Daily Oregraph: 裏庭画報 エゾエンゴサクの咲く頃
本日の最高気温は15.1度。晴れ。
かつてはあちこちで歓声を上げながら駆け回っていた子どもたちを、最近町中ではあまり見かけなくなった。これでは国の活力が衰えるのも無理はない。もっともらしく少子化対策を唱えるんだったら、まずは非正規労働者を減らしたらどうだ。
まともな賃金を支払えば、多くの労働者が結婚もできれば子どもも増えるのだし、国民の教育程度も全体に向上する。ぼくがいったってバカにされるかもしれないけれど、18世紀にアダム・スミス先生がちゃんとそう書いているんだ。常識にかなったもっともなお説だと思うのだが、いくらネトウヨでもまさかアダム・スミスを左巻きとはいうまいね(いや、いうかも知れないから恐ろしい(笑))。
しかしこのあたりまえの理屈が、経済学者を自称する「新」自由主義者には通用しないらしい。だれのことをいっているのかおわかりになりますね。まったく21世紀にもなって困ったものだ。
めずらしくそんなことを考えて帰宅し、裏庭をのぞいてみると、おお、一面にエゾエンゴサクの花が咲いているではないか。ありがたい。子どもは減る、花も減るでは救いがないからなあ。
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