April 27, 2017

Daily Oregraph: 豚丼を食う

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 本日は150回以上もシャッターを切ったのだが、この一枚を除き、すべて色気のない仕事の写真ばかり。他人の昼飯などどうでもいいとは思うが、せっかく撮ったんだから、利用しない手はない。

 人生の大問題でもあるまいに、チャーハンとラーメンのセットにしようか、それとも豚丼とうどんのセットにしようか、おおいに迷っていると、同席のSさんがぼくの腹の出具合を心配してくださって、

 -セットはおやめなさい。きっと満腹して眠くなるから。

 なるほどごもっとも。そこで素直にご忠告に従って(われながらえらい!)、お店おすすめの豚丼に決定。せっかく十勝に来たんだから、豚丼は悪い選択ではあるまい。

 ごらんのとおり、このお店の豚丼は、いかにもという濃厚な味付けではない。見かけどおり、どちらかといえばあっさり系である。しかしこれはこれで、ほのぼのとした味わい、おいしくいただいた。量もほどよく、Sさんのご忠告を尊重したおかげで、午後の仕事も居眠りせずに勤めることができた。

 さてこの機会に一言。万一ミサイルが飛んできたって、けっして丼を手から離してはいけない。政府のたわけた宣伝を盲信して地べたに伏すも、しぶとく豚丼を食いつづけるも、命中すれば結果は同じ。ハハ、呑気だねえ。

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March 31, 2017

Daily Oregraph: 十三ごちそうの夜

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 本日午後帰釧し、写真の整理に取りかかった。

 写真は昨日の夕食。友人とともにやって来た阪急十三駅近くの焼肉屋さんである。ここは二度目。知る人ぞ知る名店らしく、狭い店内は常連客でほぼ一杯だったけれど、残念ながら3月31日をもって閉店し、別の土地で商売をされるらしい。

 肉のうまさはいうまでもないが、大将やほかの客と交わす会話もまたごちそうである。この日はぼくの右隣のおっちゃんが真打ち(?)で、吉本の芸人よりも話がおもろく、ぼくらは笑いっ放しであった。

 おっちゃんにかかってはアベ首相などケチョンケチョンなのだが、大阪弁の徳というべきだろうか、あまり毒を感じないから不思議である。こういうおっちゃんに国会で論戦してもらいたいものだ(笑)と思った。

 食事後は友人の部屋で夜中過ぎまでウィスキーを飲む。千葉産の落花生を囓りながらマイルス・デイヴィスのLPを聴きつつ、高尚なんだか猥雑なんだかわからない無駄話が延々とつづいた。それもまたごちそう。

 さてぼくの腕前ではごちそうとはほど遠いけれど、このたび撮りためた写真を、明日以降ぼちぼちとお見せしたい。

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March 29, 2017

Daily Oregraph: 京都 べた焼き

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 本日の夕食はこれ。京都の下町で食べられてきた「べた焼き」をアレンジしたものらしい。ようするにお好み焼きの親戚である。

 なあんだ、相変らずたいしたもん食うてないなあ、とお思いかもしれぬが、どうしてどうして、ビールとの相性は抜群、これはこれでごちそうなんである。どっさり乗せられた九条ネギがいい働きをしている。

 写真ではわかりにくいけれど、大変なボリュームがあり、別のお好み焼きを一枚注文したこともあって、とても一人では食べ切れなかっただろう。同席した某君の食べっぷりを眺めているだけで満腹しそうになった。

 今日も歩いた。Every inch of Kyoto を知りつくした某君おすすめの、ディープな散歩コースを採用したのである。いずれブログの記事としてご紹介したいと思う。

 明日は大阪。さて一日でどれほど歩けるだろうか……

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March 28, 2017

Daily Oregraph: 京都 五百円のごちそう

 23日からはあえて Wi-Fi に近づかなかった。たまにインターネット断ちもよかろうと思ったのである。

 今日明日はホテル泊まりだから、インターネット使い放題ゆえ、生存証明写真を掲載することにした。

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  本日の夕食はこれ。たぬきうどんである。

 京都のうどんはうまい。数あるご当地うどんの中でも、ぼくは京都のうどんを第一に推したい。かつて二条城裏のうどん屋さんで出前持ちを勤めたことのあるぼくがいうのだから間違いない(笑)。

 -ほんとにうどんでいいのかい?

 -まあ、うまいから食べてごらん。

 せっかくおごってやるんだから、もっと高そうなものを候補に挙げればいいものを、欲のない某君は済ました顔をしてそういった。

 京都駅八条口近くの渋いうどん屋さんで食べたたぬきうどん、実にうまかった。金にものをいわせて高級料理を食わなくたって、庶民には庶民のごちそうがある。

 熱々のうどんを啜ったとたん、ああ、これこれ、このやさしさこそ京都のうどんだと思い出した。たっぷり入った油揚を噛みしめると、よく効いた出汁がじわっとあふれて、すごく得をしたような気分になる。ネギの歯ざわりもシャキシャキとしてまことによろしい。

 たぬきうどん一杯五百円也。良心のかたまりである。

 どうだい、うらやましいだろう(笑)。

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January 07, 2017

Daily Oregraph: 新春ホッケ定食

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 本日の昼食は、なんとでかいホッケが丸ごと一尾のホッケ定食。ジジイにはぴったりの半身も選択できるのだが、三友亭さんにみせびらかしたくて(笑)、こちらを選んだのである。

 絶妙の干し加減だから身離れがよく、焼き立ての分厚い身は脂が乗ってふっくら。口に入れると、噛まなくてもじわっと旨味がひろがってくる。うまい! これほどのホッケを口にするのはひさしぶりである。こいつをつつきながら一杯やったら最高にちがいない(残念)。

 大きな椀にはタラの三平汁。これがまた実に美味であって、身も肝もたっぷりと入った豪華版である。最初の一口を啜ったところで、思わずウ~ンと唸ってしまった。この汁と飯だけでも十分立派な昼食として成立するだろう。

 若者なら飯をもう一杯追加してもおかしくはないけれど、欲張ってホッケを一尾完食したぼくは、腹が一杯で動くのもおっくうになってしまった。毎年のことだが正月太りで体が重いところにヘビー級の昼飯を詰めこんだから、うれしいやら恐いやら、今夜からは節制と決まった。

 おみくじの大吉、案外ばかにはできない。スポンサーにお礼をいわなくてはなるまい(笑)。どうもごちそうさまでした。

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November 15, 2016

Daily Oregraph: 今夜はたらふく

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 本日の夕食はタラの鍋。

 どなたかが「たらふく食ったんだろう」と駄洒落を飛ばしそうだから(笑)、先手を打ってタイトルにしておいた。はい、食べましたとも。

 タラはしみじみといい出汁が出るので、最後に飯を投入してスープといっしょに啜れば、これぞ天下の美味である。クリントンもトランプもくそ食らえ、金融資本など馬に蹴られてしまえ……そんな気分になるほどうまい。

 それにしても鱈腹とはよくいったもので、タラの腹はぽっこり出ているし、捌くと中から未消化の魚がゴロリと現れたりする。

 タラに限った話ではないが、連中は獲物を味わって食うわけではなく、ただ丸呑みにするのである。進化の法則に従えば、胃袋の中に味覚器官が発達しそうなものだけれど、いかがであろうか(確認できればノーベル賞級の発見かと……)。

 いけない、いけない、ノーベル賞ごときに色気があるようでは、まだまだ人間ができておらんぞと、どうせ取れもしないくせに深く反省したのであった。

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October 08, 2016

Daily Oregraph: どらい納豆ものがたり

 空は朝から曇って、ときどき雨。最高気温は13.5度でございました。

 -おお、寒い。年を取るとこたえるわい。こういう日には……

 -熱燗ですかい、ご隠居。

 -おや八っあん、見回りかね。ちょうど雨もパラついてきたことだし、まあ、お上がんなさい。一杯ご馳走しましょう。

 -そいつはありがてえ。ちょうどオツなものがありやす。

 -酢豆腐なら遠慮しておきますよ。

 -ハハハ、とんでもねえ。これですよ、これ。

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 ……というわけで、「どらい納豆」なるものをいただきました。黄門さんの昔からあったかどうかは存じませぬが、ジジイははじめてでございます。

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 -クンクン……ほほう、納豆の匂いはしませんな。さわってもベタベタしないしねえ。

 おっかなびっくり一粒口に入れて、ポクポクと噛んでみますと、

 -あっ、こりゃ納豆だ!

 そうなんでございます。最初は豆菓子みたいな噛み心地なんですが、じんわり納豆の味が広がってまいります。あるかなきかの粘り気を感じますが、あとに残るほどじゃあない。

 -へえ、なるほどこれはオツなもんですな。

 -おっと、酒が煮えたぎっちまいますぜ。

 八っあんに聞きますと、お店の見切品とやらで半額だったらしいんでございます(笑)。

 -なにね、ご老中安倍様のご失政で景気が悪うござんすから、半値でなきゃあとてもあっしには買えませんや。

 -ほんに、お互い苦労しますなあ。ま、いやなことは忘れて、熱いところを一杯。

 たとえ世は不景気でも、昼間っから「どらい納豆」をつまんで熱燗を一杯やれば、贅沢な気分にひたれるものですわい。極楽、極楽。

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September 08, 2016

Daily Oregraph: サンマ哀歌

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 やっとサンマが安値で店頭に出回るようになった。

 魚の町で生まれ育ち、昔の値打ちを知っているせいか、ぼくにはサンマを見下す(笑)悪いクセがある。決してきらいじゃないんだが、ふん、なんだサンマか、という目で見てしまうものだから、とても一尾数百円も出して買おうなどという気にはなれないのである。いわゆるケチとは思考回路がちと異なるのだ。

 そういえば、中学生の頃、弁当箱を開けるたびにシシャモが顔を出すのには閉口して、ちぇっ、またお前かよ、と不平を漏らしたのは、今となっては贅沢な思い出だ。シシャモなんぞは、どこの家でも箱買いして、軒先に吊して干していたとは、まるでウソのような話である。

 イカなどは自転車の荷台に木箱を積んだ親爺が、早朝に「イカ~、イカ~!」と声張り上げて売りに来たものだ。そいつを買ってイカ刺しを朝飯のおかずにしたんだから、どうだ、豪勢なものだろう。

 大衆魚のひとつだと思っていたメンメもついに高級魚に化けてしまったし、メヌキに至っては、最近とんとお目にかかる機会がない。

 うっかり炉端でメンメを注文しようものなら、それこそメンメ以上に目の玉が飛び出すことになるから、観光客の方にはご注意申し上げておきたい。

 -おじいちゃん、時代は変ったんですよ。

 無礼者め、おじいちゃんとは誰のことだ! という声もすでに弱々しく、ジジイはサンマに添えられた大根卸しを啜るのであった。

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August 21, 2016

Daily Oregraph: イモを食う

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 収穫こそ少なかったけれど、こうして肉ジャガに変身したメイクイーンを見ると感無量である(笑)。なおこちらの肉ジャガはふつう豚肉を用いるが、関西では牛肉だったと思う。

 味は上々。来年は教科書どおりに植えて収穫を増やそうと、心に誓ったのである。幸いイモを掘り出したときに太いミミズがゾロゾロと這い出てきたから、土の健康状態は良好のようだ。あとは南無八幡大菩薩(ちがったか?)、穏やかな天候に恵まれることを祈るばかりだ。

 今朝は土砂降り。その後は降ったり止んだりを繰り返し、少し前からは風が強まってきた。深夜には台風11号が通過する見込みである。おまけに23日朝には台風9号も来るらしいから、踏んだり蹴ったりだ。

 また停電にならぬとも限らないから、いまのうちに記事をアップしておく。

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June 28, 2016

Daily Oregraph: ベトナム定食

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 本日の船上セキュリティ・チェックポイント。

 担当者は居眠りしている……のではなかった。

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 本日のランチはベトナム定食。長生きをしたおかげで(笑)、めずらしい料理をいただくことができた。

 タケノコのスープは、わずかにトマトのような酸味があるけれど、トマトは見当たらない。唐辛子の尻尾みたいなのが入っていた。表面に浮かんでいる細かい葉っぱ状のものは正体不明。初めて目にするものであった。味はまことに淡泊。

 メインはアジに似てアジではない魚の唐揚げ。右上の醤油風ソース(?)につけて食うとうまかった。

 魚の上にのっかっているのは謎の一品である。たぶん数種の野菜を刻んだものに小麦粉をまぶしてペースト状にし、油をひいたフライパンで焼いたんじゃないかと思う。これまたソースにつけて食べると美味であった。

 右の皿の緑色野菜もこれまで見たことのないもの。ゆでただけらしく、まったく味付けしていないので、やはりソースをつけて食う。まったくクセのない、要するにただの菜っ葉であった。

 せっかくのご馳走だから、スープをほんの少し残したほかは完食。ご飯は一杯きり。十年前なら二杯は平らげていただろう。

 材料について詳しく聞こうとしたのだが、なにしろ世にもふしぎな発音の英語なので、さっぱりわからなかったのは残念である。

 栄養配分もまことによろしく、この四日間の昼飯のうちでは、もっともまともな内容の食事であった。ご親切にどうもありがとう。ごちそうさまでした。

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