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May 13, 2022

Daily Oregraph: 本の重さに……

 本日の最高気温は11.8度。曇り時々雨。

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 これは一昨日近所で撮ったものだが、黄色い花はたぶんレンギョウだろう。

 先日日本文学の歴史(角川書店版)全12巻を読み終えたのだが、車で通りを流しながら商店の看板を眺めた程度にすぎないので、どこまで頭に入ったやら。最終巻は昭和43年発行だから、なんと半世紀以上も昔、高橋和巳の名前はちらりと登場するだけである。ほんとに time flies だ!

 読むべきなのに読んでいない本の多さに押しつぶされそうな気がする。日本文学に限っても、その重みでペチャンコにつぶされるんだから、さらに外国文学が加わればどうなるのか、考えるだけで恐ろしい。

 どうせ今からじゃ間に合わないし、気分転換するために P. G. ウッドハウスの『ウースター家の掟(The Code of the Woosters)』を読むことにした。ウッドハウスの小説では、以前『ピカデリ-・ジム(Piccadilly Jim)』というのを読み、腹を抱えて笑った記憶がある。しかしウッドハウスは口語・俗語を駆使しているから、案外手ごわいのである。辞書を引く手間がかかるので、笑うのも楽じゃない(笑)。

 これからどうするかは、ウースター家のあとで考えることにしたい。

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Comments

高橋和巳が最後のあたりとは…昭和43年発行ともなればそんなもんなんですね。高校の国語で副教材として使う「国語便覧」の近現代の作家紹介のページでも、いつの間にか高橋和巳の名前は消えてしまいました。以前はたしかにその名はあったのですがね、ここ10数年のことでしょうか…
ところで私は最近「読むべき本」はほとんど手元においていません。本棚で目につくのは必要に応じて「調べる本」です。辞典類、注釈書のたぐいです。
そんでもって、そんな「調べる本」を「読んで」います

Posted by: 三友亭主人 | May 14, 2022 07:36

>三友亭さん

 国語便覧から名前が消えたとなれば、なおのこと本棚から引っぱり出して読まねばなりませんね。こういうのがわが家の掟(笑)。

 一部を除き、最近ではほとんどパソコンにインストールした辞書を引いています。スイッチさえ入っていれば楽ちんできますので。

Posted by: 薄氷堂 | May 14, 2022 17:18

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