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August 31, 2020

Daily Oregraph: さらば八月

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 本日の最高気温は18.1度だから、京大阪の半分未満である。

 今日はひさびさに現場に出て、港の空気を吸ってきた。大勢の人々がキビキビと働く姿を見るのは気持がいいものだ。

 さて昨夜届いた大阪通信員のメールによると、蛇口をひねればぬるま湯が出てくるんだという。冷酒を注文したらぬる燗が出てくるような間抜けな話である。

 そんな暑さに加えて悪政とコロナ不況ではたまったものではないが、明日からは九月、本州のみなさまもあと一ヶ月辛抱すれば、少なくとも猛暑からは逃れられるだろう。涼しい土地に住む男がいうのもなんだが、どうかしぶとく生き延びていただきたいものだと願っている。

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August 29, 2020

Daily Oregraph: 怨敵退散?

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 もちろん今後を楽観するわけではないが、アベ辞任は一応朗報であったと思う。やっと祈祷の効果が現われたようだ(東寺でこの写真を撮ってからもう何年になるだろうか(笑))。

 彼が本当に病気なのか、それとも多くの人がいうように仮病なのかはわからないけれど、ウソばかりついてきたんだから疑われてもしかたがないだろう。

 史上稀に見る暗愚の宰相を散々持ち上げてきた恥知らずの幇間たちが、今度はだれに乗り換えるのか……ぼくの目下の興味はそこにある。

 なお本日の最高気温は28.1度。ちょっと蒸し暑かった。

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August 25, 2020

Daily Oregraph: 裏庭画報 秋の色

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 本日の最高気温は22.7度。

 何日かぶりに水菜を採りに来たら、相変らず雑草がはびこっていたけれど、植物の中には盛りを過ぎたものも目立ってきた。花はしおれ、葉は変色しはじめ、やっぱり秋だなあ。

 今月は低調をきわめ、どうも気力が湧いてこない。倦怠ウィルスにでも感染したのか、たとえば皿の料理を食べようとして「いや、やめておこう」と箸を引っこめるような案配で、なにをしても中途半端に終ってしまう。本を読んでも興が乗らない。

 こういうときは旅に出るといいのだが、今の時期そうもいかないから、なにか手を考えなくてはいけないね。

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August 21, 2020

Daily Oregraph: 絵に描いたきしめん

 本日の最高気温は19.9度だから、もう冬も近い(?)。

 さて架空の国『エレウォン(Erewhon)』では、なんと病気は犯罪である。病人は逮捕されて監獄に放りこまれ、病気なのに懲役刑に処せられる。

 どうにもひどい話だが、病気だけではなく、この国では不幸一般が犯罪とみなされ、たとえば金を盗んだほうではなく、盗まれたほうが法の裁きを受けるのである。自分に責任のない不幸が自己責任とされる一方で、犯罪者は一種の病人として保護され治療されるというのだから、この小説を読んでいると頭が混乱してくる。

 しかしよく考えてみるに、案外日本国の実情に近いところもあるように思われる。「え~、ウソ~」とおっしゃるかも知れないが、まあお聞きなさい。

 たとえば不運にも新型コロナに感染した人々はどんな扱いを受けるだろうか? 恐るべき差別、迫害が待っているではないか。コロナだけではない。ホームレスは人間扱いされていないし、難病患者や体の不自由な人々は、社会の邪魔者扱いされてはいないだろうか?

 コンビニからパンを盗むようなケチな窃盗犯は逮捕されるけれど、大胆不敵な税金泥棒たちは上級国民扱いされて検察も手を出さず……つまり重大犯罪者どもが国家に保護されているんだから、そのアベコベ度はエレウォン並みといってもおかしくないだろう。

 ぼくはまだ左足が本調子ではないから、足を引きずってヨタヨタ歩けば犯罪者とみなされ、逮捕される恐れがあるので(笑)、外食をして料理の写真を撮るなど思いもよらない。

 そのとんでもない写真が京都通信員から送られてきたので、生存証明写真として使わせてもらうことにした。

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 新京極のきしめん専門店(京都にそんなお店があるとは知らなかった)の、「冷たいきつねきしめん」だそうな。いくらうまいといわれたって、目で見るだけ。こちとらコロナ以来外食とはとんと縁がないから、いささかうらやましくもあるが、フラフラ街をうろついて感染せぬように願いたいものだ。病気に苦しむ上に迫害されて、ひどい目に会いかねませんぞ。

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August 16, 2020

Daily Oregraph: リハビリ散歩

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 まだ少し足は痛むのだが、この上天気にじっと部屋にこもっている手はないから、車で港町岸壁までやって来た。なんと本日の最高気温は21.1度である。

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 お隣の入舟岸壁には釣人が数人。日傘をさして散歩するおばさまの姿もあった。ゆっくり歩きながら、ひさしぶりに吸う港の空気が心地よかった。

 おかげさまでノンビリできたのはよかったけれど、どうもいやな予感がしてならない。ニッポン国政府はほとんど機能停止状態だし、来たるべき空前の大不況をどうするつもりなのだろうか。

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August 13, 2020

Daily Oregraph: クールジャパン

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 本日の最高気温は30.4度。今年初めて30度を越えた。

 やっと左足が楽になったのでひさびさに畑に行ってみたら、雑草がおそろしいことになっていた。なんじゃ、これは! という勢いなのだが、気を取り直して水菜を採り、雑草をむしって土を整えてから再び種をまいた。

 気温30度ともなると、さすがに汗がポタポタ滴り落ちてくる。草むしりを続けたら熱中症でバッタリ倒れる恐れがあるから、すぐに仕事を切り上げて家の中に逃げ帰った。

 幸い少し風があったから、窓を開け放った室内は快適そのもので、京都や奈良の盆地のような殺人的な暑さとは無縁である。昔の人があんな場所を都に選んだのは大まちがいであって、21世紀の理性的な日本人たるもの、酷暑の地にしがみつく愚かさを自覚し、クールな道東への遷都をすみやかに実行すべきであろう。

 ……てなことをいうと、ははあ、あいつ暑さにやられて頭がおかしくなったなとおっしゃる方もいようが、こっちはほんとに暑くないんだから、まずはご自分のおつむを疑ったほうがよろしかろう(笑)。

 なお本日の生存証明写真は、11日に撮影したムシトリナデシコ。このところほとんど写真を撮っていなかったが、足の痛みも薄れてきたから、そろそろ営業を再開したいと思う。

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August 08, 2020

Daily Oregraph: 裏庭画報 ナナカマドに秋の風

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 本日の最高気温は23.2度。ナナカマドの枝を揺らす風が心地よい。

 部屋の中にいても、窓を開ければエアコンより上等な風が入り、快適そのものである。立秋を過ぎたからあたりまえかもしれないけれど、これは秋の風だ。

 この北海道のさわやかな風を味わっていただきたいのは山々だが、いまは用事もないのに旅行すべき時期ではないと思う。ぼくもこのところ左足が痛んでろくに散歩もできないからどこか湯治にでも行きたいし、いずれ上方見物にも出かけたいところだが、ここは辛抱のしどころである。Go to 利権キャンペーンなどにつられてはなるまい。

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August 03, 2020

Daily Oregraph: 八月の怒り

 本日の最高気温は23.5度。エゾミゾハギの花がそろそろ咲きそろった頃だろうと予想して、先日から痛む左膝をものともせず相生坂を下っていると、すれちがったおばさまに「暑いですねえ」と声をかけられた。

 ぼくは一向に平気だったけれど、風がなくてちょっと蒸していたから、ふつうの釧路の住人にとっては十分暑いのである。このくらいでへこたれていては、たとえコロナが終熄していたとしても、Go to Tokyo は無理な話ですぞ……といいたかったが、おばさまの気分を害さぬよう、あいまいに肯定しておいたことはいうまでもない。

 さて問題のエゾミゾハギだが、ぼくは言葉を失った。予想的中して花は咲きそろっていたが、一本をのぞいてすべてへし折られていたのである。あわれ花穂は地面に落下して、無残な姿をさらしていた。

 せっかくぼくの植物アルバムに写真を追加しようと思っていたのに、この蛮行は赦せない。これは市内のどこにでも咲いているという植物ではないのだ。実際ぼくは初めて実物を目にしたのである。どこの馬鹿者の仕業かは知らぬが、おのれその分には捨て置かぬぞ……本日のタイトルがフォークナー風(?)になったのはこのためである。まったくとんでもないやつがいるものだ。

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 で、一本だけは無事残っていたのだが、ごらんのような有様。なんとミヤマニガウリのツルにからめとられて、90度ひん曲がっているではないか。しかしこちらは自然界の闘争だから、腹を立てるわけにはいかない。う~ん、とうなるばかりである。

 ああ、写真を撮るためにはもう一年待たねばならないのだ。

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