Daily Oregraph: 読書の秋
本日の相生坂。なんということもない景色だが、なつかしさを感じる元釧路市民もおいでだろう。
最高気温は13.8度だったが、上天気だからポカポカして散歩には最適。
ずいぶん人数が少ないけれど、先生と生徒だろうね。平日の南大通を徘徊しているおじさんは、君たちの目からはひどくヒマそうに見えるだろうが、実はあっという間に一日が過ぎてしまうのであります。
クリスティの中編集を読了したので、シャーロックホームズに取りかかることにした。今さらホームズかよ、とおっしゃるかも知れないが、なにしろこの探偵とは子どもの頃からのつきあいである。ジジイになったいま、短編全56編をまとめて読み直してみることにした。
最初は『ボヘミアの醜聞』である。意外だったのは、ホームズがベルを鳴らして合図すると、食事(コールドビーフとビール一杯というシンプルさ。いいねえ)を運んできたのがターナー夫人であったこと。あれ、ハドソン夫人ではなかったんだ?
この一冊本の短編集はA5判992頁という恐ろしく分厚い本で、25年ほど前、あまりの安さにつられて買ったものである。とにかく積ん読の本はできるだけ減らしたいと思っている。
かつては部屋にたくさん本を並べるのがえらいんだ、と単純に思いこんでいた時期もあったけれど、それは若気の至り、ヤボの骨頂だとようやく悟った。本なんてためこむものじゃない。辞書・参考書以外の本は次から次へと読んでは処分して、最終的には本棚ガラガラというのが理想だと思う。部屋はさっぱりして気持がいいし、引っ越しもラクチン、持主の死後には遺族も大いに助かるはずである(笑)。
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