December 01, 2007

Daily Oregraph: 2007-12-01 一眼レフ ストラップの取りつけかた

 当ブログのアクセス解析を見ると、ときどき「ストラップの取りつけかた」というキーワードで検索される方がおいでのようだ。そこで今日は余計なお世話だけれど(笑)、ストラップの取りつけ手順について。

 実はニコンの一眼レフはカメラの取扱説明書によって、ストラップの取りつけかたの説明がちがうのである。まさか? とお思いかもしれないが、たった今確かめてみたのでまちがいはない。

 D70 と D80 とは同じ、一般的な取りつけ手順で説明されている。ところが D200 の説明書では手順がちがう。

 たかがストラップの取りつけかたに格差をつけてどうする、といいたいところだが(笑)、実際にやってみると D200 方式(俗にニコン巻きというらしい)のほうが断然すぐれている。以下写真でご説明するので、ぜひお試しいただきたい。

Strap1  1と2は従来と同じ手順。

 ストラップの端を取りつけ金具にくぐらせ、(なんと呼ぶのか知らないが)ストラップ押さえの環に通す。

 さて手順がちがうのは次からである。

 

Strap2 一般的には、青の矢印のように向かって左の穴にくぐらせたストラップを右の穴から取り出し、長い方を引っぱって全体をしごけば、それでおしまいというもの。

 D200 の説明書による手順では、赤い矢印のように、ストラップの端を右の穴にくぐらせ、左の穴の内側から通して外側へ出す。

 

Strap3 写真5をみていただければよくおわかりいただけると思う。

 これでストラップの端の処理が終わったので(写真6)、長い方をぐいと引っぱればできあがり。

 文章で説明するとめんどうくさそうだが、実際にやってみれば意外に簡単である。

 ただし一般的な方法より少々めんどうにはちがいないから、はじめて一眼レフを使う人が購入する率の多い機種の説明書には載せていないのかもしれない。

Strap4 この方法の利点は、ストラップががっちりと締まり、端っこがみっともなく外に顔を出さないことである。

 写真のストラップは D70 付属のもの(New FM2 に取りつけるとは……(笑))。これは固くてゴワゴワしており扱いにくいし、取りつけ後の見た目もあまりよくない。

Strap5 しかし柔らかい生地のストラップを使うと、仕上がりはよりフラットになり、ビューティフルである(写真は熊さんストラップ)。

 ふだん愛用するカメラには、別売りのストラップを奮発してはいかがだろうか。手にもなじむし、その価値は十分にあると思う。

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October 01, 2007

Daily Oregraph: 2007-10-01

 とうとう10月になった。日没17時06分。会社帰りに写真を撮ることはもはや絶望的である。

 だからといってブログを休載にするのもシャクだから、カメラ(D70)でカメラ(D200)を撮ることにした(先日ヘソを曲げた D70 だが、このところ調子がよく、このぶんだと修理に出しても「症状再現せず」で戻ってくる可能性がある)。

 さて当ブログの記念すべき記事第1号は「熊さんストラップ」であった。埼玉県在住の校友であるアナログ熊さんがわざわざお送りくださった、ニコンのストラップを紹介した記事である。

0701001strap 初心忘るべからずの気持をこめて、熊さんストラップの今の現状(最近この表現をよく耳にするけれど、どうもヘンだ。現状とは、まさに今の状態を指すのだから(笑))をお目にかけたい。

 う~む、やっぱり金具がクラシックでいいなあ。ぼくの好みからいえば、カメラももっと角ばったクラシックなデザインにしていただきたい。握りやすいグリップもいらない。鉄の弁当箱みたいな、禁欲的なカメラがいいのである。

 ついでだから Capture NX で調整中の画面を載せてみた。このソフトも V1.2 にアップデートされ、細かい点がかなり改善された。使いなれたせいもあるが、最近はもっぱらこれを愛用している。

 ただしこの画像からもおわかりのように、「画面に合わせて表示」すると、画像の一部が画面右側のエディット・リストなどに隠れてしまう。V1.2 からこうなったのだが、ちょっと不便を感じることが多い。

 たまにヘソを曲げたり、細かいバグがまだ残っていたり、改善の余地はあると思うが、実によくできたソフトだと思う。今後のアップデートに期待したい。

Fujipet 初心といえば、古いアルバムを開いてみたら、こんな写真が出てきた(ほんの一部をトリミングしたもの)。手がひとつ余計に写っているけれど、おあいにくさま、心霊写真ではない。となりに弟がいるのである。

 うんと若いころの(笑)ぼくが手にしているのは、なつかしのフジペット。レンズの縁に刻まれた FUJI PHOTO FILM CO., LTD. の文字が読み取れる。

 こんなこどものころにカメラを手にしたにもかかわらず、父の期待に反し、ぼくは当時写真には興味がもてなかった。結局は才能もなかったのだろうが、活字のほうがおもしろかったのだ。

 今はどうかというと、活字はもうつまらなくなったけれど、あいかわらず写真の才能はないままである。なあに、才能はなくたって……数で勝負するさ。

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September 15, 2007

Daily Oregraph: 2007-09-15

 今朝は春採湖畔へ行き、小雨の降る中カメラを帽子でかばいながら、ミゾソバやミヤマニガウリなどを撮影した。ミヤマニガウリの実が割れて、中から顔を出したタネの落ちかかったところを撮れたのは大収穫であった。

070915d70 なにごともなければ万々歳のはずだったのだが……なんとカメラ(D70)が反乱を起こしたのである。

 1GB のCF(コンパクトフラッシュ)は178枚+α撮れるから、30枚ほど撮影した勘定なのに、「撮影画像がありません」とはなにごと。(絞り値が表示されないのは、マニュアル・レンズを装着しているせいだから念のため)

 まずい、やったな!

 実は2ヶ月ほど前から、ときどきCFをうまく認識しないという症状が発生し、CFを取り替えても同じことが起こったから、問題はカメラ側にあるらしい。

 しかしカードを何度か挿入し直せば正しく認識し、いったん認識さえすればファイル・エラーは起きなかったので、そのまま使っていたのである。

 今日の症状はどうもいつもと様子がちがうから悪い予感がした。帰宅してチェックすると、ファイルは全滅。こういうアクシデントは初めてだ。電気じかけの機械には故障がつきものとはいえ、ちょっとショックを受けた(おまけに3年保証の期間も切れている)。

 ファイル復旧ソフトがあるのを思い出したのは、CFをフォーマットしなおしたあとだったので、写真を救うことはできなかった。ある意味ではカメラよりファイルの方が貴重だから残念。

 落下したりぶつけたりしたことは一度もないが、3年以上にわたって潮風にさらし、霧雨の中を持ち歩き……散々酷使したのが原因なのだろう。いまはちゃんと動作しているが、かくなるうえは野外の本番ではこわくて使えず、室内専用にするしかない。

 これまでにシャッターを切った回数を考えると、金をかけて修理に出すべきかどうかは微妙なところである。どうしようかちょっと迷ったが、1台新しいのを調達すべくカメラ店へ向かうことにした。まあ、こういう場合、だいたいそんなオチになるものだ。

 パソコンのモニターも一台そろそろ買い換えの時期が近づいている。ステレオのスピーカーもそのうちなんとかしなくてはいけない。ニコンでは D300 を買えと迫っているが、いま預金残高を空にするわけにはいかない(笑)。

 というわけで候補は D80 しかなく、ちょうど展示品の出物があったので、 2GB の高速 SD といっしょに、予算よりもずいぶん安く買えた。

 D80 は D70 よりも一回り小さく、ほんの少しだけ軽いので驚いた。ファインダの見えぐあいは D200 と変わらず、実によくできたカメラだが、作りはそれなりでやはり値段相応、うまく差をつけて作るものだと感心する。しかし軽くてコンパクトな分、旅行用には断然有利だろう。

 ちがうといえば、このカメラ、色の傾向が D70 とも D200 ともまったくちがう。

 D200 と D70 は、ちがうといってもなんとなく同一路線上にあるように思うのだが、D80 はニコンにしては一般受け路線(?)のような気がする。

 D80 はコンパクトデジカメ風のわかりやすい絵づくりで、あれこれレタッチしていじらなくとも、ふつうの人がふつうに見て「まあ、きれい」という、いわゆる「記憶色」寄りの写真ができあがるように料理しているのではないか。

070915d80_3 まだほんの数枚しか撮っていないが、(しょうもない写真で申し訳ないけれど)この一枚を見ただけでも、ちがいはハッキリわかる。D70 や D200ではけっしてこうは写らず、ぐっと渋めの絵になるはずだからだ。

 曇り空だが WB は太陽光のまま、ISO400  F4.0 1/250 マイナス補正1/3段(絞り優先。ISO感度と絞り・補正はたまたま)、RAW ファイルを一切いじらず jpeg に変換したもの。

 かなり明るめに写る。色もやや派手め。ホワイトバランスの取り方もちがうなあ。これはこれで、たとえば晴れた日に風景を撮ったらなかなかいいんじゃないか、というのがぼくの勝手な感想である。

 それにしても……ああ、またカメラが増えてしまった。

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April 10, 2007

Daily Oregraph: 2007-04-10

070410camera 今日の日中もシャッターを切る機会のなきぞ悲しき。

 しかし人間苦しまぎれになんでも思いつくもので、今夜は昨日ちょっと触れた Canon FTb の裏ぶたを開けてごまかしてみようと考えた。

 こちらは Quick Loading を名乗るだけあって、実にらくちんである。裏ぶたをもう一段開けると、フィルムを押さえる中ぶた部分が上に開く。そこでフィルムの先端を赤いマークまで引っぱって中ぶたを閉じ、さらに裏ぶたを閉じればそれでおしまい。

 ラクなのはいいのだが、いったん New FM2 の面倒なやりかたに慣れてしまうと、なぜかこいつが物足りなく感じるからふしぎなものだ。バカなやつだとお思いだろうが、そうなのである。あなたもご自分で体験してみると、きっとおわかりになると思う。

 儀式があまりにも簡素化されると、儀式としての意味を失ってしまうということを、Nikon はよく知っていたのかもしれない。

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April 09, 2007

Daily Oregraph: 2007-04-09

 今日の日中はとうとうシャッターを切れなかった。

070409camera めんどうだからこのまま芋焼酎を飲んで寝ちまおうかとも思ったが、それもシャクにさわる。そこでしばらく使っていないフィルムカメラの裏ブタを開けて撮ってみた。

 あ、こんなこと絶対にしちゃいけないのだから念のため(笑)。

 カメラにかぎらず、機械ものは長期間使わないとダメになる。しかし空シャッターを切るのはよくないと聞いたので、フィルムを装填してときどきシャッターを切っているのである。どうせ現像しないのだから、光線を当てても平気というわけ。

 見てはいけないものを見たくなるのは人情だし、このカメラ(Nikon New FM2)の場合、フィルムの巻き取りかたがおもしろいから見ごたえがある(?)。

 一眼レフは Canon FTb しか知らなかったぼくは、最初フィルムをうまくセットできなかった。なんじゃ、これは? と途方に暮れたことを思い出す。上手にできるようになったときは、なんとなく写真までうまくなったように錯覚したものだ。うまくなるわけないよ、ほんと。

 うまくなるわけはないけど、フィルムをセットするという儀式には、気分を一新する効果があり、今度こそは……という希望が湧いてくるものだ。

 期限切れのフィルムを入れて、ひさしぶりに撮ってみようかな。

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November 04, 2006

デジタル一眼ゴミ物語 (補足)

 テープデッキの磁気ヘッドだってユーザが清掃していたのだから、日常使うものが汚れたら、可能なかぎり自分で清掃するのはあたりまえだと思う。

 故障したのならともかく、たかがクリーニングのために地方のユーザがいちいちメーカー送りにするのでは、使いたいときにはカメラがなく、なんのために買ったのかわからないのではないだろうか。

 重要な部品であることはわかるが、ローパスフィルタに触れさせないのではなく、むしろクリーニング方法をくわしくマニュアルに記載し、安価にクリーニング・キットを提供するのがメーカーのつとめではないだろうか。この種の作業では、自己責任が前提になるのはあたりまえ。

 さてローパスフィルタのクリーニングについては、Web 上の記事が参考になるけれど、中には「それでほんとにだいじょうぶかな?」といいたくなるものもある。だからそれこそ自己責任で取捨選択する必要がある。

 ぼくがもっとも参考にしたのは、受講無料、ニコンの「ローパスフィルター清掃講座」体験記という記事である。シルボン紙の巻きつけ方など、写真入りでていねいに説明されており、とても助かった。あれこれ読まずに、これだけ熟読すれば十分ではないだろうか。

 次に清掃に用いる無水エタノール(純度99.5%以上)だが、これは案外くせもの。かんたんに入手できそうでいてできないのである。

 ぼくがいった最初の薬局には置いていなかったし、次の店ではエタノール(純度95.1~95.6%)を出された。

 つまり無水エタノールはそうめったに売れるものではないから店頭に置いていないことが多いし、薬剤師が不在の薬局にいっても、店番のおねえさんには話が通じないというわけだ。結局ぼくはいつも薬をもらっている調剤薬局に電話注文して手に入れた。

 ニコンが無水エタノール(=無水アルコール)を指定しているのは、たぶん液の乾燥速度を考慮してのことではないかと思う。ひょっとしたらふつうのエタノールでも間に合うのかもしれないが、ここは素直に従ったほうがいいだろう。

 ついでに調べたところ、消毒用エタノールは純度76.9~81.4%だから、素人考えでも不適当だろうと思う。

 またコピー機のクリーニングに用いるイソプロピルアルコール(エタノールとは分子式が異なる)というのをみたことがある。これは純度99.9%だし、ガラスものを清掃するのに使うのだからよさそうにも思うが、やはり知識のない素人としては、指定されていないものは避けるべきだろう。

 まさか芋焼酎で清掃する人はいないだろうが……

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November 03, 2006

デジタル一眼ゴミ物語

 デジタル一眼レフの泣き所はローパスフィルタに付着するゴミだというので、いまだに自動ゴミ取り装置を導入しないメーカーへの風当たりが強いようだ(>Nikon さん、あなたですよ)。

 そこで今夜は丸2年と3ヶ月NikonのD70を使い込んだ一ユーザとして、正直なところをレポートしてみたい。

 その前に一言。Nikonを使っているおじさんを無差別にニコ爺呼ばわりしてバカにする人もおいでのようだが、そんなことはつまらないからおよしなさい。

 ぼくが初めて自分で購入した一眼レフは Canon FTb。そう高いカメラじゃないけれど、当時は安月給だったから、ちょっとこたえた。

 レンズは同時に買えなかったので、父から借り、ときどき写真を撮っていた(その頃は今ほど熱心ではなかったのである)。 

 その後写真に対する興味が復活し、ふたたび FTb を使いはじめたのだが、いかんせん古いカメラだから、ときどきヘソを曲げるのには閉口した。よせばいいのに数万円を投じてオーバーホールしたけれど、調子は完全には戻らなかった。

 そこでカメラを新調することにしたのだが、残念ながらキヤノンのカメラのデザインはすっかり様変わりしており、申し訳ないけれど気に入らなかった。こういう好みについては、年代のせいもあるのだろうから、どうか気を悪くしないでいただきたい。(FTbは今も大切に保管し、ときどきシャッターを切っている)

 悩んだ末に Nikon のNew FM2を入手し、Nikon F マウントのレンズを数本(ほんの数本)買ったのが縁で、今では同社のデジタル一眼レフを使っているわけだ。

 ひょっとしたらオリンパス、もしかしたらペンタックスの製品を買っていたかもしれない。だからあちこちで自分の持っているカメラのメーカー以外の製品に、必要以上のケチをつける記事を読むと、「そんなことどうでもいいから、写真を撮ろうよ」といいたくなるのである。メーカーそれぞれ一長一短はあっても、今どき写真がまともに写らないカメラなんてないんじゃないか。

 閑話休題。

 さてゴミである。(この呼吸、司馬遼太郎調だね。あまり好みじゃないけれど)

061102blower たしかにレンズ交換すると、ゴミは付着しやすい。「しやすい」というのは、いつもそうとは限らないからである。

 しかしたいていはこれで解決する。市販のレンズクリーニング・キットに付属する、オモチャみたいなブロワーだが、十分間に合うのだ。

 自動ゴミ取り装置は、たしかにあればありがたいものだ。Nikon にも採用してほしいと思う。けれども安物のブロワーで解決するのだから、必須とまではいえない。慣れればごく簡単な作業なのだし。

 問題はゴミ取り装置でも除去できないゴミだろう。オリンパスはゴミゼロ宣言しているけれど、ぼくにはゴミゼロはどうも信じられない。粘着性のゴミは、ブロワーを使ったり、ブルブル振動させたくらいでは取れないからだ。ゴミ取り装置があれば付着しにくいのだろうが、絶対に安心、とまではいえないのではないか。

 たいしてレンズを持っていないぼくがいっても信用されないかもしれないが、単焦点レンズ(ぼくのは90ミリマクロ以外はマニュアルレンズ)の場合、いくら交換しても、粘着性のゴミで悩まされた経験はない。

 唯一持っているズームレンズだと、その粘着性のゴミがしばしば付着するのである。間違っていたらお詫びするが、ゴミの原因はレンズの構造にもあるのではないだろうか。

 粘着性のゴミは、いったん付着したが最後、頑固一徹、踏もうと蹴ろうと一向に離れようとはしない。困ったものだ。Nikon Capture は画像に写り込んだゴミをソフト的に消してくれ、すぐれてはいるのだが、時間と手間がかかっていやになる。

 そこでついにゴミを拭き取ろうと決心したものの、Nikon の専用クリーニング・キットは、はっきりいって値段が高すぎる。ものにはそれにふさわしい値段があると思うのだ。

061102cleaning しかしクリーニングペーパーだけは純正のものがよかろうというわけで、Capture NX を注文したついでに、シルボン紙というのを購入した。これはそう高価なものではない。無水エタノールは薬局で入手。

 ローパスフィルタの清掃方法にはコツがあるらしく、Web の記事をいくつか参考にさせていただいた。一方向に拭けとか、中央から外側に円を描けとか、人によってアドバイスの内容は異なるが、実践の結果やいかに?

 案ずるより産むがやすし。そうビクビクすることはなさそうだ。

 ナイフで適当に先を削った割り箸にシルボン紙を巻き付けて(これはそうむずかしい作業ではない)、丸く拭こうが、四角く拭こうが、ゴシゴシ力を入れず、そっと拭き取るかぎり、傷はつきそうにもなかった。

 拭きムラを心配する方もおいでだろうが、シルボン紙につけるアルコールは控えめに(人間も同じだね)という注意を守ればいいと思う。拭いた直後、多少ムラがあって見えるのは、液体を用いる以上あたりまえではないだろうか。

 ただし拭き取るにはやはり修行が必要だと思う。ぼくはへたくそだから、最初のうちは何度拭いてもゴミは取れず、その位置が変わるだけであった。

 つまりせっせとゴミを押して移動させるだけだったのだが、拭いては試しているうちに、やっとゴミは姿を消した。厳密にいえば完全には拭き取れていないのかもしれないが、実用上は問題ないのでOK。

 クリーニング後撮影した画像を等倍でチェックしても、ローパスフィルタが傷ついて影響を与えたとおぼしき形跡はまったくみられない。初体験の不器用な男が、連続して十ぺんほども拭いたのに no problem だったわけだ。

 この種の作業について述べる場合、いちいちあなたの自己責任だなどと断る必要はないだろう。そんなこと当たり前なのだから。

 デジタル一眼レフのゴミ問題は、たしかに困ったものだが、致命的なものとまではいえない、というのがぼくの結論である。(もちろん砂塵舞うなかでレンズ交換なんてしちゃいけないけれど、そんなことフィルム一眼レフでもしないと思う)

 またフィルムにもゴミ問題があることを忘れてはいけないと思う。こちらは撮影時というより、たいてい撮影後フィルム上に付着するもので、デジカメ以上にやっかいな場合もある。

 サービスサイズではわからないゴミも、大きく引き伸ばすほど目立つのは、結局フィルムもデジタルも同じ。モニター上で等倍にして画像チェックすることが多くなったから、ゴミゴミと問題になるのだろう。

 しょせんこの世ではゴミからは逃れられないのだから、プリントを見てもわからないほどの小さなゴミは無視したほうが気楽だと思う。

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October 09, 2006

Nikon Capture NX を試す

 Nikon の新しい Raw 現像ソフト Nikon Capture NX を入手したので、さっそく試してみた。

 もちろん慣れていないせいもあるのだが、これは評判どおりやや使いにくいソフトである。

 デザインはダサくとも直感的に操作できる Nikon Capture 4 とは正反対、つまり見た目は洗練されているけれど、マニュアルを熟読しなくては使えない-素人にはちょっと敷居の高いソフトではないか。

 マニュアルの冒頭に「シンプルでわかりやすいユーザーインターフェイス」と謳っているが、それは無理というもので、「あなたが使うのは十年早い」と書いてもらったほうがありがたい。

 だから使い方はまだよくわからないのだが、「革新的な U Point テクノロジー」にはたしかに感心させられた。

 これは画面の任意の位置にコントロールポイントを置いて、他の部分に影響を与えずに階調や色を調整できるというもの。つまり「選択範囲やレイヤーを利用することなく、画像を直接処理することが可能」になる。

061009capturenx1 論より証拠で、この例をごらんになれば、それがどんなものかおわかりになるだろう。

 左は Raw ファイルをそのまま jpeg ファイルに変換したもの。右はヤマブドウの赤い葉以外の部分を、コントロールポイントによる調整のみを用い、思い切って明るさを落としたもの。(Nikon D70 + Ai Micro 55mm F2.8S 使用)

 コントロールポイントは Raw ファイルでなくとも有効だから、コンパクトデジカメで撮影した jpeg 画像にも利用でき、これがなかなか役に立つのである。

061009capturenx2_1 この写真のような例はよく出くわす場面で、思いどおりに写らないため、くやしい思いをされた方も多いのではないだろうか。(これはあくまでも調整例なのだから、写真がヘタクソだと突っ込みを入れないように(笑))

 空や雲が飛び加減になる一方で、地面が実際よりも暗めに写る。

 地面を見た目どおりの明るさにしようとすれば、空を真っ白に飛ばさなくてはならない-つまりあちらを立てればこちらが立たず、両方うまく写そうとしても、そうは問屋が卸さない。

 オリジナル画像(上)は、コンパクトデジカメ(Nikon E7600 使用)の自動露出としては、まあまあの出来だと思う。しかしやはりヨシ原を明るめに、そしてできれば空をもう少し暗めにしたいところだ。

 そこでコントロールポイントを利用して、ざっと調整してみたのが下の画像。

 空は細部がいくぶん回復し、ヨシ原が実際の明るさに近づいたため、全体としてはかなり改善されたと思う。

 こういう調整が簡単に出来るのは一大特長。細かい部分の使い勝手がこれから改善されていくであろうことを祈りつつ、当分は Nikon Capture 4 と併用することにしたい。

 ただし……Nikon Capture 4 同様、たいへん重いソフトだから、メモリ 256 MB のノートパソコンで使おうなどと考えるのは無茶な話だ。

 なお最近発売された Nikon D80 で Raw ファイルを使おうとする方は、純正以外のソフトを別にすれば、Nikon Capture NX が必須。Nikon Capture 4 で調整可能な機種は D200 までだから注意が必要。

 バイナリエディタで exif 中の機種名データを強引に書き換えるという裏技もあるらしいが、そこまでするかという疑問あり。ただし Nikon には、せめて Nikon Capture 4  のユーザーには、もっと低い優待価格を設定していただきたかった。

 Capture NX に習熟するのはかなり時間がかかりそうだし、AiS レンズをラクに使いたいぼくは、最新の D80 ではなく、D200 を購入するつもり。あいにく勝ち組ではないから、預金通帳が淋しくなるけれど、どうせ人生の残りもわずかだから(笑)、まあいいや。

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November 13, 2005

D70 交換用バッテリー

 Nikon D70用の充電式バッテリー EN-EL3 の一部ロットに過熱の恐れがあるということで、先日新聞にリコール広告が掲載された。なんでも対象とされる約70万個のうち、4個に事故が発生したらしい。

 さっそくNikonのサイトで調べると、ぼくのバッテリーのロット番号も該当していた。これまでさんざん使ったのに一度も不具合はなかったから、特に問題はないようだが、せっかくだから電話連絡したところ、12日に交換用バッテリーが届いた。受け取るときに現在使用中のバッテリーと交換する。

battery びっくりしたのは、交換用バッテリーが新型の EN-EL3e であったこと。12月に発売予定の D200 に使われるバッテリーである。旧型のバッテリーは D200 には使えないが、新型のほうは D100・D70 (D70s)・D50 のいずれにも使用可能らしい。

 新バッテリーは大容量なので、ずいぶんトクをしたような気分にもなるが……バッテリーだけ新しいのもシャクにさわるから、D200 も欲しくなる。う~む、来年だな。

 このたびの Nikon の対応はすばらしいけれど、結果として D200 の販売促進キャンペーンにもなり、決して損はしないのではないか。

【追記】 添付文書には「交換用バッテリーにつきましては、良品確認済みの EN-EL3 または、EN-EL3a、ENEL3e をお届け致します。(中略)配送の関係で、EN-EL3、EN-EL3a、EN-EL3e の選択はご容赦いただきたく……」とあるから、どれが届くかはわからないらしい。しかしなんとなく新型が多いのではないかという気がする。

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April 06, 2005

熊さんストラップ

 ブログは簡単なので人気が高いというけれど、ぼくにはどうも概念がよくわからない。かえって複雑怪奇にみえるのである。

 しかしこの世界はなんでも試してみることにしているから、なにをするのか方針も定まらぬまま、まずは記事を書いてみよう。

test

 数年前、埼玉県のアナログ熊さんがお送りくださったカメラ用ストラップ。かなり古いものだが、実にいい。金具に刻まれた Nikon という書体が泣かせるのだ。

 最初は New FM2 に付けて愛用していたが、今は D70 用。こういうクラシックなストラップをデジタル一眼レフに使うところがイキなんだ、と悦に入っている。

 ……と、こんな具合でいいのかな? 画像も表示されるのだろうか。これでうまくいくのなら、従来のサイトから一部を移行してもいいのだが。

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