June 17, 2017

Daily Oregraph: 路傍の花

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 たまには道ばたに咲いている花を取り上げようという趣向。

 臨港鉄道の線路脇に咲く、小さな黄色い花。以前から気にはなっていたのだが、はたして正体は?

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 手元の図鑑を調べてみると、ツルキジムシロ(バラ科)のようだが自信はない。似たような花が多いと、図鑑を見ても迷うことが多いのである(個体差もあるし、写真の出来にもムラがあるから、植物によっては、写真図鑑がいつも頼りになるとはかぎらない)。

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 これはあちこちで見かける、一種の雑草みたいなものだが、ワスレナグサ(ムラサキ科)かエゾムラサキかノハラムラサキかは、ぱっと見ではわからない。同定するには現物を採集して確認する必要がありそうだ。

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 これもやたら多くみかける花である。たぶんミミナグサ(ナデシコ科)の仲間だろうと思うが、これまたなんとかミミナグサというのがいくつかあるから、採集してチェックする必要がありそうだ。

 いつもいうことだが、外国語の単語の場合は、「私はこういうものです」という看板をぶら下げているけれど、植物や昆虫などは名を名乗らない。だから調べるのにずいぶん手間がかかるのである。

 うっかり手を出すと時間がかかってしょうがないから、どうしようか迷いつづけて、結局標本を採集せずにいるのである。まあいいや、来年にしよう(笑)。

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June 13, 2017

Daily Oregraph: 温根内パトロール

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 一時はずいぶん通った温根内だが、ここ数年は年に一二度しか訪れていない。去年の六月に来て以来だと思う。 

 多くの方のブログでも紹介されていたように,温根内ビジターセンターが新装開店(?)されたけれど、残念なことに火曜日は休館なので、内部は拝見できなかった。

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 ここに来る以上、最近めったに使わなくなった年代物のデジタル一眼レフ+マイクロニッコール55ミリを持ち出さないわけにはいかない。

 以下すべての写真はこのコンビで撮影したもの。本日目にした花々をごらんあれ。

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 いつものように、ビジターセンターの右側から、つまり逆コースでスタート。景色が初夏らしくなってきた。

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 おなじみコンロンソウ。この花(とくに茎)のかたちをご記憶いただきたい。あとでなるほどとお思いになるはずである。

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 シコタンキンポウゲ。コンロンソウ同様、あちこちでみかける花である。近いうちにわが裏庭でも見られるはずだ。

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 たくさんのトンボがスイスイ飛んでいたけれど、ぼくは近眼だから、なかなか止まっているのを見つけられない。

 なんとか撮れたのはこれだけ。離れていたのでトリミングしておいた。ヨツボシトンボだろうか?

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 ヒメカイウ。

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 ヤマドリゼンマイ。

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 ワタスゲ。少々風が強かったのでフラフラ揺れること揺れること。レンズがマニュアルだし、ぼくの腕前ではなかなかピントが合わない(笑)。

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 エゾイソツツジ。一時期にくらべると数が減り、花のボリュームも失われてきたように感じる。

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 サギスゲ。ワタスゲほどの勢力はなく、あちこちで細々と生活している。

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 さて本日のお目当てはハナタネツケバナである。このように群れていることが多いけれど、

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 今年はじめて、群れより遠く離れたエゾイソツツジ地帯よりもさらに西の木立の中で一輪だけ発見した(上の写真)。どうしてこれほど離れたところにまで進出したのかは謎である。

 コンロンソウの写真と比較すれば、茎のかたちがそっくりで、花びらも似ておりどちらもアブラナ科であることがわかる。

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 別嬪さんをアップで一枚。今年もお目にかかれて実にうれしい。

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 ミツガシワも咲きはじめていたが、見ごろはこれから。

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 飛鳥Ⅱの乗客のみなさま(タグで確認)。上天気の温根内散策を味わえたのはまことにラッキーで、これも日頃の精進のたまものであろう。

 六月の温根内はすばらしい。あなたもぜひ。

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June 11, 2017

Daily Oregraph: 裏庭画報 シャク

 昨夜は釧路ではめずらしく激しい雷雨であった。地響きを感じるほどの雷だったから、どこかに落ちたんじゃないかと思ったが、ニュースに取り上げられていないところをみると無事だったらしい。

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 シャクの花が咲きはじめた。これを見ていると、まるでここは住宅地ではなく、深山幽谷(笑)にでも足を踏み入れたような気分になる。

 背丈は一米数十センチもあるし、葉もずいぶん広がっているから、例のグースベリの枝はすっぽり隠れてしまった。ただでさえ日当りがよくないのに困ったものだが、シャクをばっさり切ってしまうわけにもいかない。

 しかしどの植物も盛んな時期を過ぎれば枯れていくから、グースベリにふたたび日の当たるときも来るだろう。

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 昨日撮影した初収穫のコマツナ。

 猫の額ほどの畑ではあるが、これからしばらくの間、こいつとミズナを毎日食べつづけなくてはいけない。好きだのきらいだのといっている場合ではないのである(笑)。

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June 09, 2017

Daily Oregraph: 裏庭画報 ミズナ収穫

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 ミズナ(京水菜)が約22~23センチになったので初収穫。お店で売っているのは、この倍近く成長したものだが、むしろこれくらいのほうがうまいと思う。

 さっそく晩飯の鍋に入れて味わった。といっても、味らしきものはないけれど……(笑)

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 コマツナもそろそろ食べられそうだ。虫食いの穴はご愛敬。

 昨日は一日中雨だったけれど、野菜は一雨ごとにぐんと成長するように思う。確実に大きくなる野菜は、ゼロ金利時代にはまことにありがたい存在である。

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 ギョウジャニンニクは、うしろに見える大きなツボミが開くと、小さなツボミが放射状に広がる。すごく美しいというほどではないが、開花するのが楽しみである。

 こいつは山菜として人気が高いけれど、わが家では花を観賞するだけで食べない。個人的にはちょっとクセが強すぎると思うのである。

 さて以下はおまけ。

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 前回の記事で取り上げた「海岸保」だが、うかつにも石標の裏側を確認していなかった。「北海道」と彫ってあるから、軍部でも地理院でもなく、これは道庁の管轄らしい。

 海岸保=海岸堡=上陸拠点説はますます分が悪くなってきたけれど、ではいったいなんなのだろうか? 生きているうちにはわかるかしら(笑)。

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 キタキツネは近所でもときどきみかけるから、ちっとも珍しくはない。しかし二匹いっしょのところは初めてお目にかかった。

 親子か夫婦かは知らないが、どう見てもしょぼくれている。伏見稲荷の正一位おキツネ様のような貫禄がまるでないのである。ブラキストン線以北のキツネは身分が低いのであろうか。

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June 07, 2017

Daily Oregraph: 超ローカルニュースいくつか

【裏庭のユキヤナギ咲く】

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 この花を京都で見たのは3月27日。満開であった。

 わが裏庭でも咲いたとはいえ、まだ満開ではない。京都で三月の末ということは……歳時記を確認してみると、果たせるかな、ユキヤナギは春の季語であった。

 してみれば、釧路にもやっと春が到来したわけだから、ニュースとして掲載する値打ちはあるだろう。

【中央1号の倉庫消滅】

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 以前中央埠頭1号岸壁の倉庫が解体工事中であることをお伝えしたけれど、その後いったいどうなっただろうか?

 きれいさっぱり消えていた。

 どうでもいいことのようだけれど、ひとつの時代が終ったことを告げる事件だから、やはりニュースとして取り上げる価値はある。

【海岸堡ふたたび】

 これは文化欄ネタかな?

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 臨港鉄道の線路脇にある「海岸堡」については、やはり以前ご紹介したことがある。

 知人の浜の少し手前にあるのだが、前回の記事には位置を示さなかったので、本日撮影し直してきた。ごらんのとおり、たいへん小さな石標であるうえ、砂利にまぎれてまことにわかりにくい。

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 石票を見直すと「海岸保」と刻まれているが、たぶん「海岸堡」と同じだろうと思う。

 もちろん、とんでもないかんちがいをしている可能性もある。「海岸」とは、たとえば陸軍測量部か国土地理院あたりの石標だとしたらお笑いだが、どっちにせよ、広辞苑にも大辞林にも載っていないから正体不明である。そこで以下「海岸堡」として話を進める。

 驚いたことに、国語辞典には見当たらない「海岸堡」は、英和辞典にはちゃんと見出し(beachhead)がある。やはりぼくの推測どおり、OED によれば、橋頭堡(bridgehead)からの連想によって作られたことばらしく、「上陸拠点」の意味である。

 OED には、bridgehead の文例は1812年のものが、beachhead は1940年のものが収録されている。

 そこで疑問がいくつか湧いてくる。

 (くどいようだが、あくまでも「海岸堡」だとして)英語を輸入して海岸堡としたものか、日本は日本で独自に橋頭堡から海岸堡という造語をこしらえたのだろうか。それとも1940年といえば日独伊三国同盟締結の年だから、ドイツ語の beachhead に相当する単語を翻訳したのだろうか。(ぼくのカンでは英語からだろうと思うのだが……)

 次に「海岸堡=上陸拠点」だとしたら、なぜ日本語の石標なのだろうか。日本軍の防衛拠点ならともかく、上陸拠点とは解せない。

 さらに、敵軍にせよ日本軍にせよ、この場所は上陸に適しているだろうか。当時はまだ砂浜が浸食されていなかったとすれば可能性はなくもないけれど、近くには岩礁もあり、ぼくならここは選ばない。

 それに、首尾よく上陸したところで、目の前にはすぐ崖が迫っているため上から丸見えで、狙い撃ちにされる危険性大である。

 とまあ、だんだん「海岸堡」説に自信がなくなってきた(笑)。しかしここに書いておけば、「なんだ、そんなことも知らんのか、たわけめ」というお方が現れるかもしれない。おじいさん、ご存じではありませんか?

【英単語帳 11,000項目突破】

 超ローカル紙といえども新聞である以上広告欄もある。

 英単語帳の増補改訂も少しずつ進み、昨日11,000項目に達した。語義欄を見直しするとともに、細かい誤りについては気づき次第訂正しており、例文の増強にも努めている。かなりの頻度でアップロードしているので、常に最新版をダウンロードしていただければ幸いである。

 作成当初は英和辞書から語義を丸写しして羅列しただけだったが、だんだんマニアックな内容になってきた。今後さらに改善するつもりなので、学習辞書と併用すれば、きっとお役に立つことがあると思う。

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June 02, 2017

Daily Oregraph: 裏庭画報 エゾクサイチゴ

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 今日も小雨がぱらついている。釧路の六月はいつも天気がパッとしないが、今年もそうだろうか。

 散歩に出られないから、今日も裏庭へ行ってみると、「なにか忘れていやしませんか?」という声がする。

 -おっと、これは失礼。うっかりしていたよ。

 エゾクサイチゴ(エゾノクサイチゴ)の花である。雨に濡れて、少し傷んだモンシロチョウの羽のようにも見える。

 このイチゴは毎年花を咲かせるけれど、ここ四五年ほどは実がならない。昔は小さな赤い実をつけていたのに、いったいどうしたことだろう。

 すごくうまいというほどではないが、口に含むとちょっぴり得をしたようでうれしいものだ。子どもの頃に帰ったような気分にもなれる。

 画面下の花の右下に見える黒いものはアリ(あやしい虫ではないからご安心あれ)。アリが受粉の手伝いをしてくれるのかどうかは知らないが、頼むぜ、おい。一粒でいいから今年は実を食べさせてくれ。

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June 01, 2017

Daily Oregraph: 裏庭画報 六月の白い花

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 まずはコンロンソウ。いかにもアブラナ科然とした花である。

 印象はきわめて地味であって、なんとなく雑草扱いされ、さほど人気がない。これといった取柄がないから、その他大勢、映画でいえばエキストラといったところだろうか。

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 地味といえば、このチゴユリもまたけっして派手ではなく、ひっそりと咲いている。

 しかし楚々たる美人の趣があって、六の宮の姫君とはこんな感じの女性だったのではあるまいかと思わせる。

 このところ花を観察することが多いせいか、ぼくもどことなく植物的になってきたようだ。もっとも、コンロンソウみたいにその他大勢に属するのか、チゴユリのように可憐なのか、それは自分ではわからない。

 え、チゴユリだなんて、ずうずうしいことをいうなって?

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May 29, 2017

Daily Oregraph: 裏庭画報 グースベリ開花

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 ひさしぶりに太陽が出た。そろそろかな、と裏庭へ行くと、期待たがわず、昨年地面に突き刺したグースベリの枝に花が咲いていた。

 とにかく小さい花である。おまけに地味だから、うんと顔を近づけないと見落としてしまうだろう。

 花が咲いたらあとは実だ。以前ぼくの撮った写真の日付を見ると、釧路で実が完熟するのは9月の初めである。全体が褐色になったら食べごろ。

 子どものころはまだ実が青いうちに食べたから、酸っぱくてまずくて、ペッペッと吐き出した覚えがある。だからこんなもの食えるかと思っていたのだが、完熟した実は甘くてうまい。ビタミンCも豊富だという。

 つまり本来舌の肥えていないガキが食うもんじゃない。ビタミン不足の酔っ払いグルメが味わうべき果実なのである。

 辞書を引くと、gooseberry-picker (グースベリを摘む人)には、口語でふたりの恋路をじゃまする意地の悪い付添い(ふつうはおばさん(笑))の意味もあるらしい。どうしてかはよくわからないが、せっかくの実を摘んでだいなしにしてしまうということだろうか?

 だがなんといわれてもおれはグースベリを摘むぞ。もちろん実がなればの話だけれど……

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May 24, 2017

Daily Oregraph: 裏庭画報 グースベリのツボミ

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 今日も曇り空。サクラの花もまるで勢いがない。

 今朝の新聞によれば、昨年の台風による塩害のせいで、今年はサクラの元気がないのだろうという。しかしぼくの見るところでは、共謀罪なる時代錯誤のふざけた法律が衆院を通過したせいだろう。日本国の品格がこれでまた一段と低下したから、サクラがへそを曲げたのである。

 しかし植物すべてにへそを曲げられては、夢も希望もないというものだ。なにかないかとよく見れば、例のグースベリの枝に一箇所ツボミが現れていた。もうじき地味でつつましい花が咲くだろう。頼むぜ、おい。

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May 23, 2017

Daily Oregraph: 裏庭画報 一分咲き?

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 やっと咲いたエゾヤマザクラ。咲いたのはいいが、まだ一分咲きといったところである。

 昨年は13日には五分咲きだったから、すでに十日以上遅れている。花見をするころには酒の壜が空になっているかもしれない。

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 こちらはチシマザクラ。こちらもほんの指折り数えるほどしか咲いていない。

 どちらの木も老木になりつつあるから、だんだん花の付きが悪くなってきたのかもしれない。ああ、みんな年を取るのだなあ……(笑)

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