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July 12, 2020

Daily Oregraph: 裏庭画報 ギョウジャニンニクとエゾノシモツケソウ

200711_05
 昨日撮影したギョウジャニンニク。花が落ちた姿はちょっと異様である。先端の「ふくれた3部分」は「さく果」なのだが、善良なる市民にはわかりかねるから、広辞苑(第4版)のお世話になると、

 乾果の一。複子房の発達した果実で、熟すと縦裂して種子を散布する。

 熟すると中から種が出てくるらしいのだが、その頃には他の雑草に埋もれてしまうので、まずみつけられないだろう。そこで解剖してみると、

200711_06
まだみずみずしく、プーンと独特の匂いが立ちのぼってきた。なるほどやがて種になりそうである。もしその頃に見つけられたら記録するつもりだが、むずかしいだろうなあ。

200712_01
 さてこちらは本日撮ったエゾノシモツケソウ。開花したことはわかるけれど、花が細かすぎてどうなっているのかよくわからない。鯛のそぼろ(でんぶ)のようにも見えるのだが、少し接近すると、

200712_02
こんな具合である。ルーペを使ってまで観察する物好きなどめったにいないのに、ずいぶん手の込んだ細工をするものだ……と、たまには sense of wonder を味わうのもオツなものであります。

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Comments

行者ニンニクの種に
大儲けの予感がするのは
私だけでしょうか?

リンゴやブドウのように
今のうちに袋掛けして下さいませ。

Posted by: しょうちゃん | July 13, 2020 08:25

>しょうちゃんさん

 大儲けの予感がするのは、たぶんしょうちゃんさんだけだと思います(笑)。たしかギョウジャニンニクの栽培農家さんがすでにおられるはず……

 袋掛けというのは気づきませんでした。近日中にひとつだけでも試してみましょうか。

Posted by: 薄氷堂 | July 13, 2020 12:59

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