March 09, 2018

Daily Oregraph: 十勝港絵日記 3月9日

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 本日は豪雨のせいで仕事にならなかった。すさまじい風と雨。ひょっとしたら、この雨は春の到来、少なくとも急接近を告げる使者なのかもしれない。

 もちろん喜んではいけないのだけれど、おかげでのんびりできるのは正直ありがたい。よって勅令を発し、本日を休息日と定めたのである(朕は法律なり(笑))。

 そこで当地のショッピングセンター「るる」にてウィスキーを物色したのだが、前回は鳥取だったので、今回は明石を選んだ。こういうめずらしい銘柄をそろえているのだから、「るる」侮るべからず。

 まさか昼間から飲みはしない。これから味わうのである。肴は『北越雪譜』最後の数十頁。冬の終りにはふさわしい読み物だろう。

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February 22, 2018

Daily Oregraph: 十勝港絵日記 2月22日

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 昨夜は仕事が無事終ったので一人酒盛り。オンザロックの氷は近くのコンビニで……そこは抜かりない(笑)。

 スーパーの棚に初めて見るウィスキーがあったので、どんなものかと思って買い求めたのだが……鳥取のウィスキー侮るべからず。なかなか結構なお味でスイスイのどを通過する。

 どんな味かと聞かれても困る。説明するよりも飲ませてあげたほうが手っ取り早いけれど、今晩には空になるから、来てもムダだよ。

 十勝で鳥取県のウィスキーを味わうというのも乙なるかな。ホテルの部屋で一人というのはわびしく、できれば一緒に飲む相手が欲しいところであった。

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 一夜明けて、部屋の窓から朝日を拝む。朝日がめでたいのは、なにも元旦にはかぎらない。太陽教徒としては、海に昇るお天道さまはことにありがたいのである。

 午前中に無事釧路へ帰着。しばらくは平凡なる日常がつづくことになりそうだ。

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February 23, 2017

Daily Oregraph: 未練雪

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 なんだかど演歌みたいなタイトルになってしまったので……え~い、やっちまおう。

  忘れたはずのあなたを思い
  めそめそ泣くよな雪が降る
  いっそこの身を投げ出して
  埋もれて眠ろか
  ああ、未練雪

 どなたか曲をつけてくだされば、大ヒットまちがいなし(笑)。

 またしても鬼のような電話がかかってきたので、一昨日から今朝にかけ、締切りに追われて作文に励んでいた。なにせまるで色気のない文章を書くんだからたまらない。やっと仕上げたはいいけれど、頭が空っぽになってしまった。

 そこへひょっこりおいでになったSさんがめずらしい米焼酎をプレゼントしてくださった。

 -疲れたときに飲んでください。

 え、疲れたとき? そういえば、おれは今疲れている。それならせっかくのご厚意だし、いただくなら今だぞ。

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  あなたがいつも飲んでたお酒
  ひとりでつげば雪が降る
  いっそ今宵は飲みつづけ
  酔って眠ろか
  ああ、未練雪

 いやあ、これはうまい。ストレート、なかなかいけます。極楽、極楽。Sさん、どうもありがとうございます。

 う~む、まだ疲れが残っている。よし、もう一杯!

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January 29, 2017

Daily Oregraph: 零下45度?

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 十勝港(広尾町)へやって来た。ここ二日ばかり日中の気温が上がったせいだろう、途中の路面状態は良好であった。

 この町ではいつもスーパーで ANCIENT CLAN を買うのだが、いつの間にか棚から姿が消えてしまった。どうしようか少々迷ったけれど、45度という数字に惹かれて(笑)、こいつを選んだ。

 今夜は一人酒盛をして明日からの仕事にそなえるつもりだが、予報では夜中から雪になるという。さあて、どうなるかな?

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November 06, 2016

Daily Oregraph: ハイニッカは小ぶりなグラスで

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 しばらく千円スコッチのお世話になっていたのだが、いつか飲もうと思っていたハイニッカをやっと手に入れ、neat(=ストレート)で一杯。意外にもたいへんまろやか、はてなこんな味だったろうか? ストレート、なかなかいけるではないか。

 これを飲むために、小さなグラスをわざわざ百円ショップで買ったのである(笑)。いや、バカにしてはいけない。トルコ製だというから、シルクロードを渡ってきたのだ。正倉院に収めてもおかしくはないだろう。

 ずいぶん以前、ロシア人がこんなグラスにサントリー・レッドを注ぎ、一息でキュッと飲むのを見たことがある。するとすぐにもう一杯注いでキュッ。さらに注いではキュッ、注いではキュッ。実に粋なもので、本当の酒飲みとはこういうものかと、いたく感心した覚えがある。

 しかしロシア人と日本人では体の出来がちがうから、決してマネをしてはいけない。度数の強いヴォトカなんぞを、つられてキュッキュッとやろうものなら、しまいに腰が抜けてしまうことは確実である。

 だからせこくチビチビと味わったのだが、まろやかであろうがなかろうが、昼間の酒はうまいに決まっている。悪いクセがついてはいけないので、二杯にとどめておいた。この自制心はわれながらあっぱれ(笑)。

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 相生坂の西側から見た夕日。まだ16時07分だというのに、もう沈みかかっている。

 日が暮れたらこっちのものだから、今夜もまたキュッとやるつもりである。

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June 09, 2016

Daily Oregraph: 裏庭画報 ジャガイモ発芽

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 ジャガイモの花は知っているが、発芽を見たことはない。だから自信はないけれど、たぶんそうだろうと思う。

 だとすれば、植えてから約一ヶ月もかかったことになる。ふつう2~3週間で発芽するらしいから、きっと時期が早すぎたのだろう。しかしまずはめでたい。もしうまくいったら、来年は作付面積を増やそうかな(笑)。

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 サヤエンドウはそろそろ支柱に巻きつこうとしているところ。

 こいつの収穫は、まるで宝探しをしているようなおもしろさがある。葉っぱをかき分けると……おや、こんなところに隠れていやがった、と思うことがしばしばあるのだ。

 すごくトクをした気分になれるから、桝添さんのような節約家にはおすすめである。政治家みたいなヤクザな稼業からはすっぱり足を洗い、田舎で野菜を育てて暮せばいいのに。

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May 15, 2016

Daily Oregraph: 裏庭画報 花見はコップ酒で

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 エゾヤマザクラ満開。

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 チシマザクラも開花した。

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 オオバナノエンレイソウはごらんのとおり。

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 ニリンソウも負けてはいない。

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 今がわが裏庭の一番いい時期である。そこでやりましたよ、コップ酒。いただきものの赤ワインでね。

 さて『ロビンソン・クルーソー』のあとに開いたのが、なんとアダム・スミスの『国富論(諸国民の富)』である。あいつ気でもちがったのではないか(笑)、と思われるかも知れないが、実は自然な流れなのだ。

 なにしろ第一巻第一章が「分業について」(OF THE DIVISION OF LABOUR)だから、『ロビンソン・クルーソー』の直後に読むと(笑)、いっそう印象深いものがある。身の回りのすべての品ができるまでには、どれほど多くの人が関わっていることか……

 誤解が多いようだけれど、本書は学者向けの難解な論文ではなく、あくまでも「一般向け」の本だから、文章はたいへん平易明快である(わが国の18世紀の文章と比較してみれば、その明快さがよくわかるだろう)。

 ただし中身を理解するのはまた別の話であって、わかりにくいことをわかりやすく書くために、ちょっとくどくなるかもしれないけど辛抱してね、とスミス先生はお書きになっている(第4章)。

 昼間からワインを飲んでボーッとしているようでは、辛抱しきれるかどうかわからないけれど、しばらくがんばってみるとしよう。

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March 10, 2016

Daily Oregraph: 竹鶴さんが来た

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 愚兄賢弟。竹鶴さんをぶら下げて弟がやって来た。なかなか気が利くじゃないか。

 封を切ったが最後、数日にして空になってしまうから、しばらくの間本棚に飾っておくことにした。

 さて最近話題の「日本死ね」だが、ふつうの読解力があれば、日本=現政権だとわかるはずである。ようするにこんな政府だったらないほうがマシだ、といっているのだ。散文として批判するのは的はずれであって、荒削りな詩と考えればいいと思う。

 乱暴だろうが荒削りだろうが、一々急所を突いているから、多くの女性の共感を呼んだのも無理からぬ話である。もしあの文章が乱暴だというなら、問題大ありの人物が何人も大臣を務めているというのはもっと乱暴で恥ずべき話ではないか。下品な野次を飛ばす議員などにあれこれいう資格はない。日頃平気でウソをついているから、あんなことを書かれるのだ。

 年を取ったせいか、ぼくもいっぱしのナショナリストのつもりだけれど、どうしてこんなに情けない国になったのかと考えると、竹鶴さん一本、数日どころかたった一日で空けてしまいそうで恐ろしい。悪政は健康にもよくないぞ。

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July 01, 2015

Daily Oregraph: 昼も夜も

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 昨日の昼食は某所でひさびさの牡蠣ソバ。もちろんうまい。しかもプリプリのカキがたっぷり入っているから、これ一杯でほぼ満腹になる。

 とかく人を不愉快にさせがちな政治向きの話とちがって、たべものの話題はあたりさわりがなく、ブログには最適なのだが、資力のないせいもあって(笑)最近めったに外食をしないから、なかなか記事にするチャンスに恵まれないのである。

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 そのめったにないチャンスは夜にもふたたび訪れた。あるときはあるもんだなあ。しかも生ガキ、焼きガキを食べるとは、そんなに精をつけて一体どうするつもりなのか?

 すっかり小松菜とカブの葉っぱに慣れた胃袋がビックリしたんじゃないかと、自分でもいささか心配になる。清貧のジジイは一夜にしてたちまち享楽主義者へと堕落してしまった。まことに困ったことではあるが、正直いって、同時にうれしくもある(笑)。

 写真は同席の某氏が注文されたトマトのサラダ。これはたいへん彩りもよろしく、結構なお味でございました。

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 しかも見よ。芋焼酎でやめておけばいいものを、享楽主義者のジジイは禁断の清酒にまで手を出してしまったのだ。

 いかに練達の酒呑みといえども、じっと写真をにらんだって銘柄まではわかるまいからお教えしよう。獺祭の磨き三割九分……といっても、こちとら三割が六割だって識別しかねるけれど、まことにフルーティで上等なお味でございました。

 このあとも、まあまあ、どうせあなたは明日仕事がないんだから、とかなんとか上手に勧められるままに、つい冷酒の杯を重ねたのが運の尽き、今朝は宿酔の一歩手前というていたらく、今夜はカブの葉っぱをかじって反省するつもりである。

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December 21, 2014

Daily Oregraph: 冬の雨

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 2014年12月19日朝。ふだんは混まない道路が渋滞したのは凍結路面のせいである。特に日陰の部分はごらんのとおり、凹凸の激しい深いワダチができたために、みなさん超ノロノロ運転だったのも無理はない。

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 ところが昨日はいっぺんに気温が上昇して、日中雪が融けたところへ、夕方から雨が降りはじめたからたまらない。道路はツルツルである。うっかり転倒すればびしょ濡れになってしまう。

  上を見て歩く人なし冬の雨   薄氷堂

 そんな悪条件下、アベノフレーションで鬱積したストレスを一気に晴らすべく(?)、忘年会の酔客が夜の街に多数繰り出していたのはめでたいかぎりである。タクシーも予約で一杯になるほどで、ひさしぶりに釧路の歓楽街は活況を呈していた。

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 われわれ三人組は事務所の引越祝いと忘年会を兼ねて、カウンターに並ぶ料理は食べ放題という太っ腹のお店にやって来た。

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 太っ腹といえば、秘蔵の北の勝搾りたてを持ち込んだスコップさん。さあ、あなたも一杯と、同席のお客さんにもふるまって、たちまち一升壜を空にしたのは豪気であった。

 この入手困難なお酒は大変うまいけれど、調子に乗って飲むと足腰立たぬほど酩酊することで有名だから、ぼくは用心して(笑)グラスに一杯だけご馳走になった(われながら賢明)。

 おかみさんの陽気なお人柄も手伝って、満席の店内にはダジャレが飛び交い、大いに盛り上がった。

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 二次会がまた大騒ぎ(みなさんのお顔には一部ボカシをかけてある)。すっかり圧倒され、たいして飲みはしなかったのに、忘年どころか忘我に近く、しまいにワケがわからなくなってしまった。

 それでも無事帰宅したところを見れば、一度も転ばずにタクシーに乗り込んだらしい。めでたし、めでたし。

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