August 13, 2021

Daily Oregraph: 港の秋空

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 今朝の空を見たときは暑くなりそうだと覚悟したけれど、最高気温は結局19.6度。適温である。立秋を過ぎたからあたりまえかもしれないが、釧路はもうすっかり秋である。

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 本日の船上セキュリティ・チェックポイント。本船は上の写真の大型船ではなく、対岸に接岸中のごく小さい船なのだが、狭い通路にちゃんとデスクを用意しているところは立派である。

 乗組員は全員マスクをしていた。変異株には現在のワクチンの効果があまり期待できない以上、コロナ禍は予想以上に長引きそうで、とても来年中に終熄するとは思えない。お互い用心するしかないね。

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July 26, 2021

Daily Oregraph: 気温差は10度

 今日の最高気温は26.1度。晴れ。ちょっと暑いなあとは思ったけれど、先ほどチェックしたら京都は36.4度だそうな。気温の差は10度以上だから、快適さにおいては都人(みやこびと)の負け、東夷(あずまえびす)の勝ちである。どんなもんだい。

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 本日の船上セキュリティ・チェックポイント。いくら快適とはいっても、ぼくらは体を動かせば汗をかく。しかしこの連中は南国育ちゆえ涼しい顔をしていた。

 さて19世紀ど真ん中の小説トロラップ作『慈善院長』だが、登場人物の一人である大執事(主教補佐)グラントリ家の住み込み女性家庭教師の年収が30ポンドであることがわかった。これはなんとジェイン・エアと同額だから、まずは水準(25ポンド程度)以上といえよう。ついでにいえば同家の女中頭は年収60ポンドとあるから、一通りの教育ある女性が当時いかに冷遇されていたか、よくわかると思う。

 ヴィクトリア時代の貨幣価値については諸説あり、もともと単純な換算は不可能な上、当然時期によっても変化するわけだが、中には1ポンド=7~8万円という推定もある。いくら貧乏でも現代日本では年収140~160万円程度はあるだろうという前提をもとにしたものだろう。

 しかしこれは明らかにとんでもない過大評価だとぼくは考える。希望的に推定したくなる気持はよく理解できるが、事実には反すると思う。実際は「超低賃金」だったはずで、最低賃金制の存在する現代日本の感覚で考えるのはまちがいのもとだと思う。19世紀イギリスでは賃金の一般水準はきわめて低く、貧乏人は「まさか!」と思うほど貧乏だったにちがいない。

 なぜそんなことにこだわるかといえば、ちょっと想像すればわかるように、小説の読み方が根本的に変ってくるからである。エゲレスの歴史書をたくさん読めば詳しいことがわかりそうだけれど、なかなか実現はむずかしいから(まことに面目ない)、当面は小説中に登場する庶民の年収を拾ってメモしておこうと思う。

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June 17, 2021

Daily Oregraph: Welcome on board!

 本日の最高気温は14.7度。曇りのち晴れ。

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 本日の船上セキュリティ・チェックポイントはちょっとにぎやか。担当者は接客中である。

 さて船は感染があっという間に広がる危険はあるけれど、感染者がいたら必ずあぶり出されるから、全員元気である限りは安心できる環境だろう。むしろ警戒すべきは、陸上からやって来るわれわれ訪船者だと思う。

 だから船によっては原則として訪船者を居住区内には入れないのだが、本船ではぼくみたいな怪しい男を中に入れてくれた。何年かぶりでご馳走になったペプシ・コーラがうまかったよ。

 それにしてもマスクを着用したままの行動はつらい。気温は低めなのに、30分も体を動かして作業するとマスクを交換したくなったほどだ。これからの季節、お上のお達しの如何にかかわらず、無用の外出はしたくないと思うのだがいかが?

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February 24, 2021

Daily Oregraph: コロナ対策オンデッキ

 本日の最高気温はマイナス1.7度。しかし日中は割と暖かく、道路に残る雪も融けていたが、早朝はツルツルで運転が怖かった。

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 本日の船上セキュリティ・チェックポイント……といっても、本船はデッキの通路が狭いからデスクはない。担当者が着ているのはコロナ対策の防護服(?)だろうと思う。

 さすがに乗組員は全員マスクを着用していた。船によって異なるようだが、本船は外部の人間を居住区の中には入れてくれず、出入口付近にセットした自作テーブルで対応していた。船内でクラスターが発生すると一大事なのでやむをえないけれど、正直いって仕事はやりにくい。幸い風がなかったからよかったものの、天候が悪いときはどうするのだろうか?

 コロナによって景色が一変したのは陸上だけではないということだな。

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January 09, 2021

Daily Oregraph: ここでも雪かき

 本日の最高気温は-3.0度。昨日の雪が嘘のような上天気である。

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 船のハッチカバーも荷役前に雪かきしなければならない。雪の量から見て、これは二度目の雪かきにちがいない。

 ご存じない方には想像できないほどの面積があるから、大変な作業である。フィリピン人船員が雪かきとは気の毒に!

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January 07, 2021

Daily Oregraph: 緊急雪かき宣言

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 本日の最高気温は-3.1度。朝から雪。

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 本日の船上セキュリティ・チェックポイント。雪が午後まで降りつづいたため、仕事にならなかった。

 いったん止んだ雪は、夜になってふたたび強まり、明朝まで降りつづくらしい。雪かき必至である。やれやれ、気が重い(笑)。

 緊急事態宣言発令だそうな。危機感がないからこその非常識な Go to キャンペーンだったのに、いまさら「大変な危機感をもっている」などといわれても、そりゃ通りませぬ。愛知・大阪の緊急事態宣言については「現時点ではそうした状況にないと思う」とは、ほんまに危機感あるんかいな?

 雪がちらついただけで雪かきの覚悟を決めるという、ぼくの危機感を見ならっていただきたいものである。

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May 21, 2020

Daily Oregraph: なつかしの人間ブルドーザー

 いきなり方向転換……したわけではないけれど、これまでに撮った写真のファイルから動画ファイルを検索・抽出してまとめてみたら、面白いものがみつかったのでご紹介したい。

 ぼくはめったに動画は撮らない。性に合わないというより、まるでセンスもなければ才能もないからである。しかし動画には記録的価値が確かにあるので、これを機にたまには撮ってみようかとも思う。

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 チリ硝石は危険物だから、これを撮影した当時は艙内でユンボやブルドーザーを使用することは許可されていなかった。そこで活躍したのが、通称「人間ブルドーザー」である(2008年7月8日 Canon A710で撮影)。なんとも非効率な話だが、まあ仕方がなかったわけだ。

 現在チリ硝石はフレコンで輸送されているので、人間ブルドーザーの必要はなくなった。この涙ぐましい作業(笑)をあらためて見直すと、まことに感慨深いものがある。

 さて動画はファイルサイズが大きいので、昔のデジカメで撮った低解像度の短いものでも約 100 MB、あっという間にスペースがなくなってしまうから、やむなく YouTube にアップロードした。初めてなのでさっぱり要領がわからなかったけれど、たぶんOKだろう。とても宣伝できるような代物ではないが、うんとひまなお方は、こちらをクリックしてごらんあれ。

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February 25, 2020

Daily Oregraph: 体温を測られた話

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 本日の船上セキュリティ・チェックポイント。

 乗船者はここで記帳するのだが、サインをしていると、別の乗組員が近づいてきて、ぼくの顔と首筋にチカッと光を当てた。一瞬とまどったが、時節柄すぐにひらめいた。きっと体温を測ったのだろう。ぼくの聞きちがいでなければ「好的」といったようである(ハオダと聞こえたから、たぶん……)。

 まあ、用心に越したことはないけれど、じゃあ乗組員全員がマスクをしているかというと、していたのはチェックポイントにいた担当者2名だけ(写真右)。ぼくもマスクしていなかったが、おとがめなしであった(反省しとります、はい)。

 そこでいろいろ考えてみたら、恐ろしい可能性に気づいてしまった。客船とは規模こそちがえ、船は船である。もしあちこちの貨物船内でウィルス感染が流行すれば、大変な事態にもなりかねない。輸出入はもちろん、国内の物流も大混乱になるだろう。

 厚労省はあのざまだし、読み書きの不自由なデンデン首相にはまるで危機感がないし、それどころか患者数をごまかすことに腐心しているように見えるし、ほんとにこの国はどうなっているのか、まことに遺憾に存じます。

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November 12, 2019

Daily Oregraph: 十勝港絵日記 11月11日~12日

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 11月11日。朝のうちは上天気だったのだが、夕方から雨。荷役が遅れるから雨は困る。しかし相手が天気では、苦情の持ち込み先がない。

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 11月12日。早朝に雨は上がった。最近は天気予報が乱立気味で、雨は06時までとする予報もあれば、12時まで降りつづくという予報もあって、翌日の天気でさえこの調子なのだから、地球の温暖化あるいは寒冷化などという途方もない問題が、たかが人間様に解決できるものかと我思う、ゆえに我あり。

 「おい、コーヒーはどうだい?」と一等航海士が声をかけてくれたけれど、今日はちょいと忙しいから遠慮した。彼は気のいいオヤジさんで、昨日はいろいろ世間話をしたのである。

 夕方無事荷役は終り、夜道をドライブして帰着。ああ、しんど。

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November 06, 2019

Daily Oregraph: 夜風が沁みる

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 本日の船上セキュリティ・チェックポイント。

 上天気だったけれど、朝から風が強く、乗組員諸君もほぼ冬装備であった。吹きさらしの場所に立つんだから、そりゃあ寒いにきまっている。

 日没とともに一気に気温が下がり、風の冷たいのなんの。それなら熱燗だろう……というのは、素人の浅はかさ(笑)。今夜もいつものごとく、スコッチ on the rocks である。この不屈の精神で、迫り来る冬に立ち向かうのである。

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