Daily Oregraph: 雪の日のパソコンいじり
未明からの雪は明朝まで降り続くという予報である。
正午少し前に玄関のドアを開けると……ごらんの通り。放っておけば開けづらくなるから、とりあえずここだけ除雪した。かなり積もりそうだ。
明朝の雪かきを思えば気が重いから、こういう日は気分転換に(?)パソコンいじり。
まず故障した中古DELLに付いていたグラフィックボード(GEFORCE GTX 1050Ti)を、隣室に置いてあるマウスPC に移設することにした(この間購入した中古の HP マシンはコンパクトすぎて 1050Ti を移設するのは無理)。ぼくはゲームをしないのでグラボなど不要なのだが、せっかくあるものを眠らせておくのはもったいないし、マウスPC はメモリが 8 GB しかないので、グラボをつければ少しメモリに余裕ができるはずだ。
中古DELLからはすでに SSD をマウスPC に移設したのだが、グラボは面倒なので放置していたのである。面倒といってもスロットにはめるだけだから、作業自体は簡単なのだが、実際にやってみるとやはり一筋縄ではいかなかった。
電源を入れるとグラボのファンはちゃんと回るのでしめしめと思ったら……画面が表示されない。うんともすんともいわないのである。SSD は動いているので Windows は起動しているようだが、画面が真っ暗なままなのだから、ドライバーをインストールしようにもしようがない。
解決策をネットで探ろうとして自室に行って、YouTube であれこれ動画を見ると、グラボの取付けには問題ないようだ。しかしふつうは取り付け後電源を入れればすぐに画面が表示され、みなさんそれから専用のドライバーをインストールしているようだ。ではこの場合なぜ画面が表示されないのだろうか? グラボが認識されていないのかな?
首をかしげながら隣室へ戻ると……あら不思議、デスクトップ画面がいつも通りに表示されているではないか。つまり Windows 起動後しばらくすると、グラボが認識されてドライバーが自動的にインストールされたらしく、なかなか気が利くものだと感心した(追記2参照)。しかしかなり時間がかかったから、短気を起こしてあきらめた可能性も大である。
天気はよろしくないけれど、グラボが動作したのでまずはめでたし。
ついでにノートパソコンを開いてあれこれいじってみたら、ハードディスクや SSD の健康状態を表示してくれる CrystalDiskInfo という大変評判のよいフリーソフトに問題のあることを発見した。どうやらこのソフト、100%信用してはいけないようである。
すぐお気づきになると思うが、総読み込み量と書き込み量の数値が異常である。使用時間 374時間(体感的にこれは正しそう)で総読み込み量 171,379 GBなら、1時間あたり 458 GB(!) というべらぼうな数字になる。ふつうにパソコンを使っているかぎりとてもありえない、impossible である。
実はこのソフト、マウスPC の HDD(実際に異常だったので現在は SSD に交換済み)でも、異常を示していたのにいつの間にか正常に復帰し、その後再び異常を表示するなど挙動不審の点があり、いささか信頼性に疑問を抱いていた。非常に好評で広く使われているだけに、注意を促しておきたい。フリーソフトだから、もちろんあまり文句はいえないけれど……
ああ、雪は降りつづいている。
【追記】
上の画像の CrystalDiskInfo のバージョンは 8.12.0 だが、メインの PC では同ソフトのバージョンが 9.2.2 であることに気づいたので、念のためノートパソコンのほうもバージョンアップしてみた。すると、
驚きの結果である。もちろんバグ修正したにちがいないが、171,379 GB → 5,358 GB; 129,810 GB → 4,057 GB とは、あまりにもちがいすぎる。たぶん新バージョンの数字は正しいと思うけれど、はたして鵜呑みにしていいのやら?
もし 171,379 GB をうっかり信用していたら、まだ寿命はありそうだけれど早めに買い替えせねばと考える人がいてもおかしくはないと思う。 こういうことがあるから怖い。
【追記2】
よくよく考えてみると、中古DELL の SSD を直接マウスPC に移設したのだから、DELL に付属していたグラボのドライバーは SSD 内に残っていたはずだ。しかしそれならなぜすぐに画面が表示されなかったのかは謎である。どうもパソコンの世界はオカルトめいていて、素人にはさっぱりわからない。
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