May 26, 2019

Daily Oregraph: 釧路に夏が来た

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 白妙の衣は干していないけれど……相生坂に夏が来た。

 本日の最高気温は24.0度。ちょうどいい気温ではないか。散歩をすると、途中からうっすら汗がにじんでくるけれど、少し風があるからまことに気持がいい。

 帯広では38.8度、いつもは涼しい根室でも34.0度だったから、釧路がいかに快適な町であるかおわかりいただけることと思う。避暑に行ける金持でなくとも、みんな平等にこの涼しさが味わえるという、わが国屈指の民主的都市である。

 珍無類のでかい笠をかぶって暑さをしのごうという(よくもまあ、あんなバカなことを考えついたものだ)どこぞの暑苦しい大都会を脱出して、あなたも釧路にいらっしゃい。

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 近所のお宅のユキヤナギ。わが裏庭のものより枝ぶりがよかったので、勝手に撮影させていただいた。当社大阪通信員君がユキヤナギの写真を送ってくれたのは3月20日だから、こちらは2ヶ月以上遅れている。

 すなわち遅咲きの花というわけだが、これはほめことばである。この涼しさが幸いして、いずれ釧路が脚光を浴びる日もくるであろう。遅咲きの町というわけだ。

 特にこの冷涼な気候は勉学には最適だから、ロシア圏を視野に入れた国際大学都市を目指すのも悪くはない。九州の大分に APU という大学があるんだから、North Pacific University (略称 NPU)というのはどうだろう(どうせホラを吹くならこのくらいでなくちゃね(笑))。

 あ、釘を刺しておくけれど、一儲けをたくらんで補助金詐欺をしてはいけませんぞ。

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May 19, 2019

Daily Oregraph: 裏庭画報 花見ノンアルコール

 ここ数日冴えない天気が続いていたけれど、本日は上天気の花見日和である。

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 エゾヤマザクラは早くも散りはじめていた。木が弱ってきたためか、全体にボリューム不足だから、もっとも花の多そうなところにレンズを向けた。釧路の桜は花と葉が同時に開くので、本州以南の桜とは見え方がちがうと思う。

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 こちらはチシマザクラ。花はエゾヤマザクラよりもやや小さめで、かなり白っぽい。この木はすでに相当衰弱しているとみえて、この付近にしか花が咲いていなかった。電線を入れぬように撮るにはこの角度しかなく、左上に例のナナカマドの葉が入ってしまった。

 悲しいことに、どちらのサクラも老いぼれてきたから、数年後には始末する必要があるかもしれない。もし花咲か爺さんがいたら再生をお願いしたいところである。

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 オオバナノエンレイソウとニリンソウは今が見ごろ。ユキヤナギも咲きはじめたけれど、写真を撮るにはまだ少し早い。

 せっかくの花盛りだというのに、午後から外出するので花見酒は自粛した。花見は夜桜にかぎる、という友人もいるのだが、あなた、夜はまだ寒いんですよ。熱燗をつけろとでもいうのですか(笑)。

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May 13, 2019

Daily Oregraph: 裏庭画報 開花宣言

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 予想より一日早く開花宣言。といっても、咲いたのは全体の一割未満だから、満開はまだ先である。

 エゾヤマザクラの下で元禄花見踊を踊りたいという酔狂な方は、今から準備されても十分間に合うと思う。

 ニリンソウとオオバナノエンレイソウの見ごろはやはりあと数日後になりそうだが、毎年今の時期はネタに困らないから、大いに助かる。

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May 12, 2019

Daily Oregraph: 裏庭画報 植物観察会

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 今朝のエゾヤマザクラ。9日の写真と見くらべていただきたい。開きたがってウズウズしているのだが、あと二日くらいかかるのではないだろうか。

 よくよく木を見ると、まったくツボミのない太い枝が一本あったから、バッサリ払ってしまった。枯死したらしく、ちょっと力を加えると、小枝は簡単にポキポキ折れてしまう。全体に傷んでいるようなので、この木もいずれ寿命が尽きるのかもしれない。ぼくとどっちが先か、勝負だな(笑)。

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 数日気温が低かったせいか、ニリンソウもまだまだ満開にはならない。これも9日の写真と同じ株だから、比較してごらんいただきたい。

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 オオバナノエンレイソウも半分ほど開花したけれど、まだ半乾きの洗濯物みたいで、ちょっと元気がない。

 観察の結果、エゾヤマザクラの開花とともに、ニリンソウとオオバナノエンレイソウも見ごろを迎えるだろうという結論に達した。

 右ご報告申し上げ候。

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 ついでながら、これらの大きな葉っぱはギョウジャニンニクである。こちらはずいぶん威勢よく見える。毎年のことだが、わが家では花の観察を目的としているから、山菜として食べることはない。

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May 09, 2019

Daily Oregraph: 裏庭画報 桜はまだかいな

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 昨日はすべてツボミだったニリンソウが一輪だけ開花した。オオバナノエンレイソウと咲きそろったときが見ごろなので、あらためて写真を撮ることにしたい。

 今日の午後、釧路市内の鶴ヶ岱公園でも、日本一遅いサクラ(エゾヤマザクラ)の開花が発表された。しかし日本一の栄誉はたぶんわが裏庭のエゾヤマザクラのものであろう。

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 このとおり、少なくともあと数日はかかりそうだが、開花したらお知らせするから、お酒を持っていらっしゃい。貧乏花見もまたオツなものです。

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May 04, 2019

Daily Oregraph: 裏庭画報 カタクリ

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 今年も咲いた、いや、咲いてくれたカタクリ。「ひょっとしたら、今年は咲かないんじゃないか」と心配していたから、まことにめでたい。

 「鱗茎から良質のでん粉が取れる。しかし普通町で片栗粉といって売っているのはジャガイモのでん粉である(『牧野 新日本植物図鑑』より)」というのだが、カタクリからでん粉を取るなど、もったいなくてとてもできるものじゃない。

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 こちらはオオバナノエンレイソウ。もうじき開花しそうな勢いである。

 ここしばらくは好天がつづきそうなので、野菜の種をまいた。ナナカマドの枝も始末したし、ちょいと気分がいい。このところ散歩をさぼっているから、そろそろ歩かなくちゃ。

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April 29, 2019

Daily Oregraph: キバナノアマナ

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 キバナノアマナ。小さな花だけど、黄色だからよく目立つ。

 雪は跡形もなく消え去ったし、天気は上々。ウラホロイチゲやエゾエンゴサクも元気を取り戻した。しかし朝晩の気温はまだ低いから、野菜の種まきは連休明けになりそうである。

 そこで昨年払ったナナカマドの枝を片づける作業を開始したのだが、量が多いのでたちまちへこたれてしまった。手で折れる細い枝はいいとしても、太い部分はノコギリで適当な長さに切らなくてはいけない。

 結局本日の成果はわずか二束。あと三、四回に分けて働かなくてはいけない。いやいやするんだからボランティアではない。しかも単位がもらえるわけではなし、だれもほめてくれるわけでもなし、達成感ゼロとは情けない。

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April 27, 2019

Daily Oregraph: 裏庭画報 雪中花

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 -やあ、とんでもねえ。この時期に雪ですぜ。

と、八公があきれ顔でいっても、親分は一向にあわてない。五月の八日に降ったことだってあるからな、と澄ましている。

 -それにな、地面を見ねえ。もうあらかた融けちまったよ。京大阪に降る雪みてえなもんだ。

 たしかに道路はもう乾きはじめている。大気はすでに雪の味方ではないのだ。

 そこへ裏庭から八卦見の薄氷堂の声が聞こえてきた。

 -おやおや、せっかく咲いたエゾエンゴサクの花がしょんぼりしているよ。

 -先生、まあお上がんなさい。おい、八、燗の支度だ。

 なんだかんだといっては昼間から酒を飲もうというのだから、のんきな連中である。これもひとえに市民の生活を第一にお考えくださる清廉の大老安倍様の善政のおかげで、人々の懐も温かく、気分もおだやか、まことにありがたき御世なるかな……と思ったら、座敷に上がって煙管を取り出した薄氷堂、意外にも深く溜息をついて、

 -いや、親分、こう景気が悪くちゃ、さっぱりいけねえ。観音様の境内に出かけて商売しようてえ気にもなれませんよ。エゾエンゴサクの花といっしょで、やつがれもすっかりしおれちまった。

 -なあに、先生、明けねえ夜はないっていうじゃありませんか。安倍様だっていつまでも生きてるわけはねえ。そう腐らねえで、まあ一杯おやんなさい。

 すると八公にしてはめずらしく気をきかせて、裏の障子をからりと開け放し、

 -雪見酒の花見酒ってのはどうです。

 一同愉快そうに笑って、酒宴がはじまった……ことにしておこう(笑)。

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April 23, 2019

Daily Oregraph: 裏庭画報 花の季節はじまる

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 朝からまじめに働いて、種まきの準備を終えた。もう少し気温が上がるのを待って、来週にでもまこうと思う。

 予想どおり花が咲き出した。枯草の間から顔を出したのは、ウラホロイチゲ(白)とエゾエンゴサク(淡い水色)である。画面中央下から右上に伸びた葉はキバナノアマナで、こいつももうじき黄色い花を咲かせるだろう。ニリンソウが咲くのははもう少し後だ。

 釧路の住人にとって、いまが一番うれしい季節である。

 え、どうして花のアップを撮らなかったんだって? そりゃああなた、畑仕事の後で手が震えていたからですよ(笑)。

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January 29, 2019

Daily Oregraph: 裏庭画報 グースベリは死なず

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 09時50分の南の空。雪がちらほらと舞っている。午後からは青空が出た。最高気温は0.3度。

 昨夜からの積雪は約3センチほどであろうか。この冬は特に雪が少なく、大いに助かっている。

 毎度雪かきの話ではご退屈だろうから、

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これをごらんいただきたい。

 え、十分退屈じゃないか、って? まあ、そういいなさんな。(たしか)二年前に枝を切り取ってここに植えたグースベリなのだが、しっかりと生きている。

 植物は実にしたたかなものである。ぼくなどはその冬に耐える姿にジーンと感動するけれど、金が命の新自由主義者たちには無縁の境地であろう(笑)。

 ここに断言しておきたいが、人類が滅亡したあかつきには、墓地だけじゃない、高級外車も、ブランドもののバッグも、銀行の金庫も植物に占領されることは確実だ。それが自然の摂理である。

 もはや墓前で紙銭を燃してくれる人もいなければ、お経を唱えてくれる坊さんもいないから、自分だけあの世で楽をしようったってそうはいかない。そうなれば金持と貧乏人、人種や肌の色、優等生と劣等生の区別もなく、人類滅亡してはじめて平等が実現するとは、ハハ、のんきだね。

 そんなことを教えてくれた哲学的なグースベリの枝だが、ここは日当りが悪すぎて実がならないから、今年は場所を変えてやりたいと思う。春を待とう。

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