« August 2020 | Main | October 2020 »

September 29, 2020

Daily Oregraph: 冴えない話

 本日の最高気温は19.3度。さわやかな一日だった。

200929_01
 水菜を収穫したついでに、重い腰を上げて草取りを敢行した。といっても到底取りつくせるものではないから、45リットルのビニール袋にひとつだけ。まあ気休め程度である。

 雑草だけではない。エゾヤマザクラの落葉が大量に地面を覆っていたので一緒に拾い集めたが、これもまた取り切れない。こういうときは人手が欲しいけれど、あいにく子分はいない(笑)。

 多いといえば、蚊が多いのには閉口した。毎年真夏よりも今の時期のほうが多いような気もする。やられたよ。三ヶ所も食われちまった。ボロボロである。

 さて税込み110円也の老眼鏡をかけて少しずつ本を読みはじめたけれど、活字はクリアには見えるのだが、まだ慣れないせいか、さっぱりはかどらない。ジジイになってから新しい環境に適応するのはしんどいものだ。

| | Comments (4)

September 25, 2020

Daily Oregraph: 頼りない目で植物観察

 本日の最高気温は16.3度。

 さてこれまでとは見え方がまるで正反対になったため、接近戦が苦手になったから、植物を撮るのはなかなかつらい。老眼鏡なしでは出たとこ勝負である。

200924_01
 これは昨日相生坂の東側で撮影した(たぶん)ツルウメモドキ。この場所にはなぜかこいつが多く、一部は手すりにツルがからみついている。

200925_01
 こちらは本日裏庭で撮ったイヌタデ(またはアカマンマ)。こいつは要するに雑草の仲間である。今年は八月以来いろいろあって草取りをさぼっていたから、畑はイヌタデをはじめとして雑草がはびこり、荒涼たる景色と化していた。近々一仕事せねばなるまい。

 来月下旬の診察までは百均の老眼鏡で間に合わせればよろしいというドクターの助言に従って、ダイソーへ行ってきた。さまざまな度数の老眼鏡がそろっているのは意外であった。しかもいずれも税込み110円(!)である。適当なのを二種類購入したが、案外使えそうだ。少なくともルーペメガネよりは大分マシである。

 しかしいくらぼくが見かけを気にしないとはいっても、値段相応、デザインのださいことといったらお話にならない。これでは色男が台なしだから、来月にはもうちょいまともなものを作ることになるだろう。

 ピントが合う範囲の狭い老眼鏡を使うという不便はあるけれど、以前のように濁って見えることがなくなったので、格段に活字は読みやすくなったと思う。しばらく動画を「見る人」になっていたが、ふたたび本を「読む人」に戻れそうだ。

| | Comments (0)

September 20, 2020

Daily Oregraph: 目の話

 本日の最高気温は21.9度。

140923_eyes
(2014年9月23日 天理参考館にて撮影)

 実はもう少しブログを休むつもりだったのだが、例のなんとかルーペの廉価版(590円也)が家にあったことを思い出し、試してみたら間に合わせの老眼鏡として使えることがわかったので、予定を変更した。

 17日に白内障の手術を受けてから今日までの経過を簡単に書いてみよう。なにぶんにも個人差の大きい話だから、鵜呑みにされては困るけれど、年を取ると多くの人がかかる病気なので、同年配のみなさまには多少参考になると思う。

 日帰りの手術はなんの痛みもなく、ごく短時間で終ってそのまま帰宅できる。なるほど直後から遠くはよく見えるが、何度も目薬をさしてから強烈な光の中で手術が行われるせいか、白いものは赤っぽく、全体に靄がかかったように見える。また(当然の結果なのだろうが)近くにはピントが合わずぼやけている。

 翌18日もほぼ一日中白が赤っぽく見えた。数メートル以遠はものの輪郭がクリアだけれど、目の前から大体1.5メートル以内はぼんやりしている。ディスプレイはアイコンの下の表示や普通サイズの文字はまったく判別不能だし、キーボードのキートップの刻印も同様である。しかし初日には読めなかった1.2メートル先の WHITE HORSE という大活字が読み取れるようになった(当面アルコールは禁止だから、飲んだわけではないぞ)。

 19日にはキートップのアルファベットがなんとなく見えはじめてきたが DELETE や ALT など細かいものはまったくダメ。アイコンの文字は不明瞭だがなんとなく見当がつくようになった。裏庭へ行ってみたら、隅々までシャープに見えるのには、玉下駄、駒下駄、日和下駄(笑)。もっと早く手術すべきだったのかも知れない。

 で、本日になると、ALT はなんとか識別可能だが DELETE はぼやけてほとんど読めない。一方アイコンの表示はかろうじて判別できるようになった。夕方にルーペメガネの存在を思い出してかけてみると、ディスプレイもキーボードもはっきり読めるので大いに助かった。しかし手術前にもらった手引きによると、手術後1~3ヶ月間は視力が安定しないらしいから、最終的な見え具合がわかるのはまだ先の話になるのだろう。

 この数日間、本も新聞も読めないのにどうやって時間をつぶしたかというと、YouTube で海外のドキュメンタリをずっと見つづけていた。なぜかパソコンの全画面だと、動画はほぼ普通に見えるのである。おかげでコンゴやシベリアの道路事情からマダガスカルやペルーの刑務所の実態、最新のオイルリグ、現代アメリカの恐るべき貧困まで、おおいに勉強になった。

 さて強度の近視の人間は、メガネを外した自分の素顔をまともに見たことがないという事実をあなたはご存じだろうか。本日それを初めて見てしまったのである。浴室の鏡に映ったおのれの顔は……ギョッとするものであった。(さすがに詳しくは書けないが)老化とともに磨きのかかった(笑)凶悪な人相といってもよろしい。知人がぼくの素顔をご覧になったらビックリすること請け合いである。

 安物ルーペは周辺歪みが目立ち、長時間の使用には適さないようだから、ブログはしばらくの間週一程度にしようと思う。

| | Comments (4)

September 16, 2020

Daily Oregraph: 焼きが回った話

 本日の最高気温は22.2度。過ごしやすい一日であった。

200916_01
 最初は人だと思った。しかしいつまでたってもジッと動かないので、よくよく見るとマネキンらしい。写真をトリミングして確認したら、やはりそうであった。

 -ちょっとビックリしたよ。真昼の怪談だね。

 -なあに、君の焼きが回っただけだろう。

 焼きが回ったかどうかはともかく、目が衰えたことは事実だから、明日は目を手術する予定。どんな結果になるかはわからないが、多少は改善されることを期待している。

| | Comments (2)

September 12, 2020

Daily Oregraph: 低調の秋

 本日の最高気温は18.5度。朝晩は肌寒くなってきた。

200911_01
 相変らず低調なので、昨日撮った写真を載せてお茶を濁しておく。それにしても釧路川河畔のこの建物、たしか毛綱毅曠さんのデザインだったと思うが、よくよく見ればエレウォン級のヘンな建物である。

 で、その『エレウォン』もやっと終りが見えてきた。わずか200頁ちょっとの小説なのだが、出だしと最後はともかく、途中延々と不思議な理屈につきあう必要があるから、低調なときに読むべき作品ではないような気がする。お次は気楽に読めるアガサ・クリスティあたりがいいかもしれない。

 なにを血迷ったのか、いよいよ Go to Tokyo が始まりそうだが、もちろん東京なんぞに行くつもりはない。行くべきと行くべからざるとを知る者は勝つ……と『孫子』にもあるとおりだ(信用しないように(笑))。

 スランプ脱出には旅行をして頭脳に刺激を与えるのが一番だけれど、残念ながら当分は見合わせたほうが賢明のようだ。

| | Comments (2)

September 09, 2020

Daily Oregraph: 裏庭画報 秋の植物観察

 本日の最高気温は23.9度。ひさしぶりに裏庭をのぞいてみたら、夏枯れの時期が終って、秋の花が咲いていた。某政党総裁選の顔ぶれを見るより、こちらのほうがはるかにマシだと思う。

200909_01
 ナナカマドの実はもう少ししたら真っ赤になるだろう。季節は確実に進行中である。

200909_02
 これはたぶんエゾノコンギク。すっきりした形のいい花である。「蝦夷の紺菊」ではなく、「蝦夷・野紺菊」。

200909_03
 ベニイタドリ。だれが名づけたか、メイゲツソウという優雅な別名は、どう考えても納得できない。痛みを取るからイタドリというのは俗説で、牧野先生も「はたして本当かどうか分らない」とお書きになっている。ぼくにいわせれば傍若無人のふるまいをする雑草にすぎないのだが……

200909_04
 キツリフネ。形からわかるようにホウセンカの親戚である。わが家では家の壁際というとんでもない場所に咲いており、写真を撮るのは一苦労であった。

| | Comments (0)

September 05, 2020

Daily Oregraph: 北大通ウォッチ

 本日の最高気温は23.1度。

 スランプが続いているので、まるでネタはないし、『エレウォン』は面倒くさい理屈ばかり並べているからさっぱりはかどっていない。なるほどなあ、という理詰めのおもしろさはあるけれど、社会科学系の教科書風なところもあって(笑)、気楽な読書の対象としてはおすすめしかねる。

 しかし生存証明写真を載せておく必要はあるから(?)、昨日北大通で撮ったしょうもない写真を載せておこう。

200902_01
 おや、いつの間にかこの一角は完全に姿を消してしまった。

200902_02
 かろうじて建物がひとつだけ残っているけれど、風前の灯である。

000812_44
 古い写真を探してみたけれど、同じアングルの写真がなかなかみつからないので、とりあえずこれを載せておく。2000年8月に撮影したもので、最初の写真の場所を矢印で示しておいた。まあ、20年も立てば景色が変るのは当然かもしれない。

 ひさしぶりに周辺を歩いてみたら、新規に開店した飲食店がいくつかあった。お店が消える一方でないのは幸いだが、せっかく開店しても新型コロナ禍のせいで、みなさん苦戦されているにちがいない。

 かく申すぼく自身、この半年間は一度も外食をしていないし、不景気に加担するようで申し訳ないけれど、当分するつもりもない。現在の情勢だと、ここ数年で景色はまた一変するかもしれないと思う。いくらなんでも世紀末にはまだ早すぎるのだが……

| | Comments (2)

« August 2020 | Main | October 2020 »