July 27, 2019

Daily Oregraph: 朝は朝霧夕べは……

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 本日の船上セキュリティ・チェックポイント。霧の深いことがなんとなくおわかりいただけるだろうか。

 今月はヒマなはずだったのに、月の後半から立て続けに仕事が入り、読書がさっぱりはかどらない。『悪霊』はやっと248ページ、おもしろくなってきたところなんだけど、ちょっと足踏みしている。

 『フランケンシュタイン』は出張先で本をどこかに置き忘れてしまい、インターネットからテキストをダウンロードしたのだが、さていかがあいなりまするやら。

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 さて「朝は朝霧」とくれば「夕べは夜霧」と対にするのが文学的常識である。少なくとも名曲「サーカスの唄」の歌詞はそうなっている。なに、ご存じないとな? それでは基礎教養に問題があるから(笑)、YouTube で検索してお聴きなさい。

 しかしいくら釧路が霧の町だといっても、毎度夜霧がかかるわけではない。ごらんのとおり、夕方には晴れ間が出たのである。明日は晴れの予報。実にありがたい。

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July 22, 2019

Daily Oregraph: オホーツク・ブルー

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 網走は一年ぶり。釧路はぐずついた天気だったが、小清水町に入ってからは空晴れ渡り、みごとなオホーツク・ブルーであった。

 この上天気に長距離ドライブとは優雅なものだとお思いかもしれないけれど、仕事ですよ、仕事。

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 Port of Abashiri. オホーツク海の向こうに見えるのは知床の山々である。あれは斜里岳だろうか?

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 本日の船上セキュリティチェックポイント。こいつはぼくの病気みたいなもので、必ず撮ることにしている。

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 そして本日のランチ。謎のヌードル(なにを使ったんだろうね?)とフライド・ミート。ごちそうさまでした。

 さてご飯の量にご注目いただきたい。たったこれだけで足りるんだから情けない。かつてのヤセの大食いの面影はすでにない。ああ、これが年を取るということなのだ。

 網走のホテルが満室だったため、北見のホテルでこれを書いている。朝が早くて疲れていたから、ほんの40分ほど町を散歩しただけ。ろくに写真を撮っていないけれど、ネタ不足の折から、明日は北見編でお茶を濁すつもりである。

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May 18, 2019

Daily Oregraph: 新しい桟橋から

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 本日の船上セキュリティ・チェックポイント。

 「こら、勝手に入ってはいかん」と注意している……わけではない。

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 うっすら霧がかかっていたためくすんで見えるけれど、本日の釧路西港はなかなか賑わっていた。写真は第2埠頭の海側に新しくできた桟橋から同埠頭南側岸壁を撮ったもの。今までとはちがった景色が撮れるようになった。

 ふだんここに立ち入るには許可証が要るけれど、6月には釧路港湾協会主催の見学会があるらしいから、興味をお持ちの方は参加されてはいかがだろうか。なかなかおもしろい場所である。

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April 25, 2019

Daily Oregraph: トイレで学ぶ

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 昨日の船上セキュリティ・チェックポイント。通路が狭いから、ちょっと窮屈である。

 24日の十勝港(広尾町)は、最高気温22.5度とかなり暖かかったが、最低気温は4.1度だから、ずいぶん寒暖の差がある。背景にちらりと見える山にはまだ少し雪が残っていた。

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 妙な写真を撮るものだとお思いになるかも知れないが、便器の上の貼紙がなかなかおもしろい。漢字文化圏にあるというのは実にありがたいことで、ゆえなき排外主義に毒されているネトウヨ諸君には考えを改めてもらわねばならない。あなた、横文字はダメでも最初の一文はわかるでしょう?

 衛生を保持しようというんだから、「みなさんトイレはきれいに使ってね」という意味だとただちに了解できる。ただし二番目の文章にある「座便池」は、どう考えても小便用の便器ではあるまい。ひょっとしたら大便用のトイレと同じ貼紙を使っているのかも知れない(確かめておけばよかった)。まさか Please use the bench. のシャレではないだろう(笑)。

 さて衛生を保持するために、バルブを回して水を流そうとしたら、びくとも動かない。はてなと思ったら、貼紙の最後に鉛筆でこう書いてあった。

  Can't use because damage.

 文法のおかしい、ヘンな英語だなどといってはいけない。英米人にも「故障中」という意味は確実に伝わるはずだ。多少まちがっていても、意味が通用するなら臆せずに使うべきものだなあと、ぼくは感心した。おかしいのは、これだけは英語で書いてあることかな。

 トイレにも学ぶべきことはあるという教訓である(笑)。

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February 14, 2019

Daily Oregraph: Samui!

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 本日、いや昨日の船上セキュリティ・チェックポイント。

 え、ちっとも寒そうに見えないぞ、とおっしゃるので?

 そこが素人の浅はかさ。日中はともかく、夕方になってごらんなさい。そして夜。Cold, colder, coldest の変化をたっぷり味わえるんだから。

 そんな寒さの中を、船員や作業員の方々は屋外で長時間働いている。フィリピン人船員の多くは、"Samui" という日本語を知っている。ただしちょっと訛っているから、ぼくたちの耳には "Samoi" に近い音に聞こえる。ほんと、サモイよなあ。

 根性なしのぼくはときどき暖かい場所に逃げ込むけれど(完全武装していないせいもあるのだが……)、そんな贅沢のゆるされない人々は、まことにお気の毒である。

 本日も日没とともにぐんぐん気温が下がりだした。この寒さを、わが敬愛する森羅万象大臣にもぜひ味わっていただきたいと願っている(笑)。

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December 19, 2018

Daily Oregraph: 読まずに飲む

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 昨日の船上セキュリティ・チェックポイント。

 本船のチェックポイントは写真の撮りにくい場所にある。まことに困ったものだが……撮らねばならぬ。一種の病気である。

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  こちらは本日の収穫。もう本は一冊も増やしたくないけれど、これが一冊300円なら買うしかないだろう。

 「洒落本」よりはずっと面白そうだが、いつになったら読めるだろうか。本棚には積ん読数十年の本がまだたくさん残っている。目がだんだん弱ってきているから、本を読むスピードは昔の数分の一に低下している。記憶力は衰えつつあるし、根気もつづかない。ほんにこの世はままならぬ。

 しかしまだ読まぬ本には、幸福の予感ともいうべきものが詰まっている。もし本棚に未読の本が一冊もないとしたらどうだろうか。あたかも未開封の酒の壜が戸棚に一本もないようなもので(笑)、あなたは恐ろしい不安を感じ、イライラしていても立ってもいられなくなるにちがいない。

 だからふんだんにある酒(これが大事)を一本戸棚から取り出して、本棚にずらりと並ぶ未読の本の題名をながめながらアルコールをしみじみ味わうことが、大いに精神の安定に寄与することはまちがいない。しかも実行しやすいのはありがたいことである。

 ウソだとお思いなら、あなたも今晩からさっそくお試しあれ。あ、ヤケ酒はいけませんぞ。

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November 14, 2018

Daily Oregraph: 十勝港絵日記 11月14日

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 サングラスをしたカッコいいお兄さんが何をしているのかと思って近づいてみると、せっせとシャックルにグリースを塗っているのであった。

 なんとなく侍の内職みたいだけれど、地道に生きるというのはこういうことだ。ふだんはコツコツと地味な仕事に励んで、油やペンキまみれになる。しかし週末ともなれば、こざっぱりした服に着替えてサタデイナイトフィーバー(ちょっと古いか……)、女の子に大もて、というのも青年らしくていいと思う。

 ぼくだって作業服にべったりグリースが付着することもあるんだけど、悲しいかな、土曜日になっても、ジジイがもてることはありえない。若さを失ったからしょうがないんだよ。

 青年よ、めげずにコツコツやってくれ。金はなくても若さがあるぞ。そして金に魂を売り渡した新自由主義者どもをぶっとばせ(笑)。

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November 13, 2018

Daily Oregraph: 十勝港絵日記 11月13日

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 空も海も十勝ブルーの上天気。しかし夕方になるとぐっと冷えこんできたので、初めて防寒着を着用した。

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 今日もみんなマジメに働いている。

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 ぼくもけっしてサボっていたわけではないが……艙内でこんなふしぎな光景を目にして、思わずシャッターを切った。

 もちろん外板に穴が開いているわけではないし、心霊写真でもない(笑)。久々の偶然芸術である。

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November 12, 2018

Daily Oregraph: 十勝港絵日記 11月12日

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 厚内海岸の朝焼け。

 この種の写真を撮る趣味はないけれど(第一そのために早起きする根性がない……(笑))、たまたま通りかかったのである。心なき身にも、鮮やかなものだと素直に感じられる景色であった。
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 本日の船上セキュリティチェックポイント。そろそろマンネリだから、裏側からレンズを向けてみた。

 少々疲れたので今日はこれにて。

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September 30, 2018

Daily Oregraph: 網走港絵日記 9月30日

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 網走港第4埠頭のゲート。どこの国のどこの貿易港でも、外航船の接岸中は関係者以外立入禁止だから、ゲートでは警備員さんが人の出入りをチェックしている。

 テロ対策が目的だけれど、テロリストなどめったにうろつくわけがない。釧路港でもそうだが、実際は釣り人対策として役立っているように見える。

 荷役中に一般市民が岸壁をウロウロするのは危険ゆえ、安全上は評価できると思う。危ないのは荷役作業だけではなく、荒天時には船の係留ロープが切れることもある。そいつに当たったら、よくて重傷、まずたいていはあの世行きである。

 「本日釣りはできません」というのは、これまた釧路港同様、外航船が係留していなければ出入り自由で釣りもできるということだろう。

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 囲いの中で釣りができないから、釣り人は外に群がる。釣りをしていたお爺さんに声をかけられ、

 -その船、いつ出るの?

 いかにも邪魔だという口ぶりである。

 ちょっと気の毒だけど、どうか我慢していただきたいものだ。

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