゼロである。魚がそれなりに並んでいたのは水産都市ならではかもしれない、

 肉や惣菜はほんのわずか、冷凍食品も数えるほど。パン・ケーキ類は皆無。カップ麺や袋入りインスタントラーメンはかなり売れていたが、在庫は十分と見た。菓子類は豊富にある。

 ガソリンも払底しているらしいし、物資が十分出回るまでにはあと数日かかるのではないかという印象を受けた。やはり苫小牧港の機能不全の影響が大きいようだ。

 たった一回の地震でこのありさまである。日頃威勢のいいことばかりいっている連中には、ほんの少しだけでいいから想像力を働かせてほしいものだ。戦争にでもなれば、庶民の苦労はこんなものではすまない。たとえばネトウヨ諸君はカップ麺を啜ることさえできず、途方に暮れて、たちまち弱音を吐くにきまっている。

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September 07, 2018

Daily Oregraph: 明暗

 十時すこし前に携帯電話が鳴った。

 -薄氷堂さん、電気ついた?

 -昨夜8時前に復旧しましたよ。

 -えっ、うちは今朝。

 Sさんによれば、西港地区はまだ停電中らしい。インターネットもFAXも使えないから仕事にならないのだという。

 人間というのは単純なもので、自宅の電気が復旧したら、釧路市内全域の停電も解消されたと思いこんでいたのである。

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 そこで南大通方面はどうだろうと散歩に出たら、まだ信号機のライトは消えたままである。昨日のコンビニはまだ閉店中であった。

 幣舞橋方向へ歩いてゆくと、

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途中から信号機が復旧していた(11時37分現在)。

 近くのコンビニが営業していたので入ってみると、パンの棚はみごとに空っぽ。ケーキや餅菓子など、すぐに食べられそうなものの棚もすべて空。飲料はまだかなり残っていたけれど、空の棚が目立つ。

 幸いわが家には飲料水、食料、ついでにアルコールの備えも十分にあるから、あわてずにすんだのだが、やはり備蓄は大切だ。

 それにしても泊原発が地震の直撃を受けなかったのは幸いだ。運転停止中とはいっても、核燃料はあるのだから、決して油断できないのである。地震国日本はあちこちに恐ろしいものを作ってしまったものだとつくづく思う。

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September 06, 2018

Daily Oregraph: 本日閉店

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 いつもと変らぬ夕方の釧路のようだが……胆振地方の大地震のせいで早朝から停電したままである。

 道東には地震の直接的影響はなかったけれど、交通はマヒ状態である。火力発電所一箇所が停止しただけで北海道中が停電するとは驚きで、関西空港の台風被害も考え合わせれば、「国防」が聞いてあきれる。

 飛んでくるやらこないやらわからぬミサイルよりも、この国には先に心配すべきことがたくさんあるのではないかと思う。

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 南大通に降りてみると、コンビニには「本日閉店」の貼り紙が……

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 帰り道でみかけたコスモス。電気が止まっても花は咲く。

 停電は明日までつづきそうだったから、さっさと寝るつもりだったのだが、19時47分頃復旧した。

 これからTVで地震の被害状況を確認するつもりだ。

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September 05, 2018

Daily Oregraph: 裏庭画報 キツリフネ

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 大阪の台風被害には仰天した。ご政道の乱れが大災害を招くことかくのごとし。被災されたみなさまはまことにお気の毒である。

 台風は幸い道東を直撃はしなかったけれど、道内でもあちこち被害があったらしい。

 釧路でも夜半から風が強まったけれど、裏庭の壁際に咲くキツリフネは無事であった。しかしどうしてこんな場所に咲いたものやら……

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 さて問題の大阪だが……わが大阪無給通信員がひさびさにやる気を出して、隣家の屋根を撮影してくれた。

 写真で見るかぎり、瓦屋根の上にトタン板を葺いたものらしい(?)。トタンが吹き飛ばされて瓦がバラバラになったのだろうか。すさまじい強風であったことがわかる。うっかり下の通りを歩いていたら大怪我をしたかもしれない。

 通信員自身が無事だったのはなによりである。

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 夕方散歩したら、風はすっかりおさまっているのに海はまだ荒れていた。

 地球にやさしくするのはもちろん各人の自由だが、ぼくにはナンセンスに思えてならない。地球はけっして人間にやさしくはないからだ。

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September 01, 2018

Daily Oregraph: 裏庭画報 エゾトリカブト

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 エゾトリカブトは猛毒だが美しい。

 ぼくはこの花を見ると夏の終りを感じるのだが、それも当然で、トリカブトは秋の季語である。

   
北國はとりかぶとなど美しく   山口青邨

 わが国にはトリカブトが約三十種類ほどあるらしいが、北海道産のエゾトリカブトは特に毒性が強いそうだ。

 悪用されては困るけれど(笑)ご参考までに……全草有毒だが、有毒アルカロイドは主として根に大量に含まれており、推定致死量はたったの 1グラム。中毒症状は嘔吐・下痢・舌のしびれ・めまいからはじまり、意識消失・全身痙攣・呼吸麻痺を経て、2時間後には死に至るという(奥井真司氏の『毒草大百科』による)。

 しかしそう聞いても、美しいものは美しい。有毒美女と同じである。

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August 23, 2018

Daily Oregraph: 風もないのに

 本日の最高気温26.1度。釧路人の感覚としては十分暑い。

 しかも風がないのには閉口した。窓を開けても風が入ってこないのである。それなのに海の鳴る低い音が聞こえてくる。

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 そこで太平洋でも見物してやろうと、夕方散歩に出たのだが、途中の斜面を見てアッと驚いた。バーナムの森が押し寄せてくるのを見てあわてたマクベスみたいな心持ちである(笑)。

 近くに寄って確認しなかったけれど、この群落はオオイタドリだろう。ここは長いこと空地になっているので、植物に占領されたのである。自然の征服など夢のまた夢、人間は到底植物に勝てやしない。

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 海岸に来てもやはり風はない。しかし波は高い。沖からは地鳴りのようなすさまじい響きが伝わってくる。遠くにある台風のせいにちがいない。

 植物に圧倒されるくらいだから、もちろん海に対抗できるわけがない。非力なジジイは小さくなって線路沿いを歩くしかなかった。

 う~む、気分直しに芋焼酎でも一杯やるとするか……

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August 20, 2018

Daily Oregraph: おじさんの社会科見学

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 -おお、暑いねえ!

 -天気よすぎるじゃないか。

 たまにはドライブをしようと、T君とともにやって来たのは塘路湖。釧路市内からは、直線距離にして20数キロに過ぎないのだが、気温が全然ちがう。4~5度は高いんじゃないかと思う。

 この湖は海跡湖だから、かつては海だったのである。たぶんいわゆる縄文海進と同時期だったんじゃないかと思うが、数十メートル陸地が後退したというレベルの話ではない。人類が細々と暮していた大昔にも、恐ろしく気温の高い時期があったのだ。

 塘路湖のさらに北、シラルトロ湖も海跡湖。気温の低下とともに海面が後退し、あとに取り残されたのである。上がれば下がり、下がれば上がるのは自然の理、温暖化などといってむやみに恐れる必要はないと思う。

 てなことを考えたのはいいが、空は快晴、気温は体感28度とくれば、

 -ビールが飲みてえなあ!

と意見が一致した。もちろん二人ともじっと我慢、我慢。

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 さて本日の目的はここ、標茶町資料館(正確には今年の6月まで)である。この印象的な建物は、北海道集治監釧路分監の本館が移築されたもの。内部に各種資料が展示され、ぼくも何度か訪れたことがある。

 ところが関係者以外立入禁止となっており、よくよく見ると「耐震工事中」だという。あきらめて戻りかけたところ、声をかけたくださった方に、「収蔵品なら隣の建物で見られますよ」と教えていただいた。

 工事中一時的に収蔵品を仮置きしているのかと思ったら、そうではなく、

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今年新しくできた「標茶町博物館ニタイ・ト」に、収蔵品すべてが移されていたのである。

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 入館料大人わずか210円也。中へ入ると、まだ新しい木の香が漂う、ゆったりとした快適なスペースであった。

 せっかくだから展示物をゆっくり拝見し、

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東釧路III式土器なるものにいたく感心した。これ、ビューティフルだよ。わが家の裏庭からこんなのが出土したら、天理参考館あたりに売り込むのだが……(笑)

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 この博物館の目玉は民間の昆虫学者(といっていいと思う)飯島一雄さんの昆虫標本コレクションである。

 飯島さんの仕事机が再現され、壁にかかっている麦わら帽子にお人柄がしのばれて、とてもいい感じだ。このところTVでろくでもない連中のニュースばかり見せられていたから、無欲恬淡としてコツコツ勉強をつづけた民間篤学の士の仕事机には感銘を受けた。

 まじめに博物館を見学したぼくたちは、このあと茅沼温泉へ行ってひとっ風呂浴びた。昼間の温泉は効く。ふたりともボーッとして、今日はもうなにをする気にもなれず、釧路に戻ってきたというおそまつ。

 ああ、飯島さんの真似はできそうにない。情けないことである。あなたにもぜひこの博物館を訪れ、彼の仕事机を見て、おのれの不勉強ぶりを反省するようおすすめしたい。

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August 12, 2018

Daily Oregraph: 秋風

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 8月11日18時23分気温16度。

 俳句の季のうち、北海道の住人にとってもっとも違和感がないのは秋である。前を行くおじさんも長袖。半袖だと寒いのだ。

 幣舞橋を渡ってT君と一杯。橋を渡ってからは、馬鹿話に夢中になって、写真を一枚も撮っていない。ずいぶん人出が多いと思ったら、河畔でイベントがあったらしい。

 最後のお店では、ドイツ人のカップルに向ってT君が英語でさかんに観光案内をする。いったい外国語というのは酔うと滑らかになるものだし、カップルは二人ともかなり日本語を解するから、会話はみごとに成立し、ぼくは三人の話を肴にして(笑)ワインを味わった。

 どこの国にいるんだかわからないミステリー・ゾーンに迷いこんだおかげで、いい気分転換になった。

 英国史はやっとバラ戦争が終ったあたり。さてがんばらなくちゃ。

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August 06, 2018

Daily Oregraph: お盆雑感

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 いつのまにかこんな時期になった。

 お盆になると俗縁を断って成仏したはずの先祖の霊が帰ってくるというのだが、ちょっと考えてみればわかるとおり、それはどうもおかしい。

 俗世に未練があって帰ってくるようでは、お経の効果も空しく、成仏していない証拠なのだから、教義上も問題かと思うけれど、たぶん布教の都合上、ネイティブの先祖崇拝を取り込んだのだろう。

 そうはいっても、智に働けば角が立つ。お坊さんだって霞を食べて生きているわけじゃないから、お盆がなければ困る。それにお盆休みがあるのはだれだってうれしいにちがいない。

 夜が明ければ朝になり、夏になればお盆が来るのは自然の理だと考えていれば、めでたく日本人の一人として認められるんだから、これ以上余計なことはいうまい(笑)。

 本日の最高気温は19.2度。いま部屋の中は肌寒いくらいだ。それでもこのバチあたりはこれからオンザロックを飲もうとしているのである。

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