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February 22, 2022

Daily Oregraph: 雪降らぬ町

 本日の最高気温は1.1度。晴れ。

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 一昨日ひさしぶりに雪が降ったけれど、ほとんどミゾレに近く、たいして積らなかった。釧路は例年と比べても異常なほど少雪で、ふたたび大雪に見舞われた札幌とはえらいちがいだが、道路脇に寄せられた雪山はまだ大部分が残っている(我ながら汚い写真で申し訳ない)。

 問題は歩道で、まだ凍った雪の残っている箇所が多く、今日のように気温が上がると、そいつが融けかかってかえって滑りやすくなる。転んでケガをしてはつまらないから、いくら暖かくとも用事でもなければ出歩こうという気にはなれない。

 先日やっと『二都物語』を読み終えたので、気分転換のため、本棚に眠っていた日本文学の歴史全12巻を通読することにした。当然古代から始まるわけだが、古い日本語はわけがわからないからいやになる。

 そういえば、昔日本史に挑戦しようとして、少しも興味のないなんとか土器とやらがたくさん出てくるのに閉口して、たちまち挫折した覚えがある。しかし今度は最後のチャンスだから、簡単に放り出すわけにはいかない。しばらくは忍耐の日々が続きそうだ。

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February 18, 2022

Daily Oregraph: 裏庭画報 エゾシカ

 本日の最高気温は0.4度。晴れ。

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 隣家の裏庭に現われたエゾシカ。この写真から確認できるのは3頭だが、ご近所の方によれば、全部で7~8頭のグループだったらしく、わが家の玄関先をゆうゆうと通過したのだそうな。

 -そもいずれの鹿ぞ?

 -たぶんいつもは隣の町内に出没している連中だろうと思う。エゾシカなんぞめずらしくもないが、ここまで出張してきたのは初めてじゃないだろうか。

 -もっと近づいて全体を撮ればよかったのに。

 -ばかいえ、あの図体だぜ。ツノに引っかけられたら大怪我をするさ。

 よほど食い物に困っていたのだろう。枯草を食っているやつもいる。動物好きの方なら同情するかも知れないけれど、ぼくはまったくしない。いきなり道路脇から飛び出されて車にひどいダメージを受けた経験があるからだ。いくらスピードを控えていたって、側面の藪の陰から突撃されては避けようがないのである。

 -ハハハ、よほど恨みがあるとみえるね。

 -うん、焼肉にして食っちまいたいよ。

 動物愛護家のみなさまは、古来畑を荒らす鹿が農民の敵であったことをご存じだろうか? エゾシカ、食うべし。

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February 14, 2022

Daily Oregraph: 冬太り

 本日の最高気温は0.6度。晴れ。

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 冬の最中にどこでエサにありついたのか、まるまると肥えたカモメ。しばし見とれてしまった(笑)。

 昨日ひさしぶりに雪が降ったけれど、わずか数センチだからどうということはない。先日の札幌の大雪とは大ちがいである。雪かき不要なのは実にありがたい。

 このまま春を迎えたいところだが、そうはいかないだろうな……

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February 10, 2022

Daily Oregraph: 裏庭画報 冬の笹刈り

 本日の最高気温は-0.8度。晴れ。

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 夏の間は雑草にはばまれて手の届かない場所にあるササを刈った。これで全部ではないが、見た目はかなりスッキリした。

 ササがはびこりはじめたのは四五年前からだと記憶している。こいつは恐るべき繁殖力の持主だし、手で引っぱったってビクともしない。鎌で刈っても根が残るから、根絶するのはむずかしい。まったく困ったやつである。

 さてかなり読み進んだ『二都物語』だが、素人目にもいつもと筆致がちがうという印象を受けるのもあたりまえで、フランス革命という血なまぐさい事件を扱っているからなのであった。

 過酷な圧政が革命を招いたのは当然といえるが、革命後の混乱の最中には、革命派の手によって道理に合わぬ残虐行為が行われたこともまた事実である。こういう気の重くなるような事件が背景だから、まともな神経の持主ならとても気楽な文章を書くわけにはいくまいし、読み手もまたスラスラと読み流すことはできず、つっかえつっかえしながらページをめくることになるわけだ(実力不足といわれれば否定はできないが……)。

 ついでにどうでもいいことを一つだけ。

 例の悪名高いギロチンだが、本書の巻末注によれば、フランス革命期に新発明されたものではなく、すでに中世後期にはスコットランドで同様のものが使用されていた。だからこの装置の名前のもととなった(英語読みで)ギロチン博士(DrJ.I. Guillotin)は発明者ではなく、1789年に苦痛のない処刑具として使用することを提案し、それが1791年に採用されたのである。

 フランスで使用された最初のギロチンはドイツ人のシュミット(Schmidt)が製作し、1792年に政治犯ではなくある追い剥ぎ強盗の処刑に初めて使われた。なおギロチン博士自身がこの装置で処刑されたという俗説は作り話で、彼は76歳のときベッドで息を引き取った。

 なおルイ16世(Louis XVI)は1793年1月21日、マリー・アントワネット(Marie Antoinette)は同年10月18日にギロチンで処刑された。

 こういう陰惨な話題を取り上げるつもりはなかったのだが、昼間の笹刈りが多少影響しているのかも知れない。

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February 03, 2022

Daily Oregraph: 道内は大雪?

 本日の最高気温は0.9度。晴れ。

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 さて前回では「この1月は雪が少なくて助かる」という意味のことを書いたけれど、昨日の北海道新聞の見出しを読んでビックリ。

  道内1月、平年1・2倍の大雪 少雪地帯で記録的降雪

 半信半疑で記事を読むと、なるほど「苫小牧市は平年の2・5倍の105センチで観測史上最多を更新し、紋別市で平年の1・6倍の142センチに達するなど、例年は少雪の太平洋側とオホーツク海側で記録的な大雪に見舞われた」という。

 ところが道内各地における平年値との比較は図示されているのに、なぜか釧路市だけは無視されているのである。念のため当ブログの昨年1月の記事を確認してみたが、やはり今年ははるかに雪が少ない。

 なにも除雪に苦労する札幌にこだわる必要はないだろう。夏は涼しく冬は少雪、太平洋に面した重要港湾を擁する釧路こそ道庁所在地にふさわしい……理性的な人ならきっとそう考えるにちがいない(笑)。

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