Daily Oregraph: 2024年10月駅裏再訪 (2)
今日はお約束したとおり、駅裏の現在をお目にかけたい。といっても、たいして時間をかけずに一回りしただけだから、見落としもたくさんあるにちがいない。大学の地理学研究会あたりの諸君なら組織的に調査してくれると思うけれど、こちとら脚力の衰えたおじさんなんだから、いいかげんなところはどうかご容赦願いたい。
まだ元気のあったころ、2015年11月16日にかなり詳細な記事を掲載しているので、それをお読みいただければ幸いである。
当時掲載した地図に大きく変化したところを下図に書き加えてみた。
ビジネスホテルグリーンは店じまいして釧路グリーンビルに変身していた。「樹氷」は姿を消している。
驚いたのはユー&ミーのあった一角で、そっくり空地になっていた。左側のビルはラスティングホテルである。
53号線の北側は廃屋と化した飲み屋がゴチャゴチャと並んでいたのだが、そのほとんどはすでに姿を消してしまい、これなどは貴重な遺跡といえるだろう。景色がすっきりしたのは町としては喜ばしいことだけれど、物好きにとって歩く楽しみが減ってしまったことは否定できない。
さて53号線の南側に戻って、まずは鉄北ショッピングセンターである。現在は看板に文字がないから、釧路のプロでなければわかるまいと思う。
豊満なる美女の看板が目を引いたテレホンクラブは店をたたんでいた。今どきとても商売にはなるまいから当然である。黒猫が門番をしていたから、この先へ行くのは遠慮しておいた。
「まゆみ」のあたりから大通り方向を見る。いちいち確かめてはいないけれど、少し店の数が減ったような気もする。
昭和といえば、こちらのスーパーもそうだ。実はこの日こちらで少し買い物をしたのだが、店内は一見の価値がある。なつかしさがジーンとこみあげてくるのだ。あのいまいましいセルフレジなどは当然ないところがうれしい。
実はこの冬の更新時期を機に免許を返納する決心をして先日車を売却したから、今後はバスに乗って釧路駅に来る機会が増える。ときどき駅裏を散歩して写真を撮るつもりだ。そうだ、歩かなくちゃいけない。
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