« February 2024 | Main | April 2024 »

March 30, 2024

Daily Oregraph: 裏庭画報 生きていたフクジュソウ

 本日の最高気温は 8.9度。晴れ。

240330_01
 去年より一週間ほど開花が遅れたけれど、フクジュソウは生きていた。あきらめかけていたから、まずはホッとした。

 さてワイルドの戯曲だが、A Woman of No Importance (邦題はふつう『つまらぬ女』)を一読して、ちょっと驚いた。もちろん大きな違いはいくつもあるけれど、『緋文字』を連想させるところがある。少なくともワイルドの頭の片隅に『緋文字』があったことはまちがいないとぼくは思う。両者を読み比べれば、なるほどと思う方もおいでになるのではないだろうか。

 「もっと詳しく説明しろよ」といわれればちょっと困るが、そんなことをするとネタばれにもなるし、なによりも面倒くさい(笑)。じじいになると、だんだん万事がおっくうになるのである。

| | Comments (0)

March 26, 2024

Daily Oregraph: 裏庭に花はなし

 本日の最高気温は 5.5度。晴れ。

 いっぺんに暖かくなった。車の中はポカポカである。

240326_01
 例年なら裏庭に咲いているはずのフクジュソウが見当たらない。去年草取りをしすぎたせいで姿を消したのかもしれない。ほんとうに加減がむずかしい。

 しかたがないからエゾヤマザクラのツボミをパチリ。こうして見ると老木であることがよくわかる。たぶん軽く力を加えただけで枝がポキリと折れてしまうだろう。しかし花を咲かせてくれるうちは切り倒してしまいたくはない。

 ホーソーンの『緋文字』を読み終え、お次はがらりと趣向を変えてオスカー・ワイルド(Oscar Wilde, 1854 - 1900)の戯曲集を選んだ。堅苦しいピューリタンの世界を離れて気分転換しようと思ったわけだが、『レディ・ウィンダミアの扇(Lady Windermere's Fan)』を読み始めたら、さっそく Puritan という単語が現れたのには笑った。

 ワイルドといえば頭脳明晰、才気煥発、機智縦横、ああいえばこういうの代表みたいな人物(ただしどこぞの軽薄な「論破王」などと比較してはいけない。大秀才のワイルドに失礼である)だから、言葉につまるということは絶対になかったはずである。芥川龍之介の『侏儒の言葉』などは明らかにワイルドの影響を受けているけれど、失礼ながら切れ味はワイルドのほうが一枚も二枚も上手だと思う。

 セリフを読んでいるとチクチクと挑発的なところがあるし、きらめく才気がちょっと鼻につくと感じる人がいてもおかしくはない。しかし『ウィンダミア』には人情味もあって、後味は決して悪くはないと僕は思った。

| | Comments (0)

March 15, 2024

Daily Oregraph: 今朝の春採湖畔

 本日の最高気温 2.5度。曇り。

 気温は確実に上昇しつつあるが、春採湖の氷はまだ融けていない。

240315_01
 しょうもない生存証明写真で申し訳ないけれど、現在絶不調なのだから、どうかゆるされよ。しかしこれを見てなつかしいとお思いになる方も、広い世間にはきっと一人や二人は……?

| | Comments (0)

March 06, 2024

Daily Oregraph: 捨てるに忍びず

 はや三月、机の中を整理しようと思い立って開けてみたら、

240306_01
ほとんどすべて捨ててしまったフロッピーだが、さすがに新品未開封のものをゴミ袋に入れるのはためらわれる。しかも5インチのほうには一枚おまけまで付いているしね。

 3.5インチ用のはなぜか外付けドライブを持っているから使えないことはないけれど、5インチのドライブはない。

 今さら無駄に見えるかもしれないが、いくら年はとっても「高耐久&高信頼」、なんといっても 100% certified & tested なんだから、裏金議員といっしょにされては迷惑である。じじいだからといって捨てるんじゃないぞ、そこの君。

| | Comments (2)

« February 2024 | Main | April 2024 »