August 11, 2017

Daily Oregraph: 裏庭画報 グースベリ試食

170811_01
 小雨降る中を裏通りへ回り、グースベリを一粒もいできた。板塀内側の角に木があり、その前は原始林さながらの状態だから近づけず、遠回りしなければ採れないのである。

 かなり色づいてはいるが、まだ熟してはいない。完熟は今月末あたりだろうか。口に含んで囓ってみると、やはりまだ酸っぱさが残っているけれど、ペッと吐き出すほどではない。いまどきの食べ物とは別種の、ちょっと青くさいレトロな味がして、これはこれでいけると思う。

 本日の最高気温17.1度。明日も似たような天気になりそうだ。湯豆腐で暖まるなんてのもオツかもしれない(笑)。

| | Comments (0)

August 08, 2017

Daily Oregraph: トウキビ

170808_01
 今年初めてトウキビを買った。すごくうまいというわけではないけれど、店先でみかけるとやはり食べたくなる。

 トウキビといえばコーンだが、コーン(corn)は英国では穀類一般を指すことがあるから、Indian corn またはメイズ(maize)といえばまちがいない。

 トウキビを方言だと思ったら大まちがいである。昔ある先生に教わったのだが、トウモロコシなどというのは、トウ(唐)=モロコシだから、まるで意味をなさない。よってトウキビが正解。

 角川書店の俳句歳時記には、「もろこし」「唐黍」などと呼ぶのは正確ではない、とあるが、反省を促したいところである(笑)。第一多くの俳人は間延びのした「たうもろこし」よりも、断然語感のよい唐黍を選ぶようで、実際同歳時記では六句中四句が「唐黍」または「たうきび」を用いている。

       唐黍や子らの歯なみの美しく  大藪雀子

 ついでに英語の辞書を引いてみると、corn というのは元来砂や塩などの粒を指す。なるほどトウキビなどは見るからに粒々しているし、corn = grain = 粒 = 穀類というのも理屈に合っている。

 日本には16世紀末に入ってきたらしいけれど、本格的栽培が始まったのはメイズ、いや明治以降である。なおキツネと稲に関係があるのはコーンと鳴くからにちがいない。

 こんなにひどい駄洒落しか出てこないのは、要するににネタがないからである。ああ、明日はどうしよう……

| | Comments (4)

August 02, 2017

Daily Oregraph: 8月はブログ強化月間?

170802_01 
 日中はよく晴れた。それでも最高気温21.7度である。この時期まともな人間らしく生きるには道東の海岸沿いで暮すにかぎる。

 夕方散歩に出たら風がひやりとする。ごらんのとおり東の空には青みが残っているけれど、西は雲に覆われていた。

 今夜あたり野外のビアガーデンはちと寒すぎるのではないだろうか。そこでホット・ビールなのだが、さすがにビールの熱燗愛好家はめったにいまいと思う。三友亭さんが肌寒い日にビヤホールでお飲みになったという「熱燗」は、たぶん日本酒のそれであろう(いや、ひょっとしたら……(笑))。

 辞書で hot beer を検索してみると、パール(purl)別名犬の鼻(dog's nose)なんてのがヒットした。

 妙なものがあるなあ、と思って調べたら、ホット・ビール(黒ビールの一種ポーターとする記事もある)にジンを混ぜた飲み物らしい。ときにはそれにショウガ(ナツメグとする記事もある)と砂糖をプラスする。「食欲を取り戻すべくパールを一杯やった」という18世紀の文例も辞書にはあるけれど、なんだか食欲の失せそうな代物だから(笑)、ぼくは遠慮したい。

170802_02 
 さていささか唐突ではあるが、帰省中の友人といっしょに昼飯を食べた。ぼくは五目あんかけ焼きそばである(注:この文章は日本語の大問題のひとつであって、「ぼく=焼きそば」という意味ではない)。

 他人の昼飯なんぞに興味はない、というお方も多いと思う。もっともである。しかしブログのネタとしては、なかなか捨てがたいものだ。ただし毎日外食するには資力を要するし、根気もいる。ぼくみたいに懐がさみしく出不精な人間にはとても向かない。

 その点辞書ネタは(初期投資を除けば)費用もかからず、話題さえ適切に選べば変化にも富み、人様の知識の受け売りをしていればいいんだからラクなもので、案外ブログに向いているかもしれない。

 ……なぜこんなことを書くかというと、某氏が毎年ブログ強化月間なる苦行を実践され、ぼくも一度まねたことがあるからだ。今年はどうしようかなあ……

 毎日駄文を書くというのは、ない袖を振るようなものである。次々と大ボラを吹くのなら現政権がプロ集団ゆえ、与党の議員秘書にでもなるのが修行の早道かもしれないけれど、いばりくさった議員に「このハゲ~!」などと怒鳴られるのはまっぴらご免だ。第一、ぼくならだまっちゃいない。「なんだ、バカヤロウ!」と反撃に転ずることまちがいなく(笑)、挫折は目に見えている。

 さてこの8月は強化月間にできるかどうか…… 断言はしないでおこう。

| | Comments (2)

April 27, 2017

Daily Oregraph: 豚丼を食う

170427_01
 本日は150回以上もシャッターを切ったのだが、この一枚を除き、すべて色気のない仕事の写真ばかり。他人の昼飯などどうでもいいとは思うが、せっかく撮ったんだから、利用しない手はない。

 人生の大問題でもあるまいに、チャーハンとラーメンのセットにしようか、それとも豚丼とうどんのセットにしようか、おおいに迷っていると、同席のSさんがぼくの腹の出具合を心配してくださって、

 -セットはおやめなさい。きっと満腹して眠くなるから。

 なるほどごもっとも。そこで素直にご忠告に従って(われながらえらい!)、お店おすすめの豚丼に決定。せっかく十勝に来たんだから、豚丼は悪い選択ではあるまい。

 ごらんのとおり、このお店の豚丼は、いかにもという濃厚な味付けではない。見かけどおり、どちらかといえばあっさり系である。しかしこれはこれで、ほのぼのとした味わい、おいしくいただいた。量もほどよく、Sさんのご忠告を尊重したおかげで、午後の仕事も居眠りせずに勤めることができた。

 さてこの機会に一言。万一ミサイルが飛んできたって、けっして丼を手から離してはいけない。政府のたわけた宣伝を盲信して地べたに伏すも、しぶとく豚丼を食いつづけるも、命中すれば結果は同じ。ハハ、呑気だねえ。

| | Comments (0)

March 31, 2017

Daily Oregraph: 十三ごちそうの夜

170330_juso
 本日午後帰釧し、写真の整理に取りかかった。

 写真は昨日の夕食。友人とともにやって来た阪急十三駅近くの焼肉屋さんである。ここは二度目。知る人ぞ知る名店らしく、狭い店内は常連客でほぼ一杯だったけれど、残念ながら3月31日をもって閉店し、別の土地で商売をされるらしい。

 肉のうまさはいうまでもないが、大将やほかの客と交わす会話もまたごちそうである。この日はぼくの右隣のおっちゃんが真打ち(?)で、吉本の芸人よりも話がおもろく、ぼくらは笑いっ放しであった。

 おっちゃんにかかってはアベ首相などケチョンケチョンなのだが、大阪弁の徳というべきだろうか、あまり毒を感じないから不思議である。こういうおっちゃんに国会で論戦してもらいたいものだ(笑)と思った。

 食事後は友人の部屋で夜中過ぎまでウィスキーを飲む。千葉産の落花生を囓りながらマイルス・デイヴィスのLPを聴きつつ、高尚なんだか猥雑なんだかわからない無駄話が延々とつづいた。それもまたごちそう。

 さてぼくの腕前ではごちそうとはほど遠いけれど、このたび撮りためた写真を、明日以降ぼちぼちとお見せしたい。

| | Comments (2)

March 29, 2017

Daily Oregraph: 京都 べた焼き

170329_01
 本日の夕食はこれ。京都の下町で食べられてきた「べた焼き」をアレンジしたものらしい。ようするにお好み焼きの親戚である。

 なあんだ、相変らずたいしたもん食うてないなあ、とお思いかもしれぬが、どうしてどうして、ビールとの相性は抜群、これはこれでごちそうなんである。どっさり乗せられた九条ネギがいい働きをしている。

 写真ではわかりにくいけれど、大変なボリュームがあり、別のお好み焼きを一枚注文したこともあって、とても一人では食べ切れなかっただろう。同席した某君の食べっぷりを眺めているだけで満腹しそうになった。

 今日も歩いた。Every inch of Kyoto を知りつくした某君おすすめの、ディープな散歩コースを採用したのである。いずれブログの記事としてご紹介したいと思う。

 明日は大阪。さて一日でどれほど歩けるだろうか……

| | Comments (2)

March 28, 2017

Daily Oregraph: 京都 五百円のごちそう

 23日からはあえて Wi-Fi に近づかなかった。たまにインターネット断ちもよかろうと思ったのである。

 今日明日はホテル泊まりだから、インターネット使い放題ゆえ、生存証明写真を掲載することにした。

170328_01

  本日の夕食はこれ。たぬきうどんである。

 京都のうどんはうまい。数あるご当地うどんの中でも、ぼくは京都のうどんを第一に推したい。かつて二条城裏のうどん屋さんで出前持ちを勤めたことのあるぼくがいうのだから間違いない(笑)。

 -ほんとにうどんでいいのかい?

 -まあ、うまいから食べてごらん。

 せっかくおごってやるんだから、もっと高そうなものを候補に挙げればいいものを、欲のない某君は済ました顔をしてそういった。

 京都駅八条口近くの渋いうどん屋さんで食べたたぬきうどん、実にうまかった。金にものをいわせて高級料理を食わなくたって、庶民には庶民のごちそうがある。

 熱々のうどんを啜ったとたん、ああ、これこれ、このやさしさこそ京都のうどんだと思い出した。たっぷり入った油揚を噛みしめると、よく効いた出汁がじわっとあふれて、すごく得をしたような気分になる。ネギの歯ざわりもシャキシャキとしてまことによろしい。

 たぬきうどん一杯五百円也。良心のかたまりである。

 どうだい、うらやましいだろう(笑)。

| | Comments (2)

January 07, 2017

Daily Oregraph: 新春ホッケ定食

170107_01 
 本日の昼食は、なんとでかいホッケが丸ごと一尾のホッケ定食。ジジイにはぴったりの半身も選択できるのだが、三友亭さんにみせびらかしたくて(笑)、こちらを選んだのである。

 絶妙の干し加減だから身離れがよく、焼き立ての分厚い身は脂が乗ってふっくら。口に入れると、噛まなくてもじわっと旨味がひろがってくる。うまい! これほどのホッケを口にするのはひさしぶりである。こいつをつつきながら一杯やったら最高にちがいない(残念)。

 大きな椀にはタラの三平汁。これがまた実に美味であって、身も肝もたっぷりと入った豪華版である。最初の一口を啜ったところで、思わずウ~ンと唸ってしまった。この汁と飯だけでも十分立派な昼食として成立するだろう。

 若者なら飯をもう一杯追加してもおかしくはないけれど、欲張ってホッケを一尾完食したぼくは、腹が一杯で動くのもおっくうになってしまった。毎年のことだが正月太りで体が重いところにヘビー級の昼飯を詰めこんだから、うれしいやら恐いやら、今夜からは節制と決まった。

 おみくじの大吉、案外ばかにはできない。スポンサーにお礼をいわなくてはなるまい(笑)。どうもごちそうさまでした。

| | Comments (2)

November 15, 2016

Daily Oregraph: 今夜はたらふく

161115_01
 本日の夕食はタラの鍋。

 どなたかが「たらふく食ったんだろう」と駄洒落を飛ばしそうだから(笑)、先手を打ってタイトルにしておいた。はい、食べましたとも。

 タラはしみじみといい出汁が出るので、最後に飯を投入してスープといっしょに啜れば、これぞ天下の美味である。クリントンもトランプもくそ食らえ、金融資本など馬に蹴られてしまえ……そんな気分になるほどうまい。

 それにしても鱈腹とはよくいったもので、タラの腹はぽっこり出ているし、捌くと中から未消化の魚がゴロリと現れたりする。

 タラに限った話ではないが、連中は獲物を味わって食うわけではなく、ただ丸呑みにするのである。進化の法則に従えば、胃袋の中に味覚器官が発達しそうなものだけれど、いかがであろうか(確認できればノーベル賞級の発見かと……)。

 いけない、いけない、ノーベル賞ごときに色気があるようでは、まだまだ人間ができておらんぞと、どうせ取れもしないくせに深く反省したのであった。

| | Comments (4)

October 08, 2016

Daily Oregraph: どらい納豆ものがたり

 空は朝から曇って、ときどき雨。最高気温は13.5度でございました。

 -おお、寒い。年を取るとこたえるわい。こういう日には……

 -熱燗ですかい、ご隠居。

 -おや八っあん、見回りかね。ちょうど雨もパラついてきたことだし、まあ、お上がんなさい。一杯ご馳走しましょう。

 -そいつはありがてえ。ちょうどオツなものがありやす。

 -酢豆腐なら遠慮しておきますよ。

 -ハハハ、とんでもねえ。これですよ、これ。

161008_01
 
 ……というわけで、「どらい納豆」なるものをいただきました。黄門さんの昔からあったかどうかは存じませぬが、ジジイははじめてでございます。

161008_02 
 -クンクン……ほほう、納豆の匂いはしませんな。さわってもベタベタしないしねえ。

 おっかなびっくり一粒口に入れて、ポクポクと噛んでみますと、

 -あっ、こりゃ納豆だ!

 そうなんでございます。最初は豆菓子みたいな噛み心地なんですが、じんわり納豆の味が広がってまいります。あるかなきかの粘り気を感じますが、あとに残るほどじゃあない。

 -へえ、なるほどこれはオツなもんですな。

 -おっと、酒が煮えたぎっちまいますぜ。

 八っあんに聞きますと、お店の見切品とやらで半額だったらしいんでございます(笑)。

 -なにね、ご老中安倍様のご失政で景気が悪うござんすから、半値でなきゃあとてもあっしには買えませんや。

 -ほんに、お互い苦労しますなあ。ま、いやなことは忘れて、熱いところを一杯。

 たとえ世は不景気でも、昼間っから「どらい納豆」をつまんで熱燗を一杯やれば、贅沢な気分にひたれるものですわい。極楽、極楽。

| | Comments (2)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

たべもの | アルコール | カメラ | 京都 | 写真 | 北海道 | 文学 | 昆虫 | 植物 | 歴史 | 石炭 | 紀行 | | 釧路 | 雑記 | 音楽 |