さらば DSCH JOURNAL
DSCH というのは、ショスタコーヴィチの頭文字をドイツ語表記-Д (=D) Ш (=SCH) -したもので、知っている人は知っている、知らない人はまったく知らないという、一種の音楽オタク用語である。
DSCH JOURNAL にはおもしろいインタヴュー記事などが満載され、ぼくもたまに読んでいたのだが、だんだんタダで読める記事が減ってきたことには気づいていた。
ところがさきほどひさしぶりに覗いてみたら……なんとフリーで読める記事がまるでないのである。
Subscriber(購読者)がどうのと書いてあるから、このページを開いてみると、要するに読みたければ金を出して購読せよというのである。
ご冗談でしょう。だれが金を出すものか。
Dedicated to Dmitri Shostakovich.(ドミートリ・ショスタコーヴィチに捧ぐ)が聞いてあきれる。そもそも the non-profit DSCH Journal と謳っているのに、なぜ金なんぞ取ろうというのだ。
サイトの運営に要する費用などたかが知れていることはみなさんご承知のとおりである。
もちろん取材に費用がかかることはわかる。しかしよほど金に困っているのならともかく、「ショスタコーヴィチに捧げる」はずのアマチュアのサイトが金を取ろうとはなにごとか。ショスタコーヴィチの魅力を広めようという精神はどうしたのだ?
ぼくはかつてパソコン通信を知ったとき、多くの人々が手間暇かけた努力の成果をフリーウェアや無料データ公開によって広く世間に提供する姿勢に打たれ、新しい世界の到来を実感した。万事を金に換算して評価するいやらしい世の中に、すがすがしい新風が吹きこんだことをすなおに喜んだのである。
それなのに、またしても金か……
もちろんぼくだって金は欲しい。欲しいけれども、ケチなことをしてまで欲しいとは思わない。
よほどメールを書いて抗議しようかと思ったのだが、しんどい英作文は仕事だけで十分だからウンザリ(笑)。リンクを外すことにしたゆえんである。


























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