August 11, 2017

Daily Oregraph: 裏庭画報 グースベリ試食

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 小雨降る中を裏通りへ回り、グースベリを一粒もいできた。板塀内側の角に木があり、その前は原始林さながらの状態だから近づけず、遠回りしなければ採れないのである。

 かなり色づいてはいるが、まだ熟してはいない。完熟は今月末あたりだろうか。口に含んで囓ってみると、やはりまだ酸っぱさが残っているけれど、ペッと吐き出すほどではない。いまどきの食べ物とは別種の、ちょっと青くさいレトロな味がして、これはこれでいけると思う。

 本日の最高気温17.1度。明日も似たような天気になりそうだ。湯豆腐で暖まるなんてのもオツかもしれない(笑)。

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August 07, 2017

Daily Oregraph: 春採湖畔パトロール (2)

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 まずは市立病院下あたりから、ホザキシモツケ。

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 そこからしばらくは夏枯れ状態で、セリ科の大型植物の多くが枯れはじめ、衰退期に入ったローマ帝国のごとき様相を呈している。

 エゾスグリやネムロブシダマの木が見あたらないことには前回来たときに気づいたが、台風の被害なのだろうか。今年はハッカの花も見えなかった。

 写真は旧科学館下寄りに咲いていたイケマ。根は有毒だが、葉は食用になるらしい。

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 ミツバフウロ。

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 発育不良のトウキビみたいなのはコウライテンナンショウの果実。やがて真っ赤に色づく。

 この実は有毒だと思いこんでいたが、牧野先生の図鑑(マムシグサという名で収録されている)によれば、「液果は(中略)赤く熟し、味は辛い」とあるから、毒はないのだろう。牧野先生は実際にかじってみられたのであろうか?

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 ヒヨドリバナ。南岸沿いにも咲いていた。

 いかなる連想の働きか、ぼくはこれを見ると、なぜか敗走する平家の公達を思い浮かべるのである。

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 夏の真打ちミヤマニガウリ。たまには引いて見ると、その威力がよくわかる。ワイワイと騒がしい子鬼のような連中である。

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 野生のゴボウ。一度食ってみたいものだが、春採湖畔は植物採取が禁止されている。残念。

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 ぼくたちの他にもパトロール隊が見回りしていた。このおかあさんは植物をよくご存じらしく、キツリフネの種をさかんに破裂させてはおもしろがっておられた。

 ぼくも「ほら、おもしろいだろう」といって、T君に種がはじけ飛ぶところをデモンストレーションしてみせたのだが、返事はあまり気のないものであった(笑)。

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 ツリガネニンジン。これも英語の blue bell の仲間だろう。たしかに釣鐘型をしているが、ぼくはコルセットでぎゅっと腰を締めつけた女性のスカートを連想する(変ですか?)。

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 いよいよ本日の散歩コースも終りに近づいてきた。ドクゼリである。全草猛毒という困ったやつである。

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 毎年旧柏木小学校近くにまとまって見られるエゾフウロ。もう少し赤っぽく、色も濃いけれど、うまく再現されなかった。

 これでガラッ八君との見回りを終えたわけだが、もちろんすべての花を撮影したわけではない。たとえばたくさん咲いているハンゴンソウだが、どうしても名前を思い出せず、あまりにもくやしいから(笑)レンズを向けなかった。

 ぼくの趣味につきあわせてしまって、T君には申し訳ないことをした。ときどき立ち止まっては写真を撮るものだから、なかなか散歩がはかどらないのである。東京で飲み歩くときは、すなおに案内に従うから勘弁してほしい。お店も勘定もすっかりお任せするつもりである。

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August 06, 2017

Daily Oregraph: 春採湖畔パトロール (1)

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 この写真を撮ったということは、すなわち春採湖南岸を歩いたという証明である。昨日の予報では曇りだったのだが、幸い青空になった。

 -いい天気になってよかったなあ。

 ……とひとりごとをつぶやいたわけではない。今日はガラッ八ではなく、帰省中のT君といっしょに春採湖畔一周を敢行したのである。こと春採湖畔に関してはぼくが先達だから、子分を従えた親分みたいにえらそうな顔をして出発。

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 植物観察も目的のひとつだから、植物をみつけ次第かっこよく名前を教えてやろうとはりきっていたのだが……なにしろ数年のブランクがあるものだから、あれも忘れた、これも思い出せないと、まるでいいとこなしであった。

 これもそのひとつ。帰宅後自分の植物アルバムを調べたら、エゾニワトコの実。なんで名前が出てこなかったのだろうか。

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 体裁を取りつくろおうとして、

 -この歩道橋には「ひぶな橋」という立派な名前があるんだ。一面に咲いている花はオオイタドリだよ。

といってごまかしたのは内緒である。

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 ハマナスの実がたくさんなっていた。まだすっかり色づいてはいない。

 -へえ、こんなにたくさんあるんだなあ。

 T君は釧路育ちのくせに、どうやらハマナスは網走の名産だと思っていたらしい。理科教育の欠陥である(笑)。

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 春採湖の南岸は植物的には見るべきものが少ない。臨港鉄道の線路沿いということもあるけれど、このあたりなどはただの田舎道である。

 -やはり見どころは北岸だよ。

 というわけで、次回は北岸の植物をお目にかけたいと思う。二度に分ければ一日分の記事がかせげるという腹づもりもあるのだが、それも内緒である(笑)。

 しかしこのままでは愛想がなさすぎるから、無事一周を終え、竹老園で食べた昼飯のソバを……

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 お店に着いたのはまだ11時半頃だったが、すでに十人くらいの行列ができていたのには驚いた。駐車場もいっぱいである。

 ソバ屋は回転が早いから、(ぼくとしては異例のことだが)行列に並んでモリソバを食った。親分、ガラッ八ともに、仲良く大盛りのモリソバ。実にうまかった。

(つづく)

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August 04, 2017

Daily Oregraph: 裏庭画報 ヒメウラナミジャノメ?

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 今の時期あまり近づきたくはないのだが、菜っ葉の種を撒きに裏庭へ。

 ずうずうしく伸びたギシギシの茎を除草鍬で一撃して倒したところへ蝶が飛んできた。図鑑を調べるとヒメウラナミジャノメによく似ているけれど、ちょっとちがうような気もする。羽の一部が欠けているから、余命いくばくもないのだろう。

 モンシロチョウはよくみかける。幸いいまのところ青虫はみつからないが、こっそり隠れて菜っ葉を食べているのかもしれない。小さな蛾も飛び回っている。得体の知れぬ虫が、足元でいきなりピョンと跳ねる。

 八月の裏庭では、人間は完全によそ者である。気をつけていてもクモの糸に引っかかるし、もうじき蚊も飛び回るだろう。ここはあんたの来る場所じゃないよといわれているようなものだ。まったくシャクにさわる(笑)。

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 今年もまたこの花がたくさん咲きはじめた。散歩していると、あちこちでよくみかける。園芸植物くさいから調べる気にもなれないのだが、秋を予感させる花のひとつだと思う。

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August 03, 2017

Daily Oregraph: 裏庭画報 グースベリの実

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 これがもとからあるグースベリの木。豊作とまではいえないが、それなりに実をつけている。

 今月末か来月の初めには褐色に熟すのだが、その頃には近所の頭の黒いネズミにあらかたもがれてしまうだろう。防犯カメラを設置するほどの値打ちはないけれど(笑)、持ち主にも少しは残しておいてほしいものである。

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 一日中冴えない天気であった。最高気温16.6度、湿度84%。湿度が低ければブルブル震えているところだ。ビアホールなど滅相もない。

 夕方散歩に出たついでに、先日ご紹介した相生坂下のミヤマニガウリをチェックすることにした。研究者のために場所を黄色い矢印で示しておいた。

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 夕方の乏しい光の中で見たせいもあるのかもしれないが……ああ、これはダメだ。まるで元気がない。春採湖畔では猛威をふるっているのに、ここでは落城寸前である。

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 先日は気づかなかったのだが、すぐ近くにもう一株発見。しかしこいつも発育不良である。

 来年は生き残っているだろうか……それが問題だ。 

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August 01, 2017

Daily Oregraph: 裏庭画報 キツリフネ

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 このところ天気がパッとしない。ときどき思い出したように薄日は射すのだが、湿度が高くて肌が少しベタベタする。暑くてもいいから、カラッと晴れてビール日和になってほしいものである。

 ひさしぶりに裏庭をチェックしたら、雑草が乱暴狼藉をきわめて、熱帯雨林の一歩手前みたいになっている。ナタでばっさばっさと切り払いたい気分だが、衆寡敵せず、しょせん勝ち目はないから放っておくことにした。

 キツリフネがたった一株花をつけていた。春採湖畔では群落をなし、一大勢力を誇っているが、この頼りない花はさびしげにポツンと咲いているほうがいい。秋近し、という感じがするのである。

 昨年枝を地面に突き刺したグースベリは、先日一粒だけ実をつけているのを確認したが、なぜか今朝は見あたらなかった。花は咲いてもたくさん実をつけなかったのは、シャクの群れに取り囲まれて日当りが悪すぎたせいだろうと思う。しかし枝は少しずつ伸びているから、完全に根づいたのだろう。来年に期待したい。

 今の時期はいつもそうだが、コマツナは虫食いの穴だらけ。なにしろ得体の知れない蛾なんかがたくさん飛び回っているのだから、一切薬を使わない以上仕方のないことだ。もっぱら茎を食べることになるけれど、ありがたくちょうだいすることにしている。

 ジャガイモは茎が茂りすぎて手の入れようがない。百姓失格。あとは運を天に任せて、収穫を待つしかないようだ。

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July 26, 2017

Daily Oregraph: 夏、ミヤマニガウリ

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 上天気になった。最高気温23.5度、湿度61%。爽快である。そこで春採湖畔へミヤマニガウリ見物に出かけた。

 まずは花。花径 5 mm 前後。なんにでもからみつく無法者にしては、ごく小さなかわいらしい花である。

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 当然のことながら、花の元気がいいうちは実はごく小さく、赤ん坊のオチンチンを思わせる。

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 やがてだんだん実は大きくなり、

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しまいにはこんなになるのだから驚く。

 時期が来ると外皮がはじけて、中から種が出てくるけれど、いいタイミングで写真を撮るのは案外むずかしい。ぼくは過去に一度撮影しただけである。

 このおもしろい植物は春採湖畔にだけ見られるものだと思っていたら、先日相生坂下で一株だけ確認できた。ピンぼけ写真で申し訳ないけれど、証拠写真がこちら(7月17日撮影)。

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 どうしてここに? と不思議でならないのだが、市内をまめに探せば、ほかにもまだみつかる可能性はある。

 とにかく飽きない植物である。同好の士は現れないものだろうか? 小学生諸君、夏休みの自由研究はミヤマニガウリで決まりだぞ(笑)。

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July 22, 2017

Daily Oregraph: ヒマワリを撮る男

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 今日はブログをサボるつもりでいたのに、大阪通信員 I君が写真を送ってきた。彼は通信員のくせに、写真についてはなんの説明もなく、ただ「暑さにはもう慣れた」という意味の、愛想のない(やせ我慢の)ひと言が添えられているだけ。

 ぼくは噺家じゃないんだから、お題をもらって即座に一席やるほどの芸は持ち合せちゃいない。たとえ無給とはいえ、彼も駄文学部のはしくれなら、ちゃんと記事を書いてくれなくては困る。

 しかし暑さに慣れてヒマワリに向き合うことができたのはなによりである。酷暑の中ワイワイとやかましく咲くヒマワリを相手にするには、相当の気力を要するにちがいないからだ。少しは修行を積んだようだなあ。ひょっとしたら箕面の滝に打たれた効果が現れたのかもしれない。

 -えらい、えらい。その調子で夏を乗り切ってくれたまえ。

 -ちえっ、相変らず意地悪な男だなあ。いくら慣れたからといって、暑いものは暑いんだよ。

 おいおい、そんなに暑いんなら、貧乏人の軽井沢、釧路へいらっしゃい(笑)。

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July 21, 2017

Daily Oregraph: 霧の日のノバラ

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 一日中霧。最高気温わずか18.6度だが、湿度は98%、不快指数は意外に高い。

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 しかしこの天気がかえって幸いしたのか、近所のノバラがひときわ美しく見えた。なるほどこういうこともあるのか。

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 全体にしっとりとして、和服美人のような風情がある。

 電線にたまった水がときどき雨粒のようにポタリと落ちてくる。草むらを歩いた運動靴からは冷たい水が沁みてくる。暑くはないのに皮膚がぬるぬるしてくる。体にカビが生えそうで、いやな心地がする。

 澄ました顔をしているのはノバラだけであった。

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July 17, 2017

Daily Oregraph: 裏庭画報 ジャガイモ開花

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 ジャガイモ開花第一号。なにしろイモは食べられるんだから、ある意味では、サクラの開花よりもうれしいものだ。収穫まであと一ヶ月半くらいだろうか。

 去年は何度も台風に見舞われてボロボロの姿になったため、予定よりかなり早めに収穫したのだが、イモはちゃんとできていた。今年は今のところ暴風雨にはやられていないから、きっとだいじょうぶだろう。

 この花は、不景気な世の中にともる希望の灯である。ありがたや、ありがたや。

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