June 28, 2021

Daily Oregraph: 水無月を食ふ

 本日の最高気温は19.3度。晴れ。

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 某君が送ってくれた京都発祥のお上品な和菓子「水無月」。名前からして六月(旧暦)のお菓子だとわかるけれど、ういろうの上にのっかっている小豆には厄除けの意味があるらしく、コロナ禍の現在にはぴったりだ。

 正式には30日に食べるものらしいが、どうせぼくは京都人じゃないし(東夷?)、日持ちのしないお菓子だから、さっそく本日ご馳走になった。ひょっとしたらワクチンより効き目があるかも知れない。ありがたや、ありがたや。

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June 09, 2021

Daily Oregraph: 裏庭画報 間引き菜?

 本日の最高気温は13.9度。空は晴れ渡っているのに気温は上がらない。

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 小松菜の間引きをした……といっても、間引き菜にしてはちょっと大きすぎるけれど、種をまいてからもう40日も放りっぱなしだから、こんなものだろう。

 どうせ売り物ではないし面倒くさくもあるから、根菜類は別にしても、菜っ葉は間引かないことにしている。かたちの大小を問わず、そのまま食ってしまう。しかしあまりにも「密」で見苦しいから、今朝は気分転換もかねて適当に引っこ抜いたのである。

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 こちらは水菜。だいぶかたちになってきた。水菜は密なほうがリッチな気分になれるから(笑)、もちろん間引きなんぞはしない。

 ごらんのとおり雑草が勢いづいてきた。この連中はまるで地面から続々と湧いて出るように見える。毎日草むしりなんぞをして青春を浪費したくはないし、畑に除草剤は使いたくないからお手上げである。なんとかならないものだろうか。 

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April 04, 2021

Daily Oregraph: ソー橋の謎捕物帖 (2)

 本日の最高気温は7.6度。雨模様だったせいもあり、肌寒い一日であった。

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 晩飯はひさびさに鯨の刺身。反捕鯨派の諸君には申し訳ないが、ぼくの好物である。ただしめったに食べない。実にうまかった。

 さて長屋では薄氷堂がなにやら一席ぶっているので、ちょっと聞いてみよう―

 本日はみなさまのご意見をうかがうつもりだったのですが、事件当夜ソー橋でなにが起こったのか、やはりミス・ダンバーの証言を聞かずに真相を推理するのはむずかしそうです。

 そこで第1部で得られた情報をここでまとめて、さまざまな可能性について考えてみましょう。ただし容疑者は第1部に登場する人物に限られるというのが前提です。

 まずはアリバイを確認しておきますと、ギブソン氏は午後8時半に食事を終えてから午後11時過ぎに事件の知らせを受けるまで「外出したという証拠はない」とホームズはいいますが、外出の証拠がないというだけでは途中のアリバイが確かだとはいえますまい。ミス・ダンバーはたぶん午後9時にはソー橋に行ったのでしょうが、その前後を含めて彼女の行動は今のところ不明です。ベイツのアリバイもまったく不明です。

 関係者のアリバイは大事ですから、クリスティ女史ならあとで突っこまれないように抜かりなく書いておくんじゃないかと思いますが、短編という制約もありますので、あまりドイルさんを責めないでおきましょう。

 次は凶器の拳銃です。ギブソン氏所有の拳銃をこっそり持ち出した可能性は、ギブソン氏本人、夫人またはベイツ、そしてミス・ダンバーのいずれにも多かれ少なかれあるでしょう。一方現場から拳銃をミス・ダンバーの衣装棚へ移すことが可能だったのは、夫人を除く3人のうちの誰かです。

 ついでに被害者が左手に握りしめていたという、ミス・ダンバーの署名入りメモについて考えてみましょう。「9時にソー橋へ行く」というだけの内容ですから、ふつう一度読んでしまえば用はありません。これ見よがしにそれを手に握っていたのはミス・ダンバーを罪に陥れるのが目的でしょうが、ホームズが指摘しているように、誰かが死体に握らせたという可能性もあります。

 ミス・ダンバーは「夫人と橋で会う約束をした」ことを認めていますが、それを額面どおりに受取ってよいものかどうか。うがった見方をすれば、このメモはもともと夫人ではなくギブソン氏にあてたものだったのかも知れません。いきさつはわかりませんが、それを夫人がたまたまみつけたか、または夫人を現場におびき寄せようとした誰かに渡された可能性もあろうかと思います。

 ここで夫人を殺害して「誰がどんな得をするか」という観点から考えてみましょう。

 嫉妬深いギブソン夫人が死亡すれば、ミス・ダンバーはギブソン氏との結婚を承知するかどうかに関わらず、自分の影響力を発揮して彼の莫大な財産を世のために活用できるという利益を得ます。しかし彼女が犯人だとすれば、そうでなくとも財産目当ての犯行を疑われるだろうに、わざわざ証拠となる拳銃を現場から自分の部屋へ持ち帰る理由がありません。もし犯人ではないのにそうしたとすれば、たとえば誰かをかばうなどの必要があって、あえて疑いを自分へ向けようとする以外には考えられません。

 ギブソン氏が下手人だとすれば、邪魔な夫人を始末することはできても、惚れたミス・ダンバーが有罪になっては元も子もありません。もし彼女の容疑が晴れれば再び求婚することはできるけれど、そうなれば今度は夫人を殺す十分な動機のある彼自身がお縄になりますから、危ない橋を渡ってホームズに調査を依頼するというのはいかにも不自然です。

 もし彼が拳銃をミス・ダンバーの衣装棚に入れたとすれば、彼女を救いたいというのは大嘘で、彼女が求婚を拒絶したために可愛さ余って憎さが百倍、実は罪に陥れようとしたのかも知れません。しかし、それならなおさらのこと、ホームズに依頼して自ら危険を招くようなことせず、だんまりを決めこむはずです。

 すると拳銃を衣装棚に入れた可能性が最も大きいのは、夫人に同情を寄せていた管理人のベイツということになります。しかしもちろん彼が夫人を殺すはずはないし、夫人が死んでもなんら経済的利益を受けないのだから、別の理由があってそうしたはずです。

 さて3人がいずれも射殺犯でないとすれば、被害者であるはずのギブソン夫人自身がこの事件の筋書きを書いたのではないかという疑い、つまりソー橋で自殺してそれを他殺にみせかけたのではないかという説が浮上します。その場合ベイツは夫人の協力者としてふるまったと考えられます。

 現場には争った形跡がなく、ごく至近距離から発射されてるということから考えれば、顔寄せ合って話している途中で犯人がいきなり拳銃を取り出して発砲したのでなければ、夫人が自ら発射した可能性はあり、死後ベイツが右手に握られた拳銃を外してミス・ダンバーの部屋に持ちこんだのでしょう。

 夫人が2人の子どもを残して自殺などするだろうか、またどのタイミングで拳銃を発射したのかという大きな疑問は残るものの、消去法だとそうなるのではないかと思います。しかし当たるも八卦当たらぬも八卦、これは大外れかも知れません。

 謎はまだ多く残っています。夫人がソー橋でミス・ダンバーと会ったとすれば、そこでなにがあったのか。ギブソン氏は屋敷を抜け出してソー橋へ行ってはいないのか。ミス・ダンバーはなぜ口をつぐんでいるのか。ベイツが拳銃をミス・ダンバーの衣装棚に入れたとすれば、彼はいつソー橋へ行って夫人の手から拳銃を外したのか、そしてそれは夫人の指示によるものなのか。橋の欄干に残った傷は夫人の頭を貫通した銃弾が当たって生じたものなのか、などなど。

 ……と、ここまで勝手なことを書きましたが、第2部を読まなければどうにも判断はつきません。ひょっとしたらとんだ大恥をかくかも知れませんが、まあ、それも一興、次回はドイルさんのお手並み拝見とまいりましょう。はたしていかが相なりますることやら?

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January 06, 2021

Daily Oregraph: 一年ぶりの外食

 本日の最高気温は-3.1度だったが、日射しがあって室内は暖かかった。

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 一年ぶりの外食は豪勢にもカキ天ソバ。必要以上の栄養(笑)を摂ってしまった。やはりお店の中は客がずいぶん減ったように見える。

 アンプを取り替えたら音が革命的に改善されたので、ここ数日は音楽三昧。ボロい部屋には目をつぶって、音だけを聴いているかぎりでは上級国民になった気分である(錯覚、錯覚)。

 ブラームスのチェロ・ソナタ、マーラーの「大地の歌」、ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番などクラシックから、マイルス・デイヴィス、歌謡曲いろいろ、箏曲や長唄まで、なんでも聴く。活字を読むよりずっと楽だし、ウィスキーをやりながら聴けばなおよし。

 昨年末に故障したCDプレーヤーにはUSBメモリ入力端子が付属しているので、いまはこれで間に合わせている。どうもCDプレーヤーの駆動装置は故障しやすいような気がするので、次をどうしようか迷って、いろいろ調べて見たら、最近はネットワークプレーヤーとやらいうものがあるとは思いもよらなかった。そういえば YouTube でたいていの曲は手に入るし、時代は変ったものだ。

 そのなんとかプレーヤーを購入して日本経済に貢献したいし、室内で音楽を聴くのは確実にコロナ対策にもなるだろうから、Go to Travel から Listen to Music 政策に転換してほしいものである。まあ、ガースーさんやアスホールさんじゃ無理だろうけど……

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August 21, 2020

Daily Oregraph: 絵に描いたきしめん

 本日の最高気温は19.9度だから、もう冬も近い(?)。

 さて架空の国『エレウォン(Erewhon)』では、なんと病気は犯罪である。病人は逮捕されて監獄に放りこまれ、病気なのに懲役刑に処せられる。

 どうにもひどい話だが、病気だけではなく、この国では不幸一般が犯罪とみなされ、たとえば金を盗んだほうではなく、盗まれたほうが法の裁きを受けるのである。自分に責任のない不幸が自己責任とされる一方で、犯罪者は一種の病人として保護され治療されるというのだから、この小説を読んでいると頭が混乱してくる。

 しかしよく考えてみるに、案外日本国の実情に近いところもあるように思われる。「え~、ウソ~」とおっしゃるかも知れないが、まあお聞きなさい。

 たとえば不運にも新型コロナに感染した人々はどんな扱いを受けるだろうか? 恐るべき差別、迫害が待っているではないか。コロナだけではない。ホームレスは人間扱いされていないし、難病患者や体の不自由な人々は、社会の邪魔者扱いされてはいないだろうか?

 コンビニからパンを盗むようなケチな窃盗犯は逮捕されるけれど、大胆不敵な税金泥棒たちは上級国民扱いされて検察も手を出さず……つまり重大犯罪者どもが国家に保護されているんだから、そのアベコベ度はエレウォン並みといってもおかしくないだろう。

 ぼくはまだ左足が本調子ではないから、足を引きずってヨタヨタ歩けば犯罪者とみなされ、逮捕される恐れがあるので(笑)、外食をして料理の写真を撮るなど思いもよらない。

 そのとんでもない写真が京都通信員から送られてきたので、生存証明写真として使わせてもらうことにした。

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 新京極のきしめん専門店(京都にそんなお店があるとは知らなかった)の、「冷たいきつねきしめん」だそうな。いくらうまいといわれたって、目で見るだけ。こちとらコロナ以来外食とはとんと縁がないから、いささかうらやましくもあるが、フラフラ街をうろついて感染せぬように願いたいものだ。病気に苦しむ上に迫害されて、ひどい目に会いかねませんぞ。

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July 01, 2020

Daily Oregraph: サバの思い出

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 みごとなサバなので、思わずシャッターを切った。

 いろんな食べ方があるけれど、ぼくはこいつを醤油・酒・味醂でじっくりと煮たのが好物である。塩分控え目など糞食らえ(笑)、冷蔵庫に入れておけば日持ちもするし、皿に一切れ載せて酒の肴にすればこたえられない。

 昔京都でご馳走になったことのある、塩が吹き出て真っ白になった塩鯖も実にうまいものであった。最初に5センチ角ほどの小さな正方形の白いかたまりを見たときは、正体がなんだかわからなかった。恐る恐る口にしてまたビックリ。しょっぱいのなんの、ほとんど塩そのものなのだが、やがてじんわりと旨味が広がってくる。麻薬的な味である。

 そうか、これがはるばる鯖街道で運ばれてきたという伝説の塩鯖か、と納得した。5センチというサイズにも合点がいった。京都人がケチなせいではないのである。なるほどこれは10センチ角ではまずい、生死に関わるかも知れない(笑)と思った。

 5センチ角一切れで飯が何杯でも食える。血圧を気にする人なら卒倒しそうなぐらい「からい」塩鯖だが、機会があったらぜひまた食べたいものである。さすがに年だから、3センチ角でも文句はいうまい。

 そういえば、学生時代はずいぶんサバ缶のお世話になった。スーパーではたしか一缶50円未満で買えたと記憶している。当時一個17円だった(!)マルシンハンバーグ(鯨肉使用)と共に、ぼくの命を支えてくれた恩人の一人(?)である。

 英語では mackerel だが、OED によればフランス語由来なるも語源は不明だという。なんだつまらんと思いながら例文を眺めていたら、詩人イェイツの曰く、「サバはほとんどどんな餌にも食いつく」と。先生、海釣りをしていたのだろうか?

 そのサバにガツガツと食いついた紅顔の美少年は、憐れむべし、今や頭に塩の吹き出た酔っ払いジジイとなりにけり。 

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June 30, 2020

Daily Oregraph: 水無月を食う

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 ぼくにはあまり似合わぬ上品な和菓子。「フォークで食うとはなにごとだ」とお叱りを受けそうだが(笑)、このほうが食べやすいのである。

 面倒だからウィキペディアから引用すると、

 水無月(みなづき)は、和菓子の一つ。京都市の発祥。白いういろうの上面に甘く煮た小豆をのせ、三角形に切り分けたもので、京都では夏越の祓が行われる6月30日に、1年の残り半分の無病息災を祈念してこれを食べる風習がある。

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 実はこの菓子を食べるのは初めてではなく、1998年に30万画素(!)のデジカメで撮った証拠写真がある。大映通り商店街の和菓子屋さん製だと記憶している。右のほうの豆は小豆ではないから、バリエーションがあるようだ。

 本日食べたのは、京都ではなく甲賀市の和菓子屋さんのもの。当社京都通信員が注文してくれたのである。そんな珍しいことをするから、毎日雨が降る。

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June 24, 2020

Daily Oregraph: 未開のホッケ

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 昨日は飯がまずくなるような画像を掲載し、まことに申し訳ない。責任は痛感しているが、腹を切るほどの悪質性はないと判断し、お口直しにホッケの写真をお目にかけることにした。

 東京あたりの田舎にお住まいのみなさまは、ホッケの開きしかご存じないだろうから、とくとご覧いただきたい。いいですか、ホッケは開きになって泳いでいるのではありませんぞ。

 人に食べられたい一心で、長年のうちに開きに進化したなどという妄説を唱えても、ダーウィン翁がお喜びになるはずがない。わかりましたね、二階さん。

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June 20, 2020

Daily Oregraph: 裏庭画報 水菜・ギョウジャニンニクの花に接近

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 このところ毎日小松菜を食べているのでさすがに飽きてきたから、本日は水菜を初収穫。ほんと、菜っ葉のおかげで生活が助かる(笑)。

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 気温の低い日がつづいているせいか、ギョウジャニンニクの花はまだ満開にならない。そこで左手で茎を曲げて、むりやり花を正面に向けて撮ってみたのがこれ。草むしりの直後で両手とも震えているので、うまく撮れない。ちょっとピンぼけ気味である。

 このとおり、緑色の球状の部分がなんとなく不気味だ。地味ではあっても、清楚、可憐とはいいにくい。損な花である。

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June 15, 2020

Daily Oregraph: ギョウジャニンニク開花

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 ギョウジャニンニクの花。昨日はまだ堅いつぼみに見えたのに、一夜明けると花が開いていた。

 つぼみのうちはトップヘビーで深々とお辞儀していたのだが、開花したとたんに態度が一変し、ほとんど直立している。国会議員みたいなやつである。

 普通は若芽や若葉を食用とするのだが、つぼみのうちに花茎を摘んでさっと茹でるのもうまく、鱗茎もまた生で食べてよし、天麩羅の薬味にしてよし(学研『日本の山菜』による)……と、なかなか結構な植物である。

 しかしニンニクよりもはるかに強烈な独特の臭気があって、好みの分かれるところだ。ニンニク好きのぼくも、ギョウジャニンニクはちょいと苦手である。もっともそのおかげで、わが家のギョウジャニンニクは手つかずのまま残って、毎年花を見せてくれるわけだ。

 いわゆる「きれいなお花」ではない。ちょっと不気味でさえある。もしうまく撮れたら、超クローズアップしたところを近日中にお目にかけたい。

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