倉庫名や事務所名を伏せるため、わざと寄って写したのだが、これはれっきとした報道写真(?)。
1月7日の記事に、シケに強い東港がこのありさまでは、西港はすごいことになっているのではないかと書いたが、まさにそのとおりであった。
このプレハブの事務所は、岸壁を越えた波をまともにくらって、建物ごと斜めにズレてしまったのである。当日の様子を知る人にお聞きしたところ、あんなものすごいウネリは初めて見たとのこと。
低気圧によるウネリの威力もさることながら、もし大津波でも襲来したらどうなるのだろうか? 水の恐ろしさをあらためて認識した次第。
さてルート38さんが昨日の記事にお寄せくださったコメントに、夜景撮るのに三脚でも?などと考えていたところですとあったので、手ぶれ補正なしのポケットデジカメ(Nikon E7600)でどこまでいけるか、ちょっと例をお見せしたいと思う。
全体をお見せできればいいのだが(案外よく写っているので、ごらんになったらきっとビックリ)、職業倫理上やや問題がある。そこで、ほんの一部分のみを等倍で取り出してみた。
上はフラッシュ非発光で ISO200・露出時間2.00秒、下はスローシンクロで ISO 70・露出時間1/2秒、いずれも三脚なしである(このカメラは ISO 感度を自動選択する)。上は狙撃兵みたいな格好をして撮り、下は手近にあった台にカメラを押さえつけて撮影した。
どうして上の写真をフラッシュ非発光にしたかというと、あまりにも暗い場所だったため、とてもフラッシュの光が回らないと判断したからだ(ポケットデジカメのフラッシュは、闇夜の提灯みたいなものだから、ほんとに役立たずだと思う)。下のほうは、ほかのライトがいくつかあって、やや明るい場面だった。
どちらも多少のブレはあるが、ぼくにとっては十分許容範囲。上のほうは暗すぎてピントもよく合っていないようだが、肉眼で見るよりもハッキリ全体がわかるのには驚いた。
ルート38さんも夜景に興味をお持ちのようだが、実際にやってみると、案ずるより産むがやすし、意外によく写るものである。おもしろくてやめられなくなるんじゃないかと思う。
電柱は円いからあまり低速だとカメラが途中で動きやすいため、橋なら欄干がいいように、ゴミ箱など上が平面になっているものがおすすめ。条件がよければ1~2秒まではいけると思う。
衣服を汚してもよければ、背中全体を強く壁や塀に押しつけてカメラをがっちり構えるとか、地面に腹ばいになって(笑)射撃の体勢を取れば、1/4秒はいける。
ただし歩留まりは当然悪くなるため、液晶モニターで確認しながら、何枚かシャッターを切る必要がある。もちろん望遠側で撮るのは無理な話だから、広角側~標準(35ミリフィルムカメラでいえば50ミリ程度)がいいところ。
ポケットデジカメがぶれやすいというのは、撮影スタイルに問題があり、片手撮りなどもってのほか。キヤノンのサイトで片手撮りのアニメを見て、ぼくはビックリした。手ぶれ補正があるからいい、という話ではないと思う。片手撮りはあくまでも非常手段だろう。ちゃんと構えて撮れば案外ぶれにくいというのが、ぼくの印象だ。
三脚を使えよ、という方もおいでだろうし、そんなことは百も承知しているけれど、散歩するのに重くてヤボな三脚なんぞ持ち歩けるわけがない。
さあ、あなたもポケットにデジカメを入れて、夜の街をさまよってみてはいかがだろうか。
なあに、失敗したってどうせアマチュアにクライアントがいるわけじゃなし、疲れたら居酒屋で一杯やる楽しみもある。
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