November 25, 2023

Daily Oregraph: 冬を告げる風

 本日の最高気温は 0.7度。晴れ。

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 西の風が恐ろしく冷たかった。港内はさかんに波立っている。たしかに気温は低いけれど、この強風さえなければ岸壁沿いを快適に歩けたはずである。

 歩けたはず……というからには仮定法過去完了(笑)、実際にはほんの数十メートルしか歩かずに車へ逃げ帰った。冗談じゃありませんよ。

 釧路市内ではまだ雪は降っていないが、冬は風に運ばれてきた。

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November 19, 2023

Daily Oregraph: 裏庭画報 またしても枝が……

 本日の最高気温は 13.0度。晴れ。

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 -おいおい、もう枝払いは終ったんじゃないのかい?

 -それがさ、思わぬ伏兵が潜んでいたのさ。背の高い雑草かと思って油断していたんだが、

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犯人はこいつ、ナナカマドといっしょに切ってもらったユスラウメだ。切り株からこんなにたくさん枝が出ているとは夢にも思わなかった。植物の生命力にはほとほと感服したよ。

 さて先日読み終えた『フランケンシュタイン』だが、ゆっくり読んでみると欠点がいろいろと目につく。主な原因のひとつは、『オトラント城』や『ヴァテック』とはちがって、舞台設定が現実的であることだと思う。小説だからもちろんウソでもいいわけだが、超自然を売り物にしていないだけに、もっともらしく話を進めるためには、それなりに説得力のある説明を重ねないと「あれ、なんだか変だなあ」という疑問が生じるわけだ。

 おもしろいのはフランケンシュタインよりも彼の造った怪物の方が、体力だけではなく知力においてもすぐれているように見えることである。おかしなところは少なくないけれど、けっして退屈なわけではないから、おひまならお読みになってはいかが。

 いま手にしているのは(なにを思ったか)D. H. ローレンスのエッセイ集である。パラパラめくってみたら、女はバカではなくて男に調子を合わせているのだが、男はバカである……てなことが書かれている。なんとなくタメになりそうな本のような気がする(笑)。

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November 09, 2023

Daily Oregraph: 裏庭画報 小松菜

 本日の最高気温は 12.6度。曇り。

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 来週から気温がぐっと低下しそうなので、しおれてしまう前に残りの小松菜を穫った。

 -なんだ、ずいぶん貧弱じゃないか。

 -ばかいえ、菜太きがゆえに貴からず、だ。なんでも大きければいいと思うようでは、君もまだまだだな。

 負け惜しみのようだが、ぼくはこのくらいのサイズのほうが好みなのである。さっそく晩飯のおかずとしてありがたく頂戴したことは申し上げるまでもない。

 天気がよければ小松菜をもう一回分、それに水菜もあと十日ほど生き延びてくれれば収穫できそうだが、それで今年の野菜はおしまい。さて来年はどうしようか……?

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October 15, 2023

Daily Oregraph: ナナカマドに思う

 本日の最高気温は 19.5度。晴れ。

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 南大通の街路樹はナナカマドが多い。ちょうど真っ赤な実が見ごろであった。

 ナナカマドは油断していると恐ろしく成長する。わが裏庭にあった木もぐんぐん伸びて枝先が二階の屋根を圧迫しはじめ、恐怖を感じるに至ったので、昨年業者に伐採していただいた。

 せめて実が甘ければいいのだが、顔がゆがむほど苦いときている。だからよほど広い土地をお持ちでないかぎり、この木を植えるのはおすすめしかねる。

 なんども申し上げたように、ナナカマドにかぎらず、うかつに木を植えてはいけない。いつの間にかに成長して、「まさか、冗談だろう!」と呆れるほどの大木になってしまうのだ。もちろん世の中万事金で解決できるけれど、ぼくは〇中〇蔵氏のようにあこぎなピンハネでもうけた大金を持ち合せていないから、たかが木を一本切り倒すのにかかる数万円の出費がひどく痛いのである。

 以前隣家に枝が侵入した立派なヤマモミジを泣く泣く(つまり木を惜しんで涙し、出費を悲しんで落涙したわけ)伐ったことがあるけれど、そのヤマモミジの種が発芽したらしく、去年地上に姿を現わした。今年はさらに成長したので、放置すれば恐ろしいことになりそうである。今ならまだノコギリで始末できるから、冬になったら伐るつもりだ。

 さらに何の木だろうか(ひょっとしたらナナカマド?)、今年になってヒョロリと出現したのが一本。最初はずいぶん大きな雑草だと思っていたのだが、先日さわってみたら、なんと明らかに木質なのであった。こいつもこの冬には始末せねばならぬ。

 笹や雑草と格闘し、木を相手に一戦交えるとは……ああ、一体おれはなにをしているのだろうか?

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September 07, 2023

Daily Oregraph: 裏庭画報 イヌタデ

 本日の最高気温は 25.5度。晴れ。

 ひさしぶりに湿度が低く、からっとして気持のいい日であった。それにしてもあっという間に九月七日、恐ろしいスピードで時間が飛んでいく。

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 イヌタデ(アカマンマ)。地味な花だけれど、素朴なところに味わいがある。

 クリスティの『青列車の謎』を読み終えた。実は25年以上前に一度読んでいるのだが、内容をほぼ100%忘れていたのには驚いた。ポアロの頭脳とはちがって、こちとらすでにボケが始まっているのかもしれない。

 さすがミステリの名手の作品だけあって一気に読ませるけれど、犯人の仕組んだ計画がそんなにトントン拍子に運ぶものだろうかという疑問は残る。しかしそこにケチをつけるとたいていの推理小説は成立しないのだから、アラ探しはやめて素直に楽しめば、この種の小説は時間つぶしとしては最高だと思う。

 次に取りかかったのはロバート・A・ハインライン(Robert A. Heinlein, 1907-88)の『レクイエム(Requiem)』 である。この人は大変有名なアメリカの SF作家なのだが、純文学派のみなさまはご存じないかもしれない。

 30年前に札幌丸善だったか東京の八重洲ブックセンターだったかで、背表紙だけ見て衝動買いしたこの本を読むときがついにやって来た。それにしてもタイトルがレクイエムとは(笑)。

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July 31, 2023

Daily Oregraph: さらば七月

 本日の最高気温は 24.3度。曇り時々雨。

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 しばらくつづいた暑さも今日は一休み。

 これで湿度も低ければいうことはないのだが……てなことをいうと、贅沢いうなとお叱りを頂戴するかも知れないね。

 ここ二三日はなにかと雑用も多く、パソコンの整備に案外手間取ったりして、さっぱり読書がはかどらなかった。『エリア随筆』などという面倒くさい本(面白いんだけど手間がかかってまことに読みにくい)を相手にしているからなおさらである。こいつを片づけたら、クリスティかなんかを寝転がって読み返そうと思う。夏だからアーサー・マッケンかラヴクラフトの南極怪談なんてのも悪くないか。

 七月ももう終りである。

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July 27, 2023

Daily Oregraph: 真夏のパソコントラブル その2

 本日の最高気温29.3度。晴れ。さすがに暑い。

 パソコンの復活はわずか二日天下であった。一昨日夕から昨日いっぱいは正常に動作していたのに、本日ふたたび起動しなくなったのである。ひとつだけ実行していなかったメモリの抜き差しも試してみたが、まったく効果はなかった。もはや白旗を掲げて降参するしかない。

 道は二つある。ひとつはノートパソコンに外部ディスプレイその他一式を接続する方法で、これはSSD内蔵だから、実際に試してみたら速度的にも十分であった。

 もうひとつはかつての主力マシンであった九年もののデスクトップの再活用である。CPU は一応 i5 だけれど、旧世代だからさほど高速ではない。おまけに SSD じゃないから、ひどく遅い。しかし買い換えて一からアプリを組み込むのはシャクだし、かつてはこいつで仕事していたのだから、我慢できないことはあるまい。

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 図体のでかいケースを(初めて)開けてみたら、ホコリだらけなのには愕然とした。写真はざっと掃除した後のものである。中は広々というよりがらんとして、CMOS 電池などは楽々交換できる。この電池は九年間放置していたものなので、ついでに交換しておいた。今までちゃんと起動していたのだから、ずいぶん長持ちするものである。

 Windows 更新のために時々起動してはいたが、本格的に使うのはひさしぶりである。やはり遅い! Windows 更新に要する時間が半端ではない。ノートパソコン+外部ディスプレイ方式のほうがはるかに高速だけれど、しばらくこのままでいく。

 ハードディスクを SSD に交換するという手もあるが、もう九歳になる機械だから、どこか不具合の発生する心配もある。結局買い換えというオチになるかもしれないね。パソコンとはまったく厄介な代物である。

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July 26, 2023

Daily Oregraph: 真夏のパソコントラブル

 本日の最高気温は 28.9度。晴れ。夏らしい一日であった。

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 ダイコンソウかオオダイコンソウのどちらか(申し訳ないけれど、面倒だから深く追求しないでおく)。どちらにしても地味な花である。

 さて昨日はほぼ一日パソコンに時間を費やした。実にばかばかしい話だが、結局解決したからよしとしよう。

 昨年の12月15日に CMOS 電池を交換したことはすでに書いた。その後順調に動作していたのだが、一ヶ月ほど前から不調になり、起動時に再起動を繰り返したり、起動後数分以内に勝手にシャットダウンしたりする症状が頻発した。

 いろいろチェックしたけれど、ハードウェアに特別の異常はなさそうだし、CPU 温度の異常上昇も見られず、放電もしてみたがまるで効果はなかった。そうかといえば一日中異常なく動くこともあるので首をひねっていた。

 ところが昨日はついに BIOS も表示されず、うんともすんともいわなくなったから、いよいよこいつも寿命かとあきらめかけたのであった。しかし新しいパソコンを買うのはなるべく避けたいものだ。

 ぼくはお金持ちではないが(いうまでもないか……)、パソコンの一台くらい買う蓄えはある。問題なのはまともに使えるようになるまでにかかる手間である。おまけにOSが新しくなれば重要なアプリが使えなくなる恐れもある。だから最新最速の新品パソコンと、多少古くて遅くともすぐに自分の仕事のできるパソコンとでは、ぼくは迷わず後者を選ぶ。

 そこでもう一度考え直して思いあたったのが CMOS 電池である。交換したときの記憶によれば、電池の表面が一部酸化して(?)曇っていた。まさか半年ほど前に交換した電池が消耗するはずはないし、ひょっとしたら電池のケース側の表面もまた一部酸化していたため、接触不良を起こしていたのではないか。

 この素人考えが当たっていたのかどうかは不明だが、もう一度電池を交換してみたところ……みごと復活した。何事もあきらめずに試してみるものだ。

 ただし再交換直後、Windows は問題なく起動したけれど、なぜか BIOS のマークが表示されなかった(古い電池を取り外してから交換するまで、しばらく放置しておくべきだったのかも知れない)。いきなり Windows 画面になるのである。何度かシャットダウンして再起動すると正常に戻り、無事 BIOS の日時設定をすることができた。

 今のところまったく異常なく動作しているので、当分はたぶん大丈夫だろうとは思うが……こんなことに時間を使いたくはないから頼むぜ、おい。

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July 03, 2023

Daily Oregraph: よみがえる枯木

 本日の最高気温は 21.1度。曇り一時晴れ。

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 なんだこのつまらん写真は? とお思いになるのも無理はない。しかし「つまらん」どころか、ぼくはこれを見てビックリしたのである。

 4月2日に掲載したこの木の写真を、どうかもう一度ごらんいただきたい。

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 ああ、いかなる魔法が働いたのだろうか。このみっともない枯木にふたたび葉が茂ろうとは、だれが予想しえただろうか。いかなる育毛剤にもこれほどの効果があろうとは思われない。

 まことに驚くべきは植物の持つたくましい生命力である。こちとら枯れる一方だというのに……

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June 24, 2023

Daily Oregraph: 裏庭画報 食えないサクランボ

 本日の最高気温は 17.9度。曇り。

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 エゾヤマザクラのサクランボ。もちろんまずくて食べられない。

 しかしサクランボというよりも、こいつを拡大すればリンゴになりそうに見える。どちらも同じバラ科だからだろうか。

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 やはりバラ科のエゾノシモツケソウ。

 さてここしばらく低調で、さっぱり読書がはかどらない。今週は野暮用が多かったせいもあって、すぐに気が散ってしまうのである。

 そこで思い切って明日まではサボることに決定した。マイナカードの総点検みたいな金と時間の浪費(必ず失敗すると断言しておこう)をするくらいなら、一度全部うっちゃって再スタートを切ったほうがよかろうという判断である。

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