January 13, 2011

Daily Oregraph: 2011-01-13 偶然芸術家

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 昨夜は雪(写真左 21:04撮影)。この調子だと朝は雪かき必至だから、ウィスキーをあおって早めに寝たのだが……

 一夜明けて06時33分(写真右)、雪は案外早く止んだらしく、雪かきの必要もないくらいであった。どうやら大吉大利平安福のご利益が残っていたものとみえる。ありがたや、ありがたや。

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 出社すると、おや、駐車場にほとんど雪がないではないか。たぶん強風に吹き払われたのだろう。

 アスファルトのヒビ割れに残った雪の模様が、なんとなく地上絵を思わせる出来であった。いわば偶然芸術といおうか、たまたまアートといおうか。あてずっぽうに accidental art で検索してみたら、ちゃんとヒットするからおもしろい。似たようなことを考える人は必ずいるものだ。

 さて意図せざる偶然のしわざに美を見いだすのは人間の勝手というものだ。なにもヒビ割れの雪にはかぎらず、花を見て美しいと思うのも、結局は同じ心の動きなのである。

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 そういえば、空に浮かぶ雲なども偶然のアートの材料だろう。ヒビ割れに雪がたまるのも、野に花が咲くのも、雲がぷかぷか浮かぶのも、別に人間に見せるつもりでそうしているわけではない。そいつを人間様が拾い上げてはじめてアートになるのである。

 この考えを拡張すれば、路地裏写真なども意図せざる美を追究する偶然芸術の仲間に入ると思う。つまりカメラをぶら下げて裏通りをうろつくおじさんは偶然芸術家というわけである。

 え~、うそ~! なんていっちゃいけない。美術展の会場に便器を据えてもっともらしいタイトルをつければモダンアートになるんだから、ぼくみたいな薄汚いおじさんが芸術家を名乗ったってちっともおかしくないのだ。

 問題があるとすれば、アートとして拾い上げたつもりなのに、便器以下のできばえになることだろう(すまない!)。結局ゲージツの道はきびしいのであった(笑)。

(Nikon D200 + Ai 35mm F2S & Canon IXY 30S)

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