Daily Oregraph: 裏庭画報 キツリフネ
本日の最高気温は26.3度。晴れ。ちょっと暑かった。
裏庭のキツリフネ。見るべき花がほとんどない今の時期には貴重な存在である。奇妙なかたちをしたこの花は、英語で yellow balsam、学名は Impatiens Noli-tangere というらしい。
Impatiens とはツリフネソウ属を指すが、なんで impatient(せっかちな、いらちな)なのかというと、熟した莢(写真の花の真上に見えるのが莢)を軽く触っただけで勢いよくはじけるからだ。Noli-tangere は 'Don't touch' だから、なるほど学名というのはうまく付けられているものである。
……などと感心している場合ではなかった。ちょっと見ないうちに、雑草がふたたび猛威をふるっているではないか。
やむをえない。やりましたよ。負け戦は避けよ、というのが孫子の教えだけれど、まさか放っておくわけにもいかない。昼飯前に草取りをしてたっぷり汗をかいた。
もちろん敵は多勢、予想どおり負け戦である。
Comments
>敵は多勢…
うちなんか決して多勢と言えるほどの庭ではないんですが、負けっぱなしで…おまけに少々抜いたところで、雨が降って日が照るとあっという間に元通りになってしまうので…
勝負はもう少し涼しくなってからです。
Posted by: 三友亭主人 | August 29, 2021 14:37
>三友亭さん
いやあ、とうてい勝ち目はありませんよ。いっそ焼き払いたいくらいですが、そんなことをしたら消防から叱られますしねえ。
人間様がいくらいばっても、植物や昆虫(それにウィルスも?)には勝てないと思います。
Posted by: 薄氷堂 | August 29, 2021 21:45