Daily Oregraph: 寒冷化も忘れずに
本日の最高気温は0.9度。晴れのち雪。
今朝の最低気温は-14.4度だったのに日中は暖かかった。この気温差を見ただけで、北国のプロ(?)ならただちに風もなくおだやかな一日であったことを見破るだろう。
さて温暖化温暖化とにぎやかなことだが、百年二百年など地球の歴史からすればほんの一瞬、いつ寒冷化に転じないともかぎらない。気の狂った荒野の予言者みたいなことはいいたくないけれど、きらわれるのを覚悟で警告しておきたいと思う。
真冬の暖炉の火のありがたみをよく知るソロー先生も「北方からちっとばかり身を切るような風が吹けば、人類の命脈はいつでもたやすく断たれるだろう」と喝破している。寒さに身を置いた賢者の言、聞くべし。
そんな日がいつ来るかはむろん神ならぬ身の知るよしもないが、もしそうなったら、それまで目の敵にしていた二酸化炭素をどんどん放出しようなどといい出すつもりだろうか? まさか、とは思うが……
「脱炭素化」などという非科学的な標語は捨てて(科学者なら百もご承知のとおり脱炭素なんて絶対不可能なのだから、少なくとももっと正確に)、学者のみなさまには今のうちから寒冷化も視野に入れた対策を冷静に考えておいていただきたいと願っている。
Recent Comments