August 20, 2019

Daily Oregraph: 小雨降る町

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 またしても雨。今年は天候不順といっていいと思う。その証拠に、野菜の出来が極端に悪い。十分に成長する前にしなびてしまったりするのである。

 今日は半袖だと寒くてやりきれないから、車に常備してあるウィンドブレイカーを着込んで、ちょっとだけ街を歩いた。写真のおばさまが長袖なのも無理はない。

 本日の最高気温は17.4度。しかし本州のあちこちではまだ30度以上らしい。ご同情申し上げる。

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August 19, 2019

Daily Oregraph: 定例散歩 8月18日

 昨日の定例散歩。

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 枕木が撤去されていた。まだシグナル(?)や踏切の遮断機が残っているから、線路のあったことは一目でわかるけれど、あと数年もしたら、ここはただの海岸沿いの道としか見えないだろう。

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 あちこちに積まれた線路の金具類。ぼくのお気に入り(笑)は、でかい鉄釘である。これらはスクラップとして処分されるのだろうか。

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 いっぺんに道が歩きやすくなったから、あっという間に知人の浜に到着。線路が姿を消しても浜はそのままのようだけれど、ここだって昔とはずいぶん景色が変っている。今では近所の漁師さんがたまに昆布を拾い集めるくらいで、もう昆布漁の漁船は使われていない。

 たかが数十年のうちにに景色は一変するというのに、一向に変らないのは人間のバカさ加減くらいなもんだ……というのが散歩の結論とは、おれも相変らずバカだなあ。

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August 14, 2019

Daily Oregraph: 不健康列島

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 昨日は通院の付添いになんと約六時間(!)を要し、ぐったり疲れてしまった。患者自身は疲労困憊して今朝はいつもの時間に起きられなかったし、ぼくも(ジジイだから)まだ疲れが十分抜けていなかった。

 病院が健康人の具合まで悪くするとは皮肉な話だが、公平に観察すると、お医者さんもまた相当疲れていることがわかる。ゆっくり昼食を味わうひまもなく患者をみつづけるのだから、かなりストレスがたまっているにちがいなく、まことにお気の毒である。なにもせずに付き添うだけで文句をいってはバチがあたりそうな気分になるのも無理はない。

 どうしてこんなにいるのだろうかと呆れるほどの病人で、待合室はあふれ返っている。患者はまな板の上の鯉だから、いくら待たされてもじっと辛抱するしかないけれど、付添い役はたまったものではない。しかたがないと頭でわかってはいても、だんだん腹が立ってくる(笑)。

 やっと検査や診察が終っても、(病院によっては)会計でまたたっぷり待たされる。一時間以上かかることさえある。癇癪が破裂しそうになる寸前で名前を呼ばれ、無事処方箋を受け取ったら、今度は薬局が控えている。

 最近配達サービスしてくれる薬局に切り替えてから楽になったけれど、それまでは薬局で一時間半待たされたこともある。この日ももし薬局で一時間待ったとすれば、合計七時間にもなったわけだ。

 七時間も病院と薬局で過ごすのだから、うんと具合が悪ければ、途中でバッタリ倒れても不思議はない。もしも院内で倒れたが最後、いつ帰れるかは神のみぞ知るだから、コンビニで買物をしたくらいふくらんだ袋一杯の薬をぶら下げて帰宅できた人は、身の幸運を天に感謝しなければならない。

 地方から通院する人々はもっと悲惨である。早朝家を出て診察をすませ、帰宅する頃には冬場なら外は真っ暗になっているはずだ。それでも一人で通院できるうちはまだいいとして、付添いが必要だったらどうするのだろうか?

 患者もくたびれ、医師も疲労し、付添い役の気力まで奪うというこの高齢不健康列島で、「人生百年型年金」などと抜かす、どこぞのバカ息子である二世政治家(だれかわかりますね(笑))を、ぼくはゆるさない。

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August 07, 2019

Daily Oregraph: サルスベリを見に

 先日あぼみさんがサルスベリは EGG にあると教えてくださったので、見物することにした。大阪まで行かなくとも実物を見られるのはありがたい。

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 これが EGG である。ここは一種の温室なのだが、ぼくはめったに入ることはない。

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 卵みたいなかたちだからエッグなんだろうと思いこんでいたけれど、よく見ると Ever Green Garden、つまり常緑園と卵をかけた洒落らしい。市民としてはお恥ずかしいが、はじめて知った。

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 あった、あった。なるほど、これは「ヒョロッとして」いる。大阪のサルスベリとはえらいちがいである。しかも花がまったく見えないのはどうしたことだろうか。

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 一回りしてみたら、花はあった。情けないことに、たったひとつだけ。おいおい、せっかく来たんだから、もっと花を咲かせろよ。

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 わざわざ出かけてきたのは、幹の滑りぐあいを確かめたかったからである。見てのとおり、木肌はたしかにすべすべだが、さわった感じではツルツルというほどでもない。エテ公ならスルスルと登ってしまうにちがいない。

 せっかくなので辞書を調べたところ、英語ではサルもスベリもせず crape-myrtle(クレイプ・マートル)という。クレイプというから、花がチリチリ、クシャクシャして見えるところに注目したのである。「中国産の低木で……イングランドの温室、また米国南部の庭園で栽培されている」(OED) とあるから、イギリスで EGG をみかけたら(笑)ぜひ見物されるようおすすめしたい。

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 河畔では観光客らしい方をちらほらみかけた。一眼レフをお持ちだが、まさかサルスベリを撮りに釧路までおいでになったわけではあるまい。この上天気でも本日は気温二十数度、どうか涼しさを満喫していただきたいと思う。

【8月9日 追記】あぼみさんが四年前に EGG でお撮りになったサルスベリの写真を送ってくださったので、どうかごらんいただきたい。

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 なるほどこれなら見ごたえがある。どうやらぼくは精進が悪かったらしい。あまりにもちがいすぎておもしろくないから(笑)、来年もう一度チャレンジしてみたいと思う。

 あぼみさん、どうもありがとうございます。

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August 03, 2019

Daily Oregraph: さらば臨鉄

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 半世紀以上つきあってきた臨港鉄道のレールがとうとう撤去された。少し先からはまだ枕木が眠ったままだけれど、それもいずれ撤去されるだろう。

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 レールが取り去られてから初めての定点撮影。

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 さらば3.8。

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 こうして鉄路の最期に立ち会えたのはなにかの縁なのかもかも知れない。次はぼくの番だな。

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 手向けに白いハマナスを…… 本日の最高気温は29.7度であった。

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August 01, 2019

Daily Oregraph: サルスベリ

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 仕事が昨日で一段落したので、ゆっくり本を読もうと思っていたら、デスクワークが一件舞いこんできた。なかなかうまくいかないものである。しかし今夜こいつを片づければ、明日はのんびりできる(はずだ)。

 さて花の名前を明記しろと苦情をいったら、大阪通信員が今度はサルスベリの写真を送ってくれた。本人は自信がないらしいけれど、このクシャクシャの花はサルスベリにちがいないと思う。串カツ一本、帳面につけておいてくれ(笑)。

 弘法も木から落ちる、いや、サルも木から落ちるほど幹が滑るからサルスベリというらしい。「ヒャクジッコウは漢名の百日紅に基ずく(ママ)、すなわち花期が長く百日にわたるの意味である」(牧野 新日本植物図鑑)。

 夏の季語であるが、北海道にはない。

   人厭ふこころ弱りや百日紅  野澤節子

 意味はわかりそうでよくわからないが(笑)、いい句だと思う。

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July 30, 2019

Daily Oregraph: 赤い花みつけた

 6月22日の「大阪の赤い花」という記事で、銀杏のてっぺんに咲く赤い花をご紹介したけれど、それは銀杏の花ではなく別の蔓性植物の花であることがわかった……そう大阪通信員から連絡があったので、当該記事の末尾に「追記」を加えておいた。

 -いやあ、すっかりだまされちまったよ。実に面目ない。

 まあ、人間だれしもかんちがいはするものだ。ウソで固めた某首相とちがって、正直に誤りを認めるんだからえらい。

 しかも、見よ。

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 -すまん、すまん。これが例の赤い花の正体だったよ。

 疑問を頭の片隅に置いて、いつか解決しようという気持があるのは、ボーッと生きていない証拠である。

 ……と、ここまではほめていいのだが、せっかく串カツの一本もおごってやるつもりだったのに、肝心の花の名を書いていないのは減点だな。

 このラッパ形の赤い花は、ぼくの調べたところではノウゼンカズラ。もしちがったら、遠慮なくご指摘いただきたい。通信員君の精神をみならって、ぼくも素直におわびしたいと思う。

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July 27, 2019

Daily Oregraph: 朝は朝霧夕べは……

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 本日の船上セキュリティ・チェックポイント。霧の深いことがなんとなくおわかりいただけるだろうか。

 今月はヒマなはずだったのに、月の後半から立て続けに仕事が入り、読書がさっぱりはかどらない。『悪霊』はやっと248ページ、おもしろくなってきたところなんだけど、ちょっと足踏みしている。

 『フランケンシュタイン』は出張先で本をどこかに置き忘れてしまい、インターネットからテキストをダウンロードしたのだが、さていかがあいなりまするやら。

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 さて「朝は朝霧」とくれば「夕べは夜霧」と対にするのが文学的常識である。少なくとも名曲「サーカスの唄」の歌詞はそうなっている。なに、ご存じないとな? それでは基礎教養に問題があるから(笑)、YouTube で検索してお聴きなさい。

 しかしいくら釧路が霧の町だといっても、毎度夜霧がかかるわけではない。ごらんのとおり、夕方には晴れ間が出たのである。明日は晴れの予報。実にありがたい。

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July 23, 2019

Daily Oregraph: ちょっとだけ北見

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 ひきつづき7月22日。ひさびさの北見駅である。ずいぶん変ったような印象を受けるのだが……

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2000年3月27日に撮影した写真と比較してみると、意外に変化していないようだ。

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 やはり釧路よりはかなり気温が高い。疲れていたこともあって、じっくり見物したわけではないけれど、この商店街はなかなか面白かった。

 アーチになにか書いてあるのだが、ひどく読みづらい。あとで写真を拡大して SUN ROAD GINZA だとわかった。実はこの商店街の存在は知っていたけれど、入口をのぞいてみただけだったから、今回は一通り歩いてみることにした。

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 すると、ビックリ。通りが縦横に走っており、短時間で全部見て回るのはとても無理である。シャッターの閉まっているお店もあちこちにあったけれど、かつての北見の繁栄ぶりがうかがわれる一大商店街といっていいだろう。釧路にもこれほどの規模の商店街はなかったし、昭和の文化遺産としても一見の価値があると思う。

 ごらんのとおり、東北の雁木に似て、雪が降っても平気で歩ける雪国仕様である。

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 おお、なつかしいなあ。こういう文房具屋さんはもはや絶滅危惧種であろう。

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 こちらの美容室は小津安二郎調(笑)。思わぬ拾いものをした気分である。ほかにも昔ながらの時計屋さんや、

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すでに冬の備えも万全な金物屋さんなど見どころが多く、くまなく見て回ることができれば、どんなに愉快だったろうか。時間はたっぷりあったのに、体力気力が足りなかったのは悔やまれる。

 ピアソン記念館という歴史的建造物の看板もみかけたのだが、900メートル先と知って断念。にわか北見びいきとしては、ぜひもう一度行かなくちゃいけないね。

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July 22, 2019

Daily Oregraph: オホーツク・ブルー

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 網走は一年ぶり。釧路はぐずついた天気だったが、小清水町に入ってからは空晴れ渡り、みごとなオホーツク・ブルーであった。

 この上天気に長距離ドライブとは優雅なものだとお思いかもしれないけれど、仕事ですよ、仕事。

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 Port of Abashiri. オホーツク海の向こうに見えるのは知床の山々である。あれは斜里岳だろうか?

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 本日の船上セキュリティチェックポイント。こいつはぼくの病気みたいなもので、必ず撮ることにしている。

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 そして本日のランチ。謎のヌードル(なにを使ったんだろうね?)とフライド・ミート。ごちそうさまでした。

 さてご飯の量にご注目いただきたい。たったこれだけで足りるんだから情けない。かつてのヤセの大食いの面影はすでにない。ああ、これが年を取るということなのだ。

 網走のホテルが満室だったため、北見のホテルでこれを書いている。朝が早くて疲れていたから、ほんの40分ほど町を散歩しただけ。ろくに写真を撮っていないけれど、ネタ不足の折から、明日は北見編でお茶を濁すつもりである。

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