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May 01, 2021

Daily Oregraph: 続・USBメモリ ファイルソート物語

210501_01
 本日の最高気温は 13.6度。風もおさまり、絶好の散歩日和なので相生坂を下りて少し歩いてきた。

 さて昨日の記事の続編である。

 TEAC CD-H750 の取扱説明書によれば、「●再生可能な最大フォルダ数:99 ●再生/録音可能な最大ファイル数:2000」となっており、1フォルダ当たりの最大ファイル数については記載されていない。

 marantz CD6007 ではどうかというと、再生可能なのは「フォルダの階層数 8階層(ルートフォルダ=ルートディレクトリを含む);フォルダ数 255;ファイル数 65025(USBメモリの容量に依存)」となっている。1フォルダ当たりの最大数についてはやはり記載されていない。

 これをお読みになって、あなたはどう判断されるだろうか?

 サブフォルダをいくつか作った場合、それぞれのファイル数を合計して最大許容範囲以内であれば、各フォルダ内のファイル数には特に制限はないと考えるのが自然だと思う。つまりすべてのファイルをルートディレクトリに保存した場合、USBメモリの容量が十分あれば、TEAC では 2,000 まで(marantz では 65,025 まで)ファイルは認識されるはずだとぼくは最初考えた。

 ところが TEAC を使用中、たしかファイル数が 500 を越して、正確には忘れたけれど 510 あたりで認識されなくなってしまった(ファイル名の長さなどによって、認識するファイル数には多少の増減があるかもしれない)。まあ500もあればふつうは十分だから、それ以来 USBメモリ1本あたり 500 ファイルまでを目安にしていた。

 marantz の場合はファイル制限がその約半分、250+αなのであった。つまり250を目安にして、残りのファイルを別フォルダに移さなくてはならないから、昨夜はその作業をしたのである。ファイルを削除・追加・移動すると、あらためて前回の記事で述べた (b)→(a) の手順を踏む必要があるから、結構時間がかかる。BGM にジャズを流していなければ癇癪を起こしていたかもしれない(笑)。

 TEAC にせよ marantz にせよ、問題なのはフォルダ内のファイル数制限があることではなく、取扱説明書にそれが明記されていないことだ。USBメモリ入力端子のある CDプレーヤーは他社製品にも存在するが、そのへんについてはきちんと説明されているのだろうか?

 オーディオ製品は「いい音が出さえすればいい」というわけではない。使用にあたってユーザーに誤解を与え、余計な手間をかけさせるようでは困る。万事厳密であるはずの優秀な理系技術者のみなさんが、駄文学部卒に苦情をいわれるようでは情けないではないか。

 同じフリーソフトによって処理した USBメモリを使って、認識されるファイル数がかたや約 500、かたや約 250 なのだから、ぼくの誤解ということはないと思うが、もしこの問題を回避する方法があればぜひお教え願いたいと思う。

 それにしても……音楽を快適に聴くためにパソコン操作が必要な時代になるとは!

【追記】

 強引に修理した(?)パイオニアの CDプレーヤー PD-01A(1996年製)は、その後何事もなかったかのように完全動作している。驚異的に優秀かつタフなメカニズムだと思う。

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