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February 27, 2023

Daily Oregraph: イラチの散歩

 本日の最高気温は 0.1度。晴れのち曇りのち晴れ。

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 車の通れぬ裏通りはこんな具合である。日当りのいいところではグチャグチャの泥道になっているかと思えば、ツルツルに凍ったままのところも多いから、歩きにくいことは申し上げるまでもない。

 道がこんなだから散歩をしても距離を稼げない。けっして平坦ではない歩道を左右に少しずつ傾きながら歩くとイライラする。運動のためとはいいながら、ぼくは気が短いのでせいぜい三十分くらいがいいところだ。

 それでも外に出て空気を吸えば、春が確実に近づいていることを感じないわけにはいかない。こちらでは梅の花は咲かないので、春といっても灰色の青春みたいなものだが、まあいいさ、雪さえ消えてくれれば贅沢はいいませぬ。

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February 20, 2023

Daily Oregraph: ひさびさの雪かき

 本日の最高気温は 1.6度。雪のち晴れ。

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 -いやあ、降りましたねえ、親分。

 -うむ、降りやがった。まあ、一尺には一寸ばかり足りねえといったところか。

 -へへ、きれいに雪かきしてあるじゃありませんか。

 -ばかやろう、おめえが来ねえからひでえ目に会ったぜ。

 さよう、八公が駆けつけなかったばっかりに、親分は三時間ほど汗をかいたのでした。なにしろ若い連中も手不足でこのざまですから、ジジイに集団自決なんぞしている余裕はございません。スコップをふるって雪かきしなくちゃならないのです。

 -おい八、ちっと肩をもんでくれねえか。どうも体が痛くてたまらねえんだ。

 ほんと、それくらいしてくれたっていいと思いますよ。

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February 19, 2023

Daily Oregraph: アイス・ウオッチング―南埠頭

 本日の最高気温は 0.8度。曇り。

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 今日は文字どおり河岸を変えて、南埠頭にやって来た。太陽が出ないと景色は寒々しいし、体感温度はかなり低い。岸壁に張りついた厚い氷を見ると、いかにも地の果ての港という感じがする(こんな所に来てどうしようというんだ?)。

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 がらんとした港は細かい薄氷にびっしりと覆われている。いつもならこのへんには釣人がずらりと並んでいるのだが、水面がこれでは釣りようもないから、車は一台しか停まっていなかった。

 日なたぼっこもできないのに長居は無用なので、さっさと退散したことは申し上げるまでもない。

 予報では夜半から明日の午前中いっぱいは雪である。やれやれ。

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February 15, 2023

Daily Oregraph: 港町アイス・ウオッチング 2月15日

 本日の最高気温は -5.6度。晴れ。

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 三週間ぶりに来てみたら、風はなかったけれど空気はひどく冷たく、ふたたび厚めの氷が浮んでいた。水面が隙間なく氷に覆われていないのは、たぶん時々漁船が出入りするからだと思う。

 『ドンビー父子』を読了。あらすじについては省略するとして(ググってください(笑))、例によって奇人変人も多数登場するし、涙なくしては読めない場面も少なくないから、決して退屈しないことは保証できる。

 作中のディケンズ自身の発言から、ひとつだけご紹介しておきたい。われわれ人間の共通目的は、よりよい世界にすることだ(to make the world a better place)というのである。

 いまどきそんなセリフをいえる人はめったにいまいが、それを堂々と主張するところがいかにもディケンズらしい。末世にはびこる冷笑系新自由主義に対する毒消しとしても有効な小説ではあるまいかという気がする。ウソだとお思いなら読んでごらんなさい。

 次はコンラッド(Joseph Conrad)の『ロード・ジム(Lord Jim)』にしようと思っている。なんだかまた疲れそうだが……

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February 12, 2023

Daily Oregraph: ちょっとだけ雪

 本日の最高気温は 0.65度。曇りのち雪のち晴れ。

 幸い雪かきの必要はなかった。『ドンビー父子』をもう少しで読み終えるので、今回も写真は窓から撮影した手抜きである。

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 こうして景色を望遠で切り取ると、とんでもない山の中に住んでいるように見えるかも知れない。これは約200ミリ相当で撮ったのだが、50ミリ相当だと景色はまるで一変する。大本営発表と写真はうっかり信用できないという実例である。ご用心、ご用心。

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February 07, 2023

Daily Oregraph: 苦しまぎれに

 本日の最高気温は -0.5度。晴れ。

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 めずらしくマジメに読書をつづけているので、このところ散歩もごぶさたしている。意味を取りかねる箇所が少なくない実力不相応の作品、しかも大長編を読んでいると完全に受け身になってしまい、とても駄文を書こうなどという気力は湧いてこないものだ。

 しかし前回の記事からすでに一週間もたっているから、苦しまぎれに二階の窓から意味不明の生存証明写真を撮った心中をお察しいただきたい。

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February 01, 2023

Daily Oregraph: 本日の幣舞橋

 本日の最高気温は -1.4度。曇りのち晴れのち雪。

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 しょうもない生存証明写真だが、推定全国数百万人の釧路ファンのために撮影した本日の幣舞橋。ごらんのとおり正午には晴れていた。釧路川には薄い板状の氷が浮んでいる。

 このあと曇りはじめ、15時近くになって雪が降り出した。大雪ではなさそうだけれど、明朝の雪かきはもはや決定である。

 もう2月か。まるで早送りでもしているかのように時間が過ぎていく。わずか一分相当の仕事をする間に十分も経過しているようなものだ。

 それなら十分たっても老化は一分相当にとどまればいいのだが、そうは問屋が卸さない(笑)。人は必ず死ぬ(by 佛教大学)。そんなことを考えながら、明日の朝は黙々と雪かきでもするとしようか。

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