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June 01, 2020

Daily Oregraph: 知恵を借りる力を借りる

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 阿寒大神から連想したのが、知恵の神様久延彦さんである。この神社には、三友亭さんに案内していただいた。2014年9月23日のことだから、あっという間に6年近い歳月が過ぎ去ってしまったことになる。

 金が欲しくないとはいわない(例の十萬円、まだかよ(笑))。しかしもっと欲しいのが知恵である。これはじっと座ってまぶたを閉じていても万物を見通す力をいうのだから、いわゆる偏差値などの出る幕はない。

 わずかのお賽銭を投じて知恵を分けてもらおうなどというのは、いかにもさもしい行為のようだけれど、竹中平蔵の一億円と薄氷堂の五十円、いずれに価値があるかは久延彦さんにはお見通し、「しょうのないやつよ」とにっこりお笑いになって、ほんのちょっぴり知恵を授けてくださるにちがいない。

 はるか北海道から遙拝するので、どうかよろしくね。

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 さて同じ日に撮影した写真のうちにあったのがこれ、なんと東西南北中央逐鬼大将軍閣下である。東西南北プラス中央というのがすごい。まん中にでんと立って、四方ににらみをきかせている感じがする。

 ウィキペディアによれば、朝鮮半島の将軍標またはチャンスンと呼ばれるもので、村落の入口に魔除けとして置かれていたものだそうである。わが国にも輸入されたらしく、国内でも見られるという。どこの神社にも狛犬=高麗犬があるのに、どうしてチャンスンはもっと普及しなかったのだろうか。役立たずの政府より一万倍は効果のあるコロナ除けにもなりそうなのに。

 写真の将軍標は、大将軍のくせにちっとも強そうでないところに味がある。天理参考館蔵。この博物館も三友亭さんに連れて行っていただいたのだが、再訪の価値は十分にある。次回は弁当を持って行こうかしら(笑)。

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